2013-11-05 夕刊フジ、又もレイシスト団体「なでしこアクション」推し

毎夕毎夕駅売店で韓国・中国に対する敵意を煽る夕刊フジ(=ZAKZAK)。羊頭狗肉と評したのは東京新聞特報部でしたが*1、「元在特幹副会長・桜ゆみこ」こと「なでしこアクション代表・山本優美子」氏を 「40代の主婦」などと普通である事を強調して持ち上げているのですから羊頭狗肉を通り越して犯罪的ですらあります。過去において夕刊フジが「なでしこ」を取り上げた記事はこちら。
タイトルだけで既にこっちの胃が痛くなっていますが、敢えて今日の記事を全文紹介。
■慰安婦問題で河野洋平氏に公開質問状「ずさんな調査内容を知っていたのか」(5日付夕刊フジ=ZAKZAK)
日本と日本人の名誉を汚している慰安婦問題で、ついに母親たちが立ち上がった。問題を悪化させた1993年の「河野談話」を、ずさんな調査のまま、閣議決定もなく発表しながら、表に出てこない河野洋平元官房長官に対し、公開質問状を送ったのだ。質問の中には「国会や記者会見で国民に説明する意思があるか」「河野談話の撤廃に賛同するか」「国賊という批判をどう思うか」など、痛烈な言葉が並んでいる。
決起したのは、正しい歴史を次世代につなぐネットワーク「なでしこアクション」(山本優美子代表)。4日午後、配達・内容証明付きの電子郵便で、河野氏に公開質問状を送った。米国で活動する「日本人の子どもを守る母の会」(豊田育代代表)の抗議文も添付した。
2団体とも、韓国系団体が米国内で慰安婦の像や碑を設置していることに、現地自治体に具体的論拠を示して「歴史を捏造しないで」「平和な地域コミュニティーを壊さないで」といった抗議・要請文を送っている、普通の母親らの集まりだ。
河野氏に公開質問状を送るきっかけとなったのは、産経新聞が10月16日にスクープした「元慰安婦報告書 ずさん調査」の記事。慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」の根拠である元慰安婦16人への聞き取り調査が、氏名や生年月日が不正確なうえ、証言の間違い・食い違いが目立つなど、信憑性が極めて疑わしいことが発覚したのだ。
そもそも、第2次世界大戦当時、公娼制度は合法。慰安婦は世界各国にいた戦時売春婦で、当時の日本兵の数十倍もの高給を得ていた。日本軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっていない。
なでしこアクションの山本代表は「韓国は、慰安婦について『日本軍によって拉致された性奴隷』などと、世界中で日本を批判しています。このいわれなき誹謗中傷の根拠は、河野氏が1993年8月に出した『河野談話』であり、その根底が崩れた。あの記事は、日本や日本人の名誉回復のためにも、重大なニュースです」という。
当時、事務方トップだった石原信雄元官房副長官も「証言者の人選は韓国側が行った」「信頼関係でやったが、その信頼が崩れるとなると何をか言わんやだ」「日本側の善意が裏切られたことになる。それに基づいて世界中で強制的に慰安婦にされたということが事実として広まっていくとなると、心外だ」「役人としては時の政権の方針に従うしかなかった…」などと、産経新聞のインタビューに答えている。
ところが、河野氏は同紙の取材申し込みを拒否し、沈黙している。
なでしこ−のメンバーらは「米国では、子供たちにイジメなどの実害が出ているのに…」「河野氏は本当に政治家なのか。取材を拒否するなんて男らしくない」「母親として黙っていられない」と憤慨し、公開質問状を送ることを決めた。
この動きに、米国内で活動している「日本人の子どもを守る母の会」も賛同。添付した抗議文では「米国人から『レイピスト(強姦魔)』呼ばわりされている」「外で日本語で話しかけるのを、子供の安全を考え躊躇する人もいます」などと実害を記し、「何故これほど屈辱的な悲しい思いをしなければならないのか」「海外の日本人が大打撃を受けている現状を直視してください」と、河野氏への怒りをあらわにしている。
