四国と北海道で非常に激しい雨のおそれ8月5日 0時46分
四国では降り始めからの雨量が多いところで1100ミリを超える大雨となりました。
5日昼前にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は引き続き土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけています。
一方、北海道でも非常に激しい雨が降るおそれがあり、低い土地の浸水などに十分な注意が必要です。
気象庁によりますと、南から湿った空気が流れ込んでいるため、4日は西日本の各地で雨が降り続き、四国では一時、猛烈な雨が降りました。
この時間は四国や九州などに発達した雨雲がかかり、4日午後11時20分までの1時間には、高知県が南国市奈路に設置した雨量計で35ミリの激しい雨を観測しました。
高知県では今月1日の降り始めからの雨量が多いところで1100ミリを超え、徳島県でも600ミリを超えて、ところによって平年の8月1か月分の雨量の2倍から4倍に相当する大雨となっています。
これまでの雨で、高知県と徳島県、それに愛媛県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。
西日本は5日も湿った空気の流れ込みやすい状態が続き、局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。
一方、北海道でも湿った空気が流れ込み、4日から広い範囲で雨が降っています。
5日は前線を伴った低気圧が通過するため、大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
四国は5日昼前にかけて、北海道では5日夕方にかけて、局地的に1時間に50ミリから60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
5日夕方までに降る雨の量はいずれも多いところで、四国の太平洋側で250ミリ、北海道で200ミリ、四国の瀬戸内側と九州北部で150ミリと予想され、北海道では5日夜にかけてさらに雨量が増える見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に厳重に警戒し、落雷や、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
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