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パナソニックが野菜出荷、シンガポールで日本食レストランに供給

ロイター 8月4日(月)12時43分配信

[シンガポール 4日 ロイター] - パナソニックのシンガポール子会社は、屋内野菜工場で生産した野菜の同国内日本食レストランチェーンへの供給を開始したと発表した。シンガポールの屋内野菜工場としては初めての認定工場で、農地面積が狭い同国の食料自給率引き上げを後押しする。

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この工場は248平方メートルの広さで、ミニラディッシュやベビースピナッチ(ホウレンソウの幼葉)など10種類の野菜を年間3.6トン生産している。2017年3月までに30種類以上に増やし、生産量を国内の5%前後まで引き上げることを目指している。

パナソニック子会社のパナソニック・ファクトリー・ソリューションズ・アジア・パシフィックの馬場英樹社長は記者らに対し「世界的な農地不足や気候変動、高品質の食料の安定供給に対する需要の高まりを背景に、農業は潜在成長力を秘めていると考えている」と述べた。同社によると、屋内工場で生産した野菜の価格は日本から空輸する場合の半分に抑えられるという。

日本企業では、富士通<6702.T>が会津若松で植物工場の実証事業を行っているほか、シャープ<6753.T>はドバイでイチゴを栽培する工場を設置し実験を開始している。

最終更新:8月4日(月)17時59分

ロイター

 

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