注目の公開質問状は、河野氏に対し、「談話を発表した官房長官として大きな説明責任がある」「衆院議長を務め、桐花大綬章も受章された貴方様の誠意ある回答をいただきたい」として、別表のような厳しい質問を連ねている。12月4日までの回答を求めている。
慰安婦問題については、日本維新の会が、河野談話を検証するプロジェクトチーム(PT)を近く発足させるなど、日本国内に見直しの機運が高まりつつあるが、日本政府の動きは鈍い。
この問題を徹底取材しているジャーナリストの大高未貴氏は「長い間、『慰安婦=女性の人権問題』と言いくるめられてきたが、実はそうではない。こうした、『歴史の捏造』『論点のすり替え』が、日本の子供たちの人権を傷つけていることに、多くの日本の母親たちが気付いて、覚醒している。いい加減、日本政府も動いてほしい」と語っている。
■河野談話 1993年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。慰安婦の募集に関し、強制連行の存在を示す政府資料が国内外で一切見つかっていないにもかかわらず、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。閣議決定はされていない。
■河野洋平氏の地元・神奈川県小田原の事務所は5日朝、「まだ、公開質問状が届いていない。届き次第、対応を検討したい」と話している。
ここでも「普通の母親」と、右翼・レイシストじゃないおという事を強調しつつ得意げな文章が垂れ流されてますが、残念でした。既にはてな方面より産経のインチキぶりが論破されております。
■2013年10月の話題(4日付誰かの妄想・はてな版)
産経新聞は「産経新聞は15日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手した。証言の事実関係はあいまいで別の機会での発言との食い違いも目立つほか、氏名や生年すら不正確な例もあり、歴史資料としては通用しない内容だった。」*2と息巻きましたが、「調査の結果については、特定の個人を識別することができる情報を記録している。また非公開を前提として聞き取りを行った。そういう観点から考えて、その内容について公表するのは難しい」という菅長官発言は、産経の入手した「聞き取り調査報告書」の信憑性を事実上否定したに近いと言えます。
仮に産経新聞が入手したのが真性の聞き取り調査報告書であるなら、産経新聞は「特定の個人を識別することができる情報」が記録された公文書を不正に入手したということになるでしょう。正式ではない関係者の個人的な資料断片であるなら、そもそも不完全なものであり「歴史資料としては通用しない内容だった。」という産経の評価が誤っていたことになります。
産経の自称“スクープ”は、時期的には朝日の1990年代の政府調査における意図的な怠慢行為報道を打ち消す役割を果したと言えますが、これが産経などの意図的な妨害だったかどうかはわかりません。このまま今後“韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書”についての研究が出てこなければ、産経の飛ばしだったと判断していいでしょうが。
それにしてもガセ臭い情報を元にして「いい加減、日本政府も動いてほしい」などと煽るのですから、ユダヤ人に対する憎悪を煽った悪名高いナチスのタブロイド紙「突撃者」か、ツチ族に対する殺意を煽ったルワンダのラジオと同等に夕刊フジを並べるべきであります。
毎夕毎夕駅売店で韓国・中国に対する敵意を煽る夕刊フジ(=ZAKZAK)。羊頭狗肉と評したのは東京新聞特報部でしたが*2、「元在特幹副会長・桜ゆみこ」こと「なでしこアクション代表・山本優美子」氏を 「40代の主婦」などと普通である事を強調して持ち上げているのですから羊頭狗肉を通り越して犯罪的ですらあります。過去において夕刊フジが「なでしこ」を取り上げた記事はこちら。
タイトルだけで既にこっちの胃が痛くなっていますが、敢えて今日の記事を全文紹介。
