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【社会】

長老シャチ「ビンゴ」死ぬ

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 国内での飼育年数が最長で最高齢とみられる名古屋港水族館(名古屋市港区)の雄のシャチ「ビンゴ」=推定32歳、写真(鴨川シーワールド提供)=が2日、同館で死んだ。詳しい死因の解明はこれからだが、気管支と肺の炎症らしい体調不良があり、4月上旬から一般公開を中止し、医療用プールで治療していた。

 国内で飼育されているシャチはビンゴを含め、名港と鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)で計8頭だった。鴨川のシャチもビンゴの子と孫に当たり、血のつながりがなく繁殖できるのは、国内ではビンゴと妻ステラのペアだけ。今後は国内の水族館でのシャチの繁殖が難しくなる。

 ビンゴは国内のシャチで最も大きい体長6.5メートル、体重4.3トン。1984年に北欧のアイスランドの海で捕獲され、85年から鴨川が飼育