笹井氏自殺:電話の向こうで小保方氏号泣

毎日新聞 2014年08月06日 06時45分

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長=神戸市中央区で2014年1月28日、川平愛撮影
理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長=神戸市中央区で2014年1月28日、川平愛撮影

 STAP細胞論文の著者の一人で、5日、自殺しているのが見つかった理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市中央区)の笹井芳樹副センター長(52)。

 理研の小保方晴子・研究ユニットリーダーの知人の研究者によると、5日午前に電話をかけたところ小保方氏は、言葉が出ないほど号泣した。笹井氏が自殺したことは既に連絡を受け、知っていたという。この知人は「かなり責任を感じているようだった。小保方氏の精神状態が心配だ」と話した。

 一方、理研の加賀屋悟広報室長は5日の記者会見で小保方氏がこの日も理研CDBに出勤したことを明らかにし、「所内で信頼できる職員2人がサポートについている。おそらく本人は大きな精神的ショックがあるので、必要に応じて臨床心理士などによるケアを考えたい」と述べた。

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