■慰安婦問題で河野洋平氏に公開質問状「ずさんな調査内容を知っていたのか」(5日付夕刊フジ=ZAKZAK)
日本と日本人の名誉を汚している慰安婦問題で、ついに母親たちが立ち上がった。問題を悪化させた1993年の「河野談話」を、ずさんな調査のまま、閣議決定もなく発表しながら、表に出てこない河野洋平元官房長官に対し、公開質問状を送ったのだ。質問の中には「国会や記者会見で国民に説明する意思があるか」「河野談話の撤廃に賛同するか」「国賊という批判をどう思うか」など、痛烈な言葉が並んでいる。
決起したのは、正しい歴史を次世代につなぐネットワーク「なでしこアクション」(山本優美子代表)。4日午後、配達・内容証明付きの電子郵便で、河野氏に公開質問状を送った。米国で活動する「日本人の子どもを守る母の会」(豊田育代代表)の抗議文も添付した。
2団体とも、韓国系団体が米国内で慰安婦の像や碑を設置していることに、現地自治体に具体的論拠を示して「歴史を捏造しないで」「平和な地域コミュニティーを壊さないで」といった抗議・要請文を送っている、普通の母親らの集まりだ。
河野氏に公開質問状を送るきっかけとなったのは、産経新聞が10月16日にスクープした「元慰安婦報告書 ずさん調査」の記事。慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」の根拠である元慰安婦16人への聞き取り調査が、氏名や生年月日が不正確なうえ、証言の間違い・食い違いが目立つなど、信憑性が極めて疑わしいことが発覚したのだ。
そもそも、第2次世界大戦当時、公娼制度は合法。慰安婦は世界各国にいた戦時売春婦で、当時の日本兵の数十倍もの高給を得ていた。日本軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっていない。
なでしこアクションの山本代表は「韓国は、慰安婦について『日本軍によって拉致された性奴隷』などと、世界中で日本を批判しています。このいわれなき誹謗中傷の根拠は、河野氏が1993年8月に出した『河野談話』であり、その根底が崩れた。あの記事は、日本や日本人の名誉回復のためにも、重大なニュースです」という。
当時、事務方トップだった石原信雄元官房副長官も「証言者の人選は韓国側が行った」「信頼関係でやったが、その信頼が崩れるとなると何をか言わんやだ」「日本側の善意が裏切られたことになる。それに基づいて世界中で強制的に慰安婦にされたということが事実として広まっていくとなると、心外だ」「役人としては時の政権の方針に従うしかなかった…」などと、産経新聞のインタビューに答えている。
ところが、河野氏は同紙の取材申し込みを拒否し、沈黙している。
なでしこ−のメンバーらは「米国では、子供たちにイジメなどの実害が出ているのに…」「河野氏は本当に政治家なのか。取材を拒否するなんて男らしくない」「母親として黙っていられない」と憤慨し、公開質問状を送ることを決めた。
この動きに、米国内で活動している「日本人の子どもを守る母の会」も賛同。添付した抗議文では「米国人から『レイピスト(強姦魔)』呼ばわりされている」「外で日本語で話しかけるのを、子供の安全を考え躊躇する人もいます」などと実害を記し、「何故これほど屈辱的な悲しい思いをしなければならないのか」「海外の日本人が大打撃を受けている現状を直視してください」と、河野氏への怒りをあらわにしている。
注目の公開質問状は、河野氏に対し、「談話を発表した官房長官として大きな説明責任がある」「衆院議長を務め、桐花大綬章も受章された貴方様の誠意ある回答をいただきたい」として、別表のような厳しい質問を連ねている。12月4日までの回答を求めている。
慰安婦問題については、日本維新の会が、河野談話を検証するプロジェクトチーム(PT)を近く発足させるなど、日本国内に見直しの機運が高まりつつあるが、日本政府の動きは鈍い。
この問題を徹底取材しているジャーナリストの大高未貴氏は「長い間、『慰安婦=女性の人権問題』と言いくるめられてきたが、実はそうではない。こうした、『歴史の捏造』『論点のすり替え』が、日本の子供たちの人権を傷つけていることに、多くの日本の母親たちが気付いて、覚醒している。いい加減、日本政府も動いてほしい」と語っている。
