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認知症の身元不明者 ネットで一括閲覧可能に8月6日 6時24分
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認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になる人が年間1万人を超えるなか、厚生労働省は、施設などで保護されたあと身元が分からないままになっている人の特定を進めようと、自治体が公表している身元不明者の情報を一括して閲覧できるインターネットのサイトを新たに設けました。
認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして、去年警察に届け出られた人は、延べで1万322人に上り、自治体によって保護されたものの身元が分からないまま施設などで長期間暮らしているケースも相次いで明らかになっています。
保護された人の身元を特定するために必要な顔写真や当時の状況などの情報は、一部の自治体がインターネットのホームページなどで公開していますが、「個人情報を保護するため」として、公開をためらう自治体もあるのが現状で、行方を捜す家族などからは、情報を広く公開してほしいといった声が挙がっていました。
このため厚生労働省は、現在自治体ごとに公開している身元不明者の情報を一括して閲覧できるサイトを、厚生労働省のホームページに新たに設けました。
厚生労働省は、身元を特定する手がかりを得るなど本人や家族の利益になると考えられる場合には、積極的に情報を公開してほしいとして、全国の自治体に対し新たに設置したサイトへの参加を呼びかけています。
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