8月4日(月)に放送したメインセッション「第三者委員会が報告書を発表。明らかになった、すき家の過酷な労働環境」で、株式会社ゼンショーホールディングス側にも出演をお願いしましたが、「労働時間を守らなければならないので(番組時間帯での)出演はできない」、「文書での回答が望ましい」ということでしたので、番組からの質問にゼンショーホールディングス広報室から文書でご回答いただきました。以下にその全文を掲載します。
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※番組からの質問1:「調査報告書では「すき家」の過酷な労働実態が明らかになりましたが、労働者からの声に関してどのようにお考えですか?」
ゼンショー側の回答:「一緒に働く従業員の皆さんには、労働力不足ということで、一部過重な負担があり、経営としても遺憾であり、反省している次第です」
※番組からの質問2:「そもそもなぜそのような状況になってしまったとお考えですか?」
ゼンショー側の回答:「客観的なアベノミクスの好況感というものもあり、労働力が足りなくなってきた。そのような中で労務問題も発生してしまった。しかしながらマクロ環境のせいにするつもりはありません。基本的にはゼンショーグループの経営に問題があったと反省しています」
※番組からの質問3:「第三者委員会による調査が行われる前には、労働実態について把握していましたか?していなかったとすれば何が原因と考えますか?」
ゼンショー側の回答:「把握できない状況でした。5000店舗ある中で、毎日様々な報告があり、すべてを把握できなかった事が問題として考えており、非常に反省すべき点と考えています」
※番組からの質問4:「今後、労働環境に関して具体的にどのように改善していきますか?」
ゼンショー側の回答:「労働時間の管理体制が甘かったと認識しています。可及的速やかに是正すべき点は是正していきます。具体的に実施する項目は3点です。1・すき家の分社化、2・労務管理体制の強化→社長直轄組織としての労政部の設置、従業員組合会との間で「時間管理委員会」を設置、3・ガバナンス体制の強化」
2014年08月04日(月)「第三者委員会が報告書を提出。明らかになった、すき家の過酷な労働実態とは?」(分析モード)をポッドキャスティングで聴く