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 来春開業する北陸新幹線の金沢―上越妙高(新潟県)間で5日、JR西日本の新型車両「W7系」の試験走行が始まった。新幹線の発着駅となる金沢など各駅では到着に合わせ、地元関係者や市民らによる歓迎セレモニーが開かれた。

 JR東日本の検査車両「イースト・アイ」の試験走行は今月1日からこの区間でも始まっているが、営業用車両のW7系が走るのはこの日が初めて。試験走行は10月末まで続けられる。

 列車は白山総合車両所(石川県白山市)を早朝出発し、午前8時ごろ、駅舎の工事が進む金沢駅の上り線ホームに到着。約500人が出迎えた。谷本正憲・石川県知事が「いよいよ開業まで秒読みの状態に入った。一日千秋の思いで開業を待っている」とあいさつし、発車を見届けた。セレモニーには3千人超から参加の申し込みがあったという。