■河野談話 1993年8月、宮沢喜一内閣の河野洋平官房長官が元慰安婦に心からのおわびと反省の気持ちを表明した談話。慰安婦の募集に関し、強制連行の存在を示す政府資料が国内外で一切見つかっていないにもかかわらず、「官憲等が直接これに加担したこともあった」「募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた」などと強制性を認定した。閣議決定はされていない。
■河野洋平氏の地元・神奈川県小田原の事務所は5日朝、「まだ、公開質問状が届いていない。届き次第、対応を検討したい」と話している。
ここでも「普通の母親」と、右翼・レイシストじゃないおという事を強調しつつ得意げな文章が垂れ流されてますが、残念でした。既にはてな方面より産経のインチキぶりが論破されております。
■2013年10月の話題(4日付誰かの妄想・はてな版)
産経新聞は「産経新聞は15日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手した。証言の事実関係はあいまいで別の機会での発言との食い違いも目立つほか、氏名や生年すら不正確な例もあり、歴史資料としては通用しない内容だった。」*2と息巻きましたが、「調査の結果については、特定の個人を識別することができる情報を記録している。また非公開を前提として聞き取りを行った。そういう観点から考えて、その内容について公表するのは難しい」という菅長官発言は、産経の入手した「聞き取り調査報告書」の信憑性を事実上否定したに近いと言えます。
仮に産経新聞が入手したのが真性の聞き取り調査報告書であるなら、産経新聞は「特定の個人を識別することができる情報」が記録された公文書を不正に入手したということになるでしょう。正式ではない関係者の個人的な資料断片であるなら、そもそも不完全なものであり「歴史資料としては通用しない内容だった。」という産経の評価が誤っていたことになります。
産経の自称“スクープ”は、時期的には朝日の1990年代の政府調査における意図的な怠慢行為報道を打ち消す役割を果したと言えますが、これが産経などの意図的な妨害だったかどうかはわかりません。このまま今後“韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書”についての研究が出てこなければ、産経の飛ばしだったと判断していいでしょうが。
それにしてもガセ臭い情報を元にして「いい加減、日本政府も動いてほしい」などと煽るのですから、ユダヤ人に対する憎悪を煽った悪名高いナチスのタブロイド紙「突撃者」か、ツチ族に対する殺意を煽ったルワンダのラジオと同等に夕刊フジを並べるべきであります。
頭が痛いし、仕事に身が入りませんでした。
読んでも立ち読みで終わりにしますが。
日本人は 悪いと思えば素直に謝罪する民族だよ、
言われなき事に 謝罪する必要はないし、
明らかにKの国の人たちの主張はおかしいでしょう、
大人しい日本人も ボチボチ行動が始まってますよ。
耕造氏の代わりに反論しとくが、
>悪いと思えば素直に謝罪する民族
端的に間違い。平均的日本人なら、ある事柄につき自身が真に有責かどうかにかかわらず直ぐに謝罪する。
>明らかにKの国の人たちの主張はおかしいでしょう
まずはその具体的根拠を示してもらおうか。査読付き学術論文があれば最も良いが、定評ある学術論文誌に掲載された論文でも可。
私が言いたいことを的確に述べてくださり感謝します。
もし将来デモ会場でお会いする機会があれば飯でも食いましょう。
米国におけるいじめは、河野談話というデマ談話のせいです。
なでしこアクションはレイシストではないです。従軍慰安婦問題のデマや嘘を問題視している団体です。
「米国によるいじめ」ってそれ真偽不明情報みたいですが
こちら参照の事↓
http://togetter.com/li/661512