加藤勝利
2014年8月4日03時00分
日韓の大学生らが平和や人権問題にまつわる現場を訪れて議論する学習キャンプが5日、別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)を出発、9日まで大分、福岡、佐賀の3県を巡る。25回目のテーマは「移動から見る日韓」。負の歴史や遺産のみを巡ることが多いキャンプだが、今回は訪問先の実情に応じて「強制、侵略から平和へ」とストーリーを描き、過去の歴史を通して未来へ希望を抱く可能性を盛り込んだ。
参加するのは、日本から立命館(京都市)とAPU、韓国からソウル、全南、東亜、済州計6大学で日韓問題などを学ぶ120人。過去約2千人の学生が体験を共にしてきた。
このキャンプは「現地で学ぶ平和と人権」を掲げ2002年から年2回、両国を中心に開いてきた。中国なども巡り、当事者らから話を聞いて、学生同士が毎晩討論するのが特徴だ。
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朝日新聞社会部
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