西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社は4日、山陽本線の西条駅(東広島市)と八本松駅(同)の間に新駅を設置することで東広島市と基本合意したと発表した。2017年春に開業する計画で、事業費は約20億円。広島県内にJRの新駅ができるのは、04年3月の山陽線天神川駅(広島市)以来13年ぶりになるという。
新駅は西条駅から2.2キロメートル、八本松駅から3.8キロメートルの東広島市の西条町寺家地区に設置する。駅名は「寺家駅」となる予定。1日2800人の乗降客を想定している。
寺家地区では1990年代から広島県や東広島市が主導し大規模な宅地開発を進めてきた。ただ、西条、八本松両駅から遠く、交通の便が悪いため、新駅の設置を求める声が強かった。東広島市はすでに新駅の予定地周辺の10.8ヘクタールを区画整理している。
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