早速ですが、いま音楽リスナーが熱狂している世界的サービスをまとめてみました。
1。YouTube
月間10億人、1日100億PVをほこり、推定100億の動画がアップロード。
年間売り上げはざっと6000億円ほど。音楽カテゴリだけじゃないのでそこは割引して考えてくださいね。
2。ITMS
アイチューンズミュージックストアの略だとわかりましたか?
こちらは2600万曲の収録、年間12億ダウンロード、年間2300億円ほど。
なかなかやりますよね、でもYouTubeの方が上ですね。
3。パンドララジオ
英語っぽく発音すると、パンドーラレイディオなんでしょうね。
2億人の登録ユーザ、10万人のアーティスト、100万曲を収録、売り上げは600億円です。
4。スポーティファイ
4000万人の登録のうち、なななんんと1000万人が有料会員、25%です。
2000万曲の収録で、売り上げ2000億円です。
パンドラやスポティファイの来日が待たれることです。
そんな中、このカテゴリーで注目されているのがアーティスト市場です。
1。チューンコア
主要ストアへの登録代行や楽曲ライツマネジメントをするスタートアップ。
すでに80万アーティストが登録、200万曲を仲介しています。
日本法人もじつは2年前にたちあがっています。
2。サウンドクラウド
アーティストの楽曲販売やシェア、そしてファンコミュニティ。
いわばマイスペースのリベンジ版、なんと2500万人が登録しています。
日本のアーティストやファンでもおなじみのサービスで、
日本版でいえばクレオフーガってのがあります。
このようにリスナー向けサービスでそ花開いて、そろそろ覇権の統一かという時期に、
アーティスト向けサービスはホッチほっちになってきています。
では、音楽の市場をおさらいしてみましょう。
ここは国内の数字をつかいます。
楽器販売:3000億円、横ばい
貸スタジオ:1000億円、横ばい
音楽教室:1100億円、横ばい
音楽ソフト:3000億円、さらに下降へ。
ライブ公演:3000億円、上場気流つかんだ!
カラオケ:3500億円、やや衰退気味。
で、なんと楽器所有者はたった10%です。
たった10%の人間が10倍の普通の人々と同じくらいの市場をつくってるんですよ。
ヤマハの調査では、日本人の6割が「楽器を演奏したい」という潜在ユーザだそうです。
いくらなんでも6割っちゅうのは盛りすぎ晋作だろってな感じですが、
だから、シニアでバンドブームが到来しているというわけです。
ちょうど音楽を離れる世代にはこのあたり、よくわかんないかもしれません。
さすが世界の20%の楽器製造シェアを誇るヤマハ、めのつけどころがシャープですね。
ちなみに世界では楽器市場が卸売高で1.1兆円。
いままでは米国と日本で6割以上の消費をしていたそうですが、
最近では中国が3年連続世界一。ピアノにかけて言えば世界の6割が中国人です。
なるほどなという感じなのですが、楽器所有者の傾向は、
高学歴、早学歴、都市部、の要素があれば高くなる傾向にあるそうですが、
世界のマクロでみると、ざっくりいうと経済がイケイケなところで市場がホッツみたいです。
日本もバブルなときにイカ天でしたもんね、三宅裕司にしてみれば常識なわけです。
では、まとめます。
1。リスナー、アーティストと来て、演奏者向けのサービスが生まれていない
2。世界で盛り上がる楽器市場でどう戦うか?
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