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ノンアルコール飲料「トクホに不適切」8月6日 4時09分
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国の消費者委員会は、特定保健用食品に認可するよう申請を受けた2種類のノンアルコール飲料について、「未成年が飲酒するきっかけになる可能性があり、必ずしも食生活の改善に寄与しない」などとして、不適切だという答申を消費者庁に行いました。
消費者委員会が特定保健用食品の認可申請に不適切という答申を行うのは異例です。
特定保健用食品は、認可の申請を受けた消費者庁が有効性や安全性、表示内容などについて国の消費者委員会などにはかり、その答申内容などをもとに認可の判断を行います。
今回、消費者委員会が不適切だと答申を行ったのは、サッポロビールと花王から認可の申請を受けていた合わせて2種類のノンアルコール飲料で、「未成年が飲酒するきっかけになる可能性が拭えず、必ずしも食生活の改善に寄与しない」ことなどを理由としてあげています。
これらの飲料について申請を行った2つの会社は、いずれも認可を受けることで「糖の吸収をおだやかにする」とか「脂肪を消費しやすくする」といった体への機能を表示することを求めていたということです。
消費者委員会によりますと、これまでに不適切と答申したのは、安全性に問題があるなどと判断した2つの食品だけで、特定保健用食品の認可申請を不適切とするのは異例だということです。
消費者委員会は「成分の有効性や安全性に問題はなかったが、特定保健用食品にノンアルコール飲料が適切なのか、社会的な見地から判断を行った」と話しています。
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