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古代インドでは輪廻転生すると言う考え方が常識です。
カルマ論、もしくは輪廻転生説では現世で苦しむ事は来世での良いステージを約束するという事なので、多くの人に希望をもたらすようです。 もし、この世でうまくいかなかったとしても、次の世界ではチャンスがめぐってくると思えるから。しかし、それは根本は良い行いをしたり、悪を行なうと、それが次の人生に影響を及ぼすという思考なのです。 だから、耐え難い苦痛を、今世で受けている人にとっては、過去の自分自身の悪業の報いを今、受けているという事になり、何の希望もなくなります。 そのようなヒンズー教的な社会洗脳カルマ論に疑問を持った人物がゴーダマ・シッダールタ（釈迦）。 人が現在の苦しみに合うのは、前世の悪の報いというのは釈迦の教えではなかった。 釈迦は、梵我一如という言葉でそれを教えています。 常住する存在(永遠に在る存在という意味)。梵天（ブラフマン）と同一に自分がなるなら、自分も常住する存在となり、生死は存在しなくなり、生死が存在しないなら、輪廻転生も当然しないというわけです。 あるかないか、確たる証拠もない、あやふやな連続性の中で死んでは生まれ、死んでは生まれ、それを無限に繰り返す事を当たり前の事として説くことは、人にとって苦しみでしかないと釈迦は考えたのかもしれません。 この輪廻思想は、元々仏教自体から出たものではなく、ペルシャ人から伝わったバラモン教の教えであり、彼らが征服したインド人達を最下層の身分に閉じ込め支配し続ける状態に置く為に利用された。 インドの女性がレイプされ死亡、高まる抗議運動 下層階級への性犯罪はどうなる？ http://blogs.yahoo.co.jp/magtaranomaria/40084690.html インドの原住民は、四つの階級制度(祭司・王・平民・賎民)の最下層の賎民として抑圧され、そうなったのは、前世の自分が行った悪の報いだ。だから今世は従順に勤勉に働きなさい。そうしたら、祭司・王・平民の身分に生まれ変われるから、と教えた訳です。 この生まれ変わり輪廻思想を肯定すると、どうなるか。 仮に、生まれ変わりが正しい事として考えて見ましょう。ある人が、10回生まれ変わったとしましょう。その人には、10の人生と、人格と、その時々の家族が10の人生分存在するわけです。 その人が、最初の人生の１回だけクリスチャンになり、後の９回の人生では仏教や神道を信じていたら、、そのイエス様を信じなかった人生では、イエス様から救われないままで終わるのでしょうか？ 同じ霊と魂である筈なのに10回生まれ変わった後は10人分の霊？人格が出来てしまいます。どの人生の人格意識がオリジナルなのでしょう？最初でしょうか？最後でしょうか？？ 聖書にこう書かれています。 そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。 人間は、肉体を持つ人としては、一度だけ死ぬのです。 全ての人に肉体を伴う生まれ変わりがあるなら、生まれ変わった回数分死なないといけないです。その人生の都度、出会った家族とは、死んで次の人生に生まれ変わるとき、何の関係もなくなってしまいます。 どれだけ愛し合っても、その人生でだけの出会い？？ 寂しくないですか？神様が、永遠に人を同じように愛するお方であるように、、人も、同じ家族から、、永遠に愛し愛されるべきではないでしょうか、。 いわゆる天国は地上に二度と生まれ直す（輪廻）必要のないところなのです。人は一度だけ死に、霊は神様の許へ帰ります。 自分自身の肉体を持てる、二度目があるのは再臨のイエス様だけです。 しかしながら、聖書の中には輪廻転生を思わせる聖句もあるのですね。 ヨハネの福音書の９章で、イエス様が生まれながらに目の見えない人を癒された話がありますが、その時に、弟子たちがイエス様にこう言いました。 弟子たちはイエスに尋ねて言った。 「先生、この人が生まれつき盲人なのは、誰が罪を犯したためですか？本人ですか、それともその両親ですか？」 イエスは答えられた。「本人が罪を犯したのでもなく、また、その両親が罪を犯したのでもない。ただ神のみわざが、彼の上に現れるためである。 自分自身の行為の報いが自分自身に報いとして返ってくるという業報の教え(これも輪廻転生の思考が下地に在る教えですが削除漏れか消せなかった)に従って考えると、自分自身で犯した罪の報いが罰として下るというならば、 この眼が見えない人は生まれつきだったのですから、今生で罪を犯したというのは考えられません。彼が母の胎内に居たときに罪を犯した事になるからです。 つまり、ここで弟子たちは、この人が前生で罪を犯したから、そういう目に合っているのではないですか？とイエス様に聞いている訳です。 それに対して、イエス様は、本人が(前世で)罪を犯したのでもなく、また、その両親が(前世で)罪を犯したのでもない。とお答えになられているわけです。 イエス様が属していた思われるエッセネ派では、輪廻転生とカルマを認めていました。それと、、蛇足で、、、当時のユダヤ教三大宗派の中で エッセネ派のみが動物の生贄ではなく、、心からの祈りを生贄の代替としたそうです。 