「横山信弘の絶対達成2分間バトル」

どうして営業活動は「2分間」だけでいいのか?

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2014年8月5日(火)

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 私は現場に入り込み、営業の目標を絶対達成させるコンサルタントです。私どもがコンサルティングをする場合、営業たちに「超・行動」を必ず実践してもらいます。

 「超・行動」とは、大量かつ連続的な行動を通じ、「最低でも目標を達成させる」営業スタイルです。例えば、毎月50件程度の訪問をしていた営業に毎月200件の訪問をこなしてもらったりします。

 「訪問回数を数倍に」と聞くと、反発したり、「無理です」と言ったりする営業がたくさんいます。「売り込みの回数を数倍に」と勘違いする人が多いからです。

 私は「超・行動」を、お客様との関係において花を咲かせるための「水まき」活動と呼んでいます。その狙いとやり方を次の会話文で解説しましょう。

●マネジャー:「それにしても君は社内によくいるなあ。営業の仕事はお客様に会うことだぞ」

○部下:「それはそうですが、色々とやることがあります。訪問の準備とか」

●マネジャー:「サッカーに例えると、君は前半の30分ぐらいまで、ずっとロッカールームでスパイクを磨いている選手だな。観客は君のプレイを見たがっているが、君はなかなかグラウンドに出ていかない」

○部下:「またまた、そんな……」

●マネジャー:「だったら、どうして朝からずっと社内にいるのか。試合は始まっているぞ。フィールドを走り回ってこい。それが君の仕事だ」

○部下:「そう言われましても……さっきも言いましたが、お客様を訪問するとなると、提案のネタづくりとか資料とか、それなりに準備が必要です」

●マネジャー:「『2ミニッツ営業』なら準備はいらない」

○部下:「ツー、ミニッツ……?」

●マネジャー:「お客様のところで滞在する時間は長くても2分。準備なしなら行けるだろう。提案できるネタもない。お客様のところへ行っても何をしたらいいか分からない。こう考えるから、結局、会社でパソコンばかり眺めることになる」

○部下:「パソコンを見てさぼっているわけではありません。2分で何ができるのですか」

●マネジャー:「2分がどれぐらいの長さか、知っているか」

○部下:「え? 分かりますよ」

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