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トヨタ来年の生産 国内減でも「世界最高」更新へ8月6日 4時37分
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トヨタ自動車が消費税率引き上げの影響で落ち込んでいる国内販売の回復に時間がかかると見込んで、来年はことしと比べて12万台少ない国内生産の計画をまとめたことが明らかになりました。
一方、世界全体の生産台数は海外で現地生産を拡大するため過去最高を更新する見通しです。
トヨタが5日に主な部品メーカーに伝えた来年の生産計画によりますと、国内の生産台数はことしより12万台少ない318万台としています。
これは、消費税率引き上げの影響で落ち込んでいる国内販売が来年も低い水準が続き、回復に時間がかかると見込んでいるためです。一方、海外での生産台数は、中国や北米、ヨーロッパなど市場が伸びている地域で現地生産を拡大させることから、ことしを26万台上回る609万台としています。この結果、世界全体の生産台数はことしを14万台上回る927万台となり、過去最高を更新する見通しです。
ただ世界全体では、ことし上半期の販売台数で2位となったドイツの「フォルクスワーゲン」が、1位のトヨタグループに僅か3万台の差まで追い上げています。
トヨタが今後も世界トップを維持するには、国内外で新たな需要を掘り起こす有効な手段を打ち出せるかどうかが課題となります。
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