〔2014/07/31 弊社書籍リリース中止及び「すきもの屋」運営終了のお知らせ〕
弊社フェルカ・オプティクスにて執筆、今月発売開始を予定していました書籍「レンズ沼の畔で」ですが、
フィルムカメラのみならずスチルカメラ業界全般、及び書籍業界の急激な情勢の変化等の事情により
誠に遺憾ではありますが、書籍の販売を中止させて戴きます。
なお、既にご予約戴いたお客様には返金のご案内を本日メールにてお送りさせて戴きます。
ご期待にお応えする事ができず、誠に申し訳ございません。
それに伴い、弊社フェルカ・オプティクスも製品開発・コンテンツ業務を終了させて戴く関係上、
当「すきもの屋」も、いささか唐突ではありますが7年間の歴史に幕を下ろす事となりました。
この7年間の間にフィルムカメラを取り巻く環境も激変し、「すきもの屋」のメッセージ性が
いささか時流にそぐわないものになりつつあった・・・という現状も、ウェブサイト終了の理由のひとつです。
(続けるのなら個人運営+無料ウェブスペースという元の姿に戻せば良いだけではあるのですが)
最後になりますが、「すきもの屋」を通じて多くの出会いやご縁があり、
多くの友人や識者の方からご声援を戴いた事に、改めて心より感謝申し上げます。
「すきもの屋」はなくなりますが、私はそれでも愛機エレクトロ35Gを、ハイマチックを、SRT101を、
決して手放す事はありませんし、身辺が落ち着けばまたいつものようにシャッターを切り続ける事でしょう。
いささかドンキホーテに過ぎた感がある今回の結果を猛省しお詫びしつつ、これからも日々を撮り続けようと思います。
これでサヨウナラではありませんし、フェルカもお客様への返金サポートや業務用機材等の整理など、
まだまだやる事がありますので・・・ウェブサイトそのものを閉じさせて戴くのはまだ先になります。
それに、プロジェクト・フェルカがずっこけてしまってもなお、私はそれでもフィルムカメラが好きです。
もうカメラ関連でお金を戴くような事はないでしょうが(すみませんさすがに懲りました・・・)、
一カメラ好きとしての私は、それでも「在り」続けようと思います。
ビジネス的な目線以前に一カメラ好きとして、再び、大好きな60年代国産大衆カメラ達と一緒に歩んでいきます。
改めて、これからもよろしくお願いします。
いまだ愛してやまぬフィルムカメラの未来が永遠たる事を祈りつつ。
すきもの屋管理人 高浜岳路[Ferdi]