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【なぜ新卒は3年以内に辞める?】”将来への危機感”が生み出す若者たちの思考

  • 2014/07/25
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 景気が少し持ち直したとはいえ、就職が難しいこの時代。せっかく苦労して就職したにも関わらず、新卒就職者の3人に1人は3年以内に辞めてしまっているというのが現状です。ではなぜこんなにも多くの新卒が次々に辞めていくのでしょうか?

■最大の理由は”危機感”?!

 「会社の人と気が合わない」、「仕事が想像と違った」など若者たちが会社をあっという間に辞めてしまう理由は様々ですが、その根底にあるのは”将来への危機感”なのではないでしょうか?

 今から約30年前のバブル期は、誰もいない事務所に座っていただけで日当2万円というエピソードもあるほどの好景気。1991年にバブルが崩壊してから日本は不況に陥り、小さな景気の回復はあるものの現在に至るまで不況が続いています。また、度重なる年金支給額の減額など、平成生まれの若者たちは景気の良い時代を知らないのです。このような時代が若者たちの”将来への危機感”を生み出しているのではないでしょうか?

■ムダな時間を使いたくない若者たち

 将来への危機感が募った若者たちに生まれるのは「ムダな時間は使いたくない」という意識。気の合わない人々と働くことや、想像と異なる仕事をするのは現代の若者たちにとってムダな時間でしかないのかもしれません。3年以内に辞めてしまう若者たちは根気がないと言われています。しかし、ムダな時間を使いたくないがために早めに見切りをつけていると考えたら、ある意味効率的な選択なのかもしれませんね。


 現代の若者たちにとって3年以内に会社を辞めることは決してネガティブな理由ばかりではありません。辞めることを次のキャリアに向けてのステップアップと捉えている場合も多いのです。そう考えると、3年以内に会社を辞めることは一概に悪いことだとは決めつけられないのではないでしょうか。

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ITベンチャーが文系女子に人気!なぜ、彼女たちはインターネット企業を選ぶのか?

  • 2014/07/25
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 グリー、DeNA、サイバーエージェントといえば少し前に日本のトップの学生から就職先として人気が集まる「新御三家」として話題になったITベンチャー企業。インターネットという性質上、この動きは男性を中心に起きているものだと思われてきました。しかし今、ITベンチャーに入社する女子大生「IT女子」が増えています。さらに彼女たちはスマホやパソコンを使いこなすタイプではなく、ネットの知識のほとんどない文系女子だというから驚きです。

 では、なぜ今文系女子は進んでITベンチャーを希望するのでしょうか?

■なぜ今、ITベンチャーが文系女子に選ばれる?

 最大の理由は「バリバリ働きたい女子が増えている」ということです。マイナビウーマンの調査結果によると、結婚後・出産後も働き続けたい女性の割合は6割以上にも及んでいるそう。

 ITベンチャーといえば、インターネット大好き!な人間が集まるイメージがありますが、「IT女子」は年齢や性別に関わらず、自分が頑張れば頑張っただけ評価されやすい環境を求めてこうした会社を希望するよう。たとえITやネットの知識がなくとも、「もっとバリバリ働きたい」という一心でITベンチャーへの入社を希望する文系女子が増加しているのです。

■女性がバリバリと働ける環境は少ないのが現状...

 女性の社会進出が話題になって久しいですが、バリバリと働きたい女性の増加に反して、そういった環境はまだまだ少ないのが現状...。就職活動の段階で不利になることはあまりなくなってきたものの、入社後は男性同様という訳にはなかなか行きません。

 結婚や出産などで、働き続けることに対する一定のハードルが存在する女性にとって、出世や昇進といったことよりも、どのような仕事をやらせてもらえるかという事のほうが重要なのかもしれませんね。


 女性のキャリアアップや社会進出などが頻繁に話題になっていますが、本当に仕事の現場において男女が平等に扱われるにはまだ時間がかかりそうです。一方で、それでもバリバリ働きたい!と思っている女性はITベンチャーという環境を活用して、自分でキャリアを切り開こうとしています。その結果が、IT企業が文系女子に人気な秘密なのかもしれません。

