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 危険ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)を吸ったとみられる状態で車を運転したとして、愛知県警中署は4日、名古屋市守山区森孝2丁目の無職稲葉光平容疑者(23)を道路交通法違反(過労運転等の禁止)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 同署によると、稲葉容疑者は3日午後5時5分ごろ、名古屋市中区大須2丁目の交差点で、危険ドラッグを吸ったとみられる影響で正常な運転ができない状態で軽乗用車を運転した疑いがある。軽乗用車は歩道に突っ込み、高さ70センチの金属製の車止め2本をなぎ倒して停車した。歩行者や、同乗者の友人男性(26)にけがはなかった。

 救急隊が到着した時には車内の2人に意識はなく、稲葉容疑者は植物片を持っていたという。署は今後、植物片を鑑定し、危険ドラッグかどうかを調べる。

 事故発生時、現場付近を通りかかった第一発見者によると、車中にいた稲葉容疑者は口から泡を吹き、目が半開きで意識がもうろうとした状態だったという。