ここで言うナンパ師とは、ナンパを継続して行っている人たちの事で、主にリアルで女性に声をかけてセックスまで持ち込む人たちの事を言う。
そういうナンパ師が主にツイッターをメインにコミュニティを形成している。はてぶでも文章力のあるナンパ師の記事がホッテントリすることがある。
ナンパ師のコミュニティも他のネットコミュニティよろしく、ピラミッド構造をしていて、教祖みたいなカリスマナンパ師が頂点にいて、そこから結果が出せたりネットでの発信力のある人が続き、底辺はナンパをしているけれども結果が出なかったり、ナンパ師に憧れるものの自分では行動できないワナビーたちがいる。
このコミュニティの拡大に寄与したのは、ナンパ師の書く体験談だ。ナンパ師にはいくつかのパターンがあって、一般人が思いつくようなチャラい人、遅れてきた青春系の人、ナンパに自己啓発的な意味を見出すこじらせ系の3タイプにおおよそ分けられる。
青春系の人は高学歴で、文化的レベルも高いのかすごく文章がうまい。まるで村上春樹よろしく、出会いと情事と別れを情緒的に描く。
コミュニティのヒエラルキーを維持するために、ナンパ師は自分がナンパした相手を悪く言わない。可愛いとか、巨乳とか、フェラが上手いとかどこかしら長所を見出して、強調して他人に報告する。
そうすることでナンパ師の承認欲求は満たされる。外の世界の人がナンパ師の文章に触れると、素晴らしい世界があってまるで多崎つくるのような体験ができるんだと錯覚して憧れを抱く。
いつからだったか、カリスマナンパ師がナンパ講習といってナンパを教えるビジネスを始めた。教祖が始めたもんで、それはヒエラルキーの上層からどんどん波及していった。
金が絡むので、さらに自分の成果を強調する。コミュニティ上位層は互いに褒め合う。そうすることでワナビーが講習に集まり金になるからだ。
こうして、ヒエラルキー構造による承認欲求を満たすシステムは当初とはかけ離れた様相を呈するようになっていった。
誰でもすぐにゲットできる凄腕ナンパ師、ゲットしたのは読モだとか、モデル級の美人、そして講習に行けば君も成果を出せるように!まるで週刊誌の怪しい広告みたいになっていった。
しかし、今までモテてこなかった非モテくんがそんなことになるはずはない。講習を受けては理想と現実の差に落胆し、さらなる救いを求めて他の講習に通う。
ちょっとつかれたんでここまで。
あの人たちどう見てもセックス依存症の病人だけど病識がなさそうだよね
このエントリ面白いな。続きよろしく。