ここから本文です
最終更新:2014年8月2日(土) 2時8分

イスラエルとハマス、72時間の停戦開始

 イスラエルとパレスチナ暫定自治区を支配する強硬派ハマスが合意した72時間の一時停戦が始まりました。

 日本時間の午後2時、72時間の停戦が始まったガザの街並み。停戦直前まで戦闘が行われ、空は煙っぽくも見えますが、穏やかな様子です。ここに来るまでにガザ側では、少なくとも1450人の命が失われました。

 月曜日(28日)の放送で、赤ちゃんを紹介しました。シャイーマちゃん、女の子です。イスラエルの爆撃で両親が死亡。亡くなった母親のお腹の中から手術で取り出され、懸命に呼吸を続けていました。しかし、先月30日、力尽きて亡くなりました。

 一方、イスラエル側も兵士61人が死亡。ほとんどは、20歳前後の若者です。

 「私たちを守ってくれてありがとう。愛してるわ。これからもずっと、あなたのことは忘れない。寂しくてどうしようもない。私のヒーローへ・・・」(死亡した兵士の恋人)

 それでも世論の8割が攻撃を支持していましたが、先月30日、避難所になっていた国連系の学校への砲撃で、国際世論が一気にイスラエル批判に傾きました。

 「暴力から逃れるために国連施設に避難している市民への砲撃は、全く受け入れられるものではなく、弁解の余地もない」(米・ホワイトハウス アーネスト報道官[先月31日])

 人道的停戦の間、双方の代表は、エジプトのカイロで本格的な停戦について協議を始めます。これ以上の犠牲を止めることができるでしょうか。(01日15:48)

この記事の関連ニュース

2014年8月1日(金)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ

列島トピックス