神奈川県山北町のキャンプ場で、同県藤沢市片瀬山、会社経営大森慎也さん(43)一家4人が車ごと川に流され妻子3人が死亡した事故で、キャンプ場の運営会社は一家がテントを張っていた中州の形を無許可で変える工事を繰り返していたことが3日、県への取材で分かった。県は過去に少なくとも6回、河川法違反として行政指導した。
河川を管理する県西土木事務所によると、運営会社は土砂を搬入したり、中州を掘削したりして盛り土し、中州の形を変えていた。川の流れを変える行為で河川法違反に当たるとして、県は2008年4月から11年8月までに少なくとも6回、行政指導していた。