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【日本一休みが多い会社「未来工業」】社員をいかに”やる気”にさせるかで会社は決まる

  • 2014/08/02
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 最近、残業代ゼロ法案が推進されたり、ブラック企業の増加など何かと日本の労働時間問題が叫ばれていますよね。そんな中、日本一休みが多く、従業員満足度も日本一という会社があります。それは「未来工業」という会社。この会社、従業員約800人全て正社員で、売上高は約250億円。未来工業では世間とは違うやり方で社員満足度を高め、業績を伸ばし続けているのです。

残業すると罰金まで!日本一休みが多い会社

 この会社の一番の特徴は何と言っても「日本一休みが多い」ということ。勤務時間は1日7時間15分、年間休日約140日、有給が最大40日もあります。また、年末年始は19日連休、ゴールデンウィークとお盆は10連休だそうです。しかも、残業もないばかりか、残業すると罰金まで発生してしまうのです。

 こんな凄まじく従業員に優しい労働条件なのに、業績を伸ばし続けられるのは一体なぜなのでしょうか?

「残業できない」という前提の下で働く

 未来工業のチームは常に競合メーカーと差別化できる商品を考えなくてはならず、頭を悩ませることもしばしば。そんな時、社長は「給料を上げるから遊んでいろ」と発破をかけるそうです。このことについて社長は以下のように言っています。

会社からこれだけたくさん休みをもらい、少ない出勤日の中で残業もできないとなると、ふつうは「これはやばいぞ」と怖くなるよ。怖くなるから、能率が上がるようにがんばるはず。

出典:【仕事】残業禁止で休みが日本一でも成果を出せる!未来工業が教えて ...
 普通の会社ではアイデアが出なければプレッシャーをかけられますよね。焦りが生まれ、余計に良いアイデアが出なくなってしまいます。すると、必然的に労働時間が長くなり、残業しますね。「残業するから大丈夫」と気が緩み、定時内での業務時間効率が下がるという負のスパイラルに陥ります。こんな状態良くないとわかっていてもついついやってしまいがちですね。でも、時間を上手く使うためには、「残業出来ない」という前提で働いた方がかえって効率が良いのかもしれません。

社員をいかに”やる気”にさせるかで会社は決まる

 長時間働けば働くほど成長できる、という思想が蔓延しているこの時代。残業禁止を掲げる未来工業社長のこの言葉は私たちに思わぬ気付きを与えてくれます。

働いて、食って、寝るだけの毎日だったら、動物と同じじゃないか。
やはり人間というのは、「生きていてよかったなあ」と思える事が幸せだと思う。社員にはそう感じてもらいたい。時間は自分の好きな事に使ってほしいし、「あっという間にすぎてしまう。人生の時間を大切にしなさいよ」と言いたい。

出典:【仕事】残業禁止で休みが日本一でも成果を出せる!未来工業が教えて ...
 日々の生活に何の疑問も持たず働いているとこんな事を考える時間の余裕もありませんよね。大切な時間を犠牲にしてまで残業する意味は本当にあるのでしょうか。残業している時間を友人や家族、恋人との大切な時間に費やせたらどんなに幸せなことでしょうか。休みが日本一多いのも、残業禁止も、”社員をいかに「やる気」にさせるかで会社が決まる”という社長の考えに基づいて考えられた、社員のやる気を高めるための施策なのです。


 扱っている商品がずば抜けてスゴイものではない。社員数が多いわけでもない。でも社員1人1人が常に考え、工夫し続けている。そのために、会社が社員のやる気を作り出す。それこそ未来工業の業績を伸ばし続けている秘訣なのだと思います。

 とはいえ、このように会社が社員のやる気を引き出してくれる会社は少ないですよね。でも、自分で自分のやる気を作り出すことなら出来るはずです。限りある人生の貴重な時間、あなたは残業に使いますか?それとも大切な人との時間に使いますか?未来工業の社長の考えを参考に、時間の使い方を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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