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顔認証で出入国 成田空港で実験開始8月4日 16時32分
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6年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、成田空港で、出入国審査にかかる時間を短縮しようと、旅行者の顔とパスポートの顔写真を自動的に照合するシステムの実証実験が始まりました。
現在、日本の出入国審査は審査官がパスポートの顔写真と旅行者の顔を見比べて、同一人物と確認するのが主な方法です。
成田空港で始まった実証実験は、審査官に代わって、「顔認証」と呼ばれるシステムを使い、パスポートのICチップに登録された顔写真と、旅行者の顔を照合するものです。
出国手続きを行う旅行者はパスポートを機械にかざしたあと顔の撮影場所に立ち、早い人で20秒ほどで審査を終えていました。
40代の男性は「思ったよりスムーズに手続きが終わり、技術の進歩に驚きました。旅の始まりが快適でした」と話していました。
法務省入国管理局は6年後に開催される東京オリンピック・パラリンピックで、日本を訪れる外国人が増えると見込まれることから、平成30年度までにシステムの導入を目指し、出入国審査の時間短縮をはかりたいとしています。
入国管理局の近江愛子出入国情報分析官は「審査を円滑化し、外国人旅行客にスムーズに出入国の手続きをしてもらえるようにしたい」と話しています。
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