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八戸学院光星、熱中症知らずの秘訣はどんぶり飯3杯!

八戸学院光星の北條は室内練習場で打撃練習。どんぶり飯効果で快進撃を目指す(撮影・大塚聡彦)

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 “どんぶり飯トレーニング”が3季連続出場の常勝軍団をつくった。八戸学院光星は、部員全員が寮で共同生活を送る。そこでは食事も練習の一環。北條がその効果を誇らしげに説明した。

 「チームの決まりで、どんぶり3杯を食べないといけない。だから、ことしの夏はまだ132人の部員で熱中症になった人はいません」

 ランチは学食でとるが、寮では朝食と夕食に大量の白米を摂取。1食につき35升(約52・5キロ)の青森県産の米が炊かれ、2食分で100キロ以上の白飯が部員の胃袋におさまる計算だ。米にはエネルギー源となるブドウ糖が含まれ、厳しい練習に耐えられる。熱中症対策として、練習前にサプリ摂取など特別な対策を講じていなくても白米パワーで暑さも乗り越えてきた。

 どんなに痩せていても入学時からのノルマだ。「1番・三塁」で青森大会で打率・520をマークした北條も「1年のときは食べるのがきつかった。今は何とか食べきれるけど、まだきついときもあります」と苦笑い。それでも継続的な“白米トレ”のおかげで、春から体重が3キロアップして75キロとなった。

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