さて、もともと旧約聖書にも新約聖書にも、輪廻転生のことが書かれていたそうです。聖書がまだ完全に編纂されていない当時において、初期教父オリゲネスという方は、「人間の魂は肉体から肉体へと移り変わり、転生輪廻を繰り返している」と主張しましたから、、。 「死海文書」の他「ナグ・ハマディ文書」「トマスによる福音書」「マグダラのマリアによる福音書」「ユダによる福音書」などに輪廻転生に関する記述が載っているようです。 異端とされるキリスト教グノーシス派のみが輪廻転生を認めています。 もし、最初の頃の福音書、つまり原典に書かれたイエス様のお言葉に、 輪廻転生を思わせる言葉が、最初からなかったなら、グノーシス派が輪廻転生を正しい知恵として上げなかった気がします。 彼らは、イエス様を創造主以上の最高の知恵を持つ存在として見て居たのですから。 グノーシス派の「トマスによる福音書」でイエス様の言葉として 「ほんとうの自分の姿に気づいた瞬間、自分が天にいるいる神とひとつであることがわかる」と。 神様と一つとなる、、その体感をするために、人は神様を探す旅を続けるのです。でも、それを認めてしまうとイエス様の救いが必要なくなると考えたのでしょうね。 神様と一つとなる、、それって、神様に自分は、ありのままで愛されて、救われているって魂で感じて、魂の底から神様と一つとされてあることを喜ぶ事だったのに、。言葉の上っ面だけしか見ないから判らなかったのかもしれない。 『紀元325年、時のローマ皇帝、コンスタンチン大帝はその母ヘレナとともに、新約聖書の輪廻転生に関する記述を削除し、紀元553年にコンスタンチノーブルで開催された第二回宗教会議において、この削除が正式に認められ、輪廻転生の概念は異端であると宣言された。 人類の救済は輪廻転生をくり返すことによって行なわれるという考え方は、このとき抹殺されました。』 「この世に生まれる以前の霊魂の存在を、その帰結としての霊魂の再来という、根拠なき見解を持つ驚くべき協教義を支持する者は、誰であろうと破門されるべきである」 これ以後キリスト教で輪廻転生を説くことはタブーとなった、 と、↑これ、比較宗教学の教科書に載っている事らしいです。 比較宗教学の教科書、、読んで見たい、。でも日本語のものあるのかしら。 福音書の成立＝教義の成立ではないのですよね。 福音書がキリスト教の聖典として認められるようになったのはイエス様の死後200年以上を経てからで、教義の成立というのはニケア（288年〜）からコンスタンチノーブル/第2コンスタンティノポリス公会議（〜553年）までの5回に及ぶ公会議によって出来たのですから。 福音書の成立のほうが先で、、教義。神学はそのあと。 根本的な伝統教義の殆どは、元々はなかったもの、、。 だから、ルターは宗教改革を起したのでしょう、、。 聖書、、原点に帰れ、、と。当時は免罪符で、金儲けの集団に成り下がっていたからでしょうけど、、。 参考記事 http://www.ican.zaq.ne.jp/rekishi/world_history23.html 隣人を愛しなさい、敵のために祈りなさいとイエス様が仰ったのは、、、 イエス様は、、ただ父なる神のみが人を裁ける、、と仰りたかっただけ、、人が互いに裁いたり、教会が人を裁いて、教会に属さない人を虐げたりしないようにと願っていらした。 でも、、教会は、イエス様の言葉を改ざんして人を支配しようとした、。 イエス様の仰ろうとしていた輪廻転生とは、死んで霊人となった人が、現世の人が合わさって生まれ変わってきたかのように転生すると仰りたかったのです。 関連記事 加筆、聖書中での輪廻観 第1章 イエス様の仰った霊の新生、復活とは http://blogs.yahoo.co.jp/magtaranomaria/38206730.html 聖書中での輪廻観 第2章 サマリアの女性 http://blogs.yahoo.co.jp/magtaranomaria/38218092.html 死んだ霊の救いである霊の新生について http://blogs.yahoo.co.jp/magtaranomaria/35610081.html 一つに合わさって、一人の人に見えるので、霊能者が見るとそれを生まれ変わりと勘違いするようですね。生まれ変わりのように見える霊的現象はあっても、霊となった人が、再度、自分自身の肉体を伴う生まれ変わりというものは存在しません。 人は死んだら、娶ることも嫁ぐこともしない、、つまり、霊の人となってからは、自分の意思ではもう出来ない訳です。現世の人と合わさって、、現世の人がしている体験を、自分の体験として積むことだけしか出来ないのです。 でも、、この自分が体験したいことを再体験、また追体験することが許されていることは、、大きな慰めであり救いです。 歩きたかった人は歩く体験が出来ます、。 お腹いっぱい食べたかった人は、ご飯をおいしく食べれます、。 走りたかった人は、、思う存分走ることが出来ます、。 子供が欲しかった人は、育児体験が出来ます、。 一番は、、イエス様を知らなかった人は、、イエス様を知る機会が与えられます、そして生きている人がイエス様を受け入れ救われたら、合わさっている霊の人も、一緒に罪から救っていただけるのです。救いの体感を受けて、。 多くの霊の人は、死後、自分の罪を知って、救われたい、罪から解放されたいと願って転生を望みます。