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Uber、日本でタクシー配車サービス「uberTAXI」をスタート

 Uber Japan(ウーバージャパン)は、日本国内での新サービスとして、新たにタクシーの即時手配サービス「uberTAXI」(ウーバータクシー)を5日16時より提供する。当初は東京都内で利用でき、料金は通常のタクシー会社のものと同じ。ハイグレードな車を手配する「uberTAXILUX(ウーバータクシーラックス)」も用意される。

 「uberTAXI」は、一般的なタクシーをUberのアプリから配車の依頼ができるサービス。これまでは黒塗りのハイヤー車両を手配するサービスが提供されてきたが、今回よりタクシーの配車依頼も可能になった。料金はメーター料金、迎車料となる。あわせて提供される「uberTAXILUX」は、トヨタクラウンロイヤルシリーズ、BMW7シリーズなどハイグレードな車両のタクシーを手配できるもの。メーター料金と迎車料に加えて、Uberの取り扱い料金(一律500円)がかかる。

 利用時には、アプリの画面下部にある「TAXI」「プレミアムTAXI」を選び、配車を求める場所を指定する。依頼後、到着するまで、地図上で車の位置や到着までの時間を確認できる。アプリからドライバーに連絡したり、割り勘機能を利用したりできる。予約した段階で、ドライバーの名前や顔写真、評価もわかる。支払いは、あらかじめUberアプリに登録して置いたクレジットカードで決済することになるため、降車時の手続きは必要ない。領収書はメールで届き、その後、ドライバーを評価することもできる。リクエストから5分以上経過してキャンセルするとキャンセル料(500円)がかかる。

 6月まで10年以上、ソニーに勤務してテレビ事業のブランド事業や新興企業との折衝を担当してきた高橋正巳氏が新たなUber Japanの執行役員社長に就任。5日の記者説明会で、同氏は、Uberが42カ国158都市でサービスを展開しており、日本で会員登録するとそのまま海外でも利用できるとアピールする。uberTAXIは、Uberにとってはアジアで初めて取り組むサービスになるという。

(関口 聖)