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できごと
【理研・笹井氏自殺】STAP問題後「心療内科受診」と同僚証言 官房長官「非常に残念」
2014.8.5 11:55
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新型万能細胞とされたSTAP(スタップ)細胞の論文共著者の一人で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)が5日午前、神戸市中央区のCDBに隣接する先端医療センター内で首をつっているのが見つかり、死亡が確認された。笹井氏の秘書の机の上から遺書のようなものが見つかり、自殺とみられる。
会話も困難…階段の手すり、ひも状
理研の同僚によると、笹井氏はSTAP細胞の論文問題後から心療内科を受診し、最近は薬の副作用ではっきりと会話することが難しかったという。菅義偉官房長官は5日の記者会見で、笹井氏の自殺について「世界的にも大きな功績のあった方だ。このような事態に至ったことは非常に残念だ」と述べた。
笹井氏はSTAP細胞論文の筆頭著者である小保方晴子氏(30)の指導役にあたり、論文の責任著者にも名を連ねていた。今年1月末の論文発表会見にも小保方氏とともに出席。その後、論文に疑義が示されたことを受けて、論文の撤回に同意していた。
理研の懲戒委員会は、論文に不正があったとして笹井氏と小保方氏らの処分を検討していた。
兵庫県警や理研によると、5日午前9時前、CDBに隣接する先端医療センター内で、巡回中の警備員が、階段の4階と5階の踊り場付近で手すりにひも状のものをかけて首をつっている笹井氏を発見した。病院の医師が笹井氏の死亡を確認した。
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