力丸祥子
2014年7月10日03時00分
5月に修学旅行で訪れた横浜市の中学生から「死に損ない」などと暴言を吐かれた長崎市の被爆者、森口貢さん(77)のもとに、全国から励ましの手紙が届いている。森口さんが9日、所属する「長崎の証言の会」の集まりで明らかにした。
森口さんは、暴言を吐くなどした生徒6人と、うち1人の保護者がそれぞれ書いた謝罪の手紙を、この中学校の校長が先月下旬に持参したことも明らかにした。生徒の手紙には「申し訳ありません」「反省しています」などと記されていた。
「負けないで語り部を続けてください」などとする励ましの手紙はこれまで30通ほど。東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市で語り部をする人や、沖縄県の予備校生、米国で暮らす日本人の大学院生らから届いたという。
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朝日新聞社会部
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