【動画】若手政治家との関係などについて語る内藤千百里氏=竹花徹朗撮影

 佐藤内閣の時、歴代総理と関西財界人が定期的に飯を食う「吉兆会」が始まりました。

 《高級料亭「吉兆」は1930年に大阪市で開業、61年に東京・銀座に出店した。関西電力はここで政治家や官僚と親交を結んだ》

 吉兆会に来たのは角さん(田中角栄)、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登。芦原は東京に昵懇(じっこん)の料理屋がなく、関西出身の吉兆を可愛がった。財界人が一堂に会するから、大事な話はあらへん。総理と顔をつないで、企業が個別に付き合った。