父から許されて、転生できる霊の人は幸いです。 父の許へ戻る事なく、この世に留まっている霊の人を聖書では悪霊と呼んでいます。 悪霊と書かれる理由は、彼らは、自分の生前の罪を認める事なく、自分の望みをかなえることしか考えていない。その為なら、人を利用しても踏んでもいいと生きていたときも考えていたから。 彼らの救いは、、遠い、悲しいけれど、。 先の者が後になり、後の者が先になるとイエス様は仰っておいででした。 生きている人より先に生まれたものである霊が、、後から生まれた人に合わさることで救われ、、 霊より後から生まれた者、生きている人が、イエス様と出会って、霊より先に救われる、。 自分自身だけの肉体というものは伴わないけれど、転生輪廻は、、あるのです。 霊の人は、人という器に合わさり、転生を繰り返し、望む体験を積み続け、、 いつかは生きている人とともにイエス様と出会って、罪からの完全なる救いを得、そのとき、大きな喜びにあふれて再度、天国への門をくぐる。 そう、、彼らは、、イエス様と出会いたくて、新生輪廻し、生まれる事を望んで居たのだから、。その切なる望みが叶えば、、喜びはどれだけ大きいことか、。 マグダラのマリア |
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「教義、教理についての補足」書庫の記事一覧
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2014/8/4(月) 午前 1:09
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他のブログに投稿したものを手直ししたものです。御母マリアは何族か、。
2014/6/10(火) 午前 9:34
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2014/6/9(月) 午後 6:21
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2014/5/29(木) 午前 1:16
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わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。
2014/4/29(火) 午後 11:16
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2014/4/7(月) 午後 10:21
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2014/3/9(日) 午後 2:58
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2014/3/7(金) 午前 11:21
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申命記から、毛糸と亜麻糸とを織り合わせた着物を着てはならない？
2014/3/7(金) 午前 7:31
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2014/2/15(土) 午前 4:08
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2013/6/8(土) 午後 3:19の内緒さま、ご訪問とコメント有難うござ居ます。
＞死後の世界は
何もゴーダマ-シッダルダはお告げではなかった。
そうですね、。
でも、、多くの本には、釈迦が、死後の世界、地獄を含めての六道を輪廻すると説いたことになっているようですが、。
実際的には、今は、、、六道の世界は、、、人の想念により形作られ、存在はしています、。
しかし、それは天の父の創造物ではないので、人の意識が代われば消え去ります。
その理由は、前記事で書いたように、天国も地獄も自らの心が作り出す事の所以です。
地獄論を、、人に知識として与えたのは、、裁かれる、、ということがないと知ると、、。
当時は、現代よりも人々のモラルも精神性も低かったので、自堕落な生活になってしまうためです、。
現代では、地獄がないと本当のことを語っても、自堕落に生きないで済む人が多く居ますから、。
時代、、人の成長の度合い、意識などにあわせて、、父さまは、適切に人に知恵や法や言葉を与え、支え助けてくださいます、。
2013/6/9(日) 午前 0:04
2013/6/10(月) 午後 0:45の内緒さま、ご訪問とコメント有難うございます。
全ての人の救い、、それが父さまの悲願、。
そう考えたら、、何が正しい教えなのか、、見えてくるはずなのですが、。
イエス様を知って信じた人しか救わないなら、、
イエス様を知る機会さえなく死んだ人は、、またイエス様以前に生まれた人は、、救いのチャンスが永遠にこないということになります。
救われる人、救われない人、、が出来てしまうなら、、それは、人にとっても、父さまにとっても不幸なことでしかないです、。
2013/6/10(月) 午後 3:28