高1同級生殺害:冷蔵庫に猫の頭部 現金100万円も所持
毎日新聞 2014年08月05日 15時00分(最終更新 08月05日 18時28分)
長崎県佐世保市の高1同級生殺害事件で、逮捕された少女(16)が1人で住んでいた遺体発見現場のマンションの冷蔵庫から、猫の頭部とみられる物が見つかったことが、関係者への取材で分かった。少女は「猫では満足できなくなった。人を殺して解剖したかった」との趣旨の供述をしており、県警は動機との関連を慎重に調べている。
また、マンションには現金約100万円もあったという。親が与えたものとみられるが、少女の生活実態の解明も進める。
関係者によると、少女は3月2日に父親を金属バットで殴った後、精神科に通院していた。診察した精神科医が父親の命に危険が及ぶ恐れがあるとして別居を勧め、4月から少女はマンションで1人暮らしをしていた。その室内の冷蔵庫から猫の頭部とみられるものが見つかった。はっきり猫と分からない状態で古い可能性もあるという。
少女の父親の代理人弁護士によると、猫の解剖については精神科医から7月上旬に聞かされて「両親が初めて知った」という。