ITソフトウェア厚生年金基金から手紙がきた。
退職一時金があるから、どうするか選べ、とのこと。
選べって言われてもよく分からなかったので、調べてメモした。
ITソフトウェア厚生年金基金 is 何
http://www.softkikin.or.jp/
国が運用してる年金の一部を代行して、年金を運用しているところ。
国とは独立して積立した年金を、将来支給する。
転職して、ITS基金を脱退したので、年金用に貯めてたお金どうする?
っていうのが今回の趣旨みたい。
選択肢
一時金化する
そのままもらう。
20万以下の場合は、所得税の確定申告はいらない。
企業年金制度
企業が社員に対して年金を支給する仕組み。
退職金を一度にガッツリ支払うのは痛い会社側と
老後に定期的な収入が欲しい社員のニーズにマッチして、バブルの頃は流行った。
現在では運用が難しく、企業年金で会社が傾くと嘆かれるオワコン。
ちなみに弊社も制度がなかった。
企業年金連合会
http://www.pfa.or.jp/
厚生年金基金が設立した特殊法人。
運用利回りは年2.25%
メリット
65歳以降、死ぬまで受け取れる。
デメリット
65歳まで(基本的には)現金化できない。
65歳まで手を出せないし、年利2.25%ってあんまり魅力を感じない。
30年以上預けるより、自分で投資に回した方が良さそう。
個人型確定拠出年金
http://www.npfa.or.jp/401K/
国民年金基金連合会が運営する年金で運用する。
運用利回りは、年利3%程度。
メリット
掛け金に税金がかからないのが旨い。
投資する額も柔軟に増減でき、別の企業に転職しても運用を継続できる。
デメリット
60歳まで解約できない。
企業年金があるところに就職したら追加で積立できない。
その上、60歳まで口座維持手数料だけを払い続けるという制約もある。
企業年金がオワコンであることを考えると、デメリットが発生する状況は少ないかもしれない。
銀行の定期預金よりも利回り良いし、税金面が優遇されているので
資産運用の一角に組み込むのもありかもしれない。
結論
年金として預けると30年は取り出せないので、少し慎重に考えたい。
個人型も確定で3%の利率じゃないので、いますぐに入れる程の魅力じゃない。
なので、一時金を受け取って、別の投資に回そうかなと思った。
その他
調べてて思ったけど、すごく理解しづらかった。
名称とか説明の粒度が統一されてないからだと思う。
サービス名と同じ階層に、組織名があるのが一番気持ちわるい。
以下のようにしたらわかりやすくないだろうか?
退職一時金
名前の通り。
会社に企業年金制度がない場合
個人がお金を出して、企業年金連合会が運用する年金
個人がお金を出して、国民年金基金連合会が運用する年金
名前と中身が正確に合致しているか微妙だけど、だいぶ見通しがよくなったと思う。
今後、年金のパターンが増えても、ルールに従って名称を決めれるようにした方が
名前をどうするか会議とかやらなくていいし、効率がよいはず。
法改正に携わる人、リファクタリングの本を読めばいいのにな。
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