ゴルゴ13第151巻-3 1インチの錯覚
■1インチの錯覚(第501話) 発表2003年6月
評価 ★★
依頼人 CIA
ターゲット ダリル・ラジェ(国際テロ組織”バグダリア”首謀者)
報酬 不明
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 2,916
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 5,319
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 117
<ストーリー>
国際テロ組織リーダーの暗殺を請け負ったゴルゴ。錯覚を利用したトリックで狙撃を撹乱させられるが・・・
<この一言>
目があざむくのなら・・・はっきり見るのをやめればいい・・・
<解説>
リビアの国際テロ組織『バグダリア』のリーダー『ダリル・ラジェ』は、テロ組織が秘匿する資金の口座番号を唯一知る人物であった。CIAはラジェを排除することで、バグダリアの活動を根絶することができると考え、ゴルゴにラジェの始末を依頼する。
しかし、ラジェには錯覚を利用したトリックで相手を撹乱する専門家がついており、狙撃を防ぐ仕掛けが待ち受けていることが想定されるとの情報がもたらされる。
橋の上での調印式がラジェ狙撃の唯一の機会であるが、橋には錯覚を誘発するペインティングが施されていた。ゴルゴはサングラスをライターであぶり、煤を付着させることで視界を狭め錯覚を防ぎ、ラジェ狙撃を完遂する。
錯覚を用いたトリックは秀逸で、高速道路で事故を誘発させる、投票用紙に仕掛けを施す、橋にペインティングを施すなどは、独創性に富んだアイデアである。しかし、錯覚を打ち砕くゴルゴの策があまりにもシンプル過ぎて拍子抜けしてしまい、作品としてみると軽い印象は否めない。錯覚をテーマにした作品を作りたかったのだろうが、ゴルゴが錯覚を打ち破るのではなく、ゴルゴが錯覚を誘発させるストーリーだったら、印象は異なっていたであろう。
ズキューン
ゴルゴ13(151) 巻掲載
ゴルゴ13(156) 巻(最新刊)
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ペロさん、こんばんは。
>尻窄み感は否めません
なんか物足りませんね~
>『テレパス』の様な展開
いいですね~超能力もの、オカルトものを久しぶりにテーマにして欲しいです。”オカルト”という分野は、世の中的には廃れてしまったのでしょうが(笑)
投稿 賛美歌13番 | 2010/05/03 23:28
讃美歌13番さんこんにちは
>錯覚~シンプル過ぎ
錯覚(錯視)は、認知心理学の1つの分野である程度研究が進んでいます。テーマは悪くないと思いますが…尻窄み感は否めません
>ゴルゴが錯覚を誘発させるストーリー
個人的には、58巻『テレパス』の様な展開を期待したい(笑)
本日の一句「展開が、錯視に頼り、過ぎている」
投稿 ペロ | 2010/05/03 21:44