(cache) 京大、iPSの仕組みの一端解明 ウイルス物質が鍵 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 京大、iPSの仕組みの一端解明 ウイルス物質が鍵


     記者会見する京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授=4日午前、京都市左京区

     これまでの進化の過程で人の遺伝子に組み込まれたウイルス由来の物質が、人の体細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)ができる際に重要な役割を果たしていることを京都大iPS細胞研究所のチームが突き止め、4日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

     今回、iPS細胞ができる詳細なメカニズムの鍵の一つが分かり、チームの山中伸弥教授は「効率よく高品質なiPS細胞を作れるようになる可能性がある」と話した。

     物質は「HERV―H」と呼ばれ、もともとはウイルスの遺伝子の一部。人が進化する中で変化し、今は遺伝子として機能していない。

      【共同通信】