飼育牛に放射線障害確認されず 福島第1原発20キロ圏東京電力福島第1原発事故後、原発から半径20キロ圏内で飼育されている牛を調査している「家畜と農地の管理研究会」が26日、東京大でシンポジウムを開いた。岩手大の佐々木淳助教は、事故前後に生まれた牛を解剖して調べたところ、放射線による病気が確認されなかったと報告した。 佐々木助教は、福島県浪江町で飼育されている6頭を解剖。正常な臓器と比較したが、異常はなかったという。 一方、岩手大の佐藤至教授は、牛の筋肉の放射性セシウム濃度が、内臓などに比べて高いと発表した。 【共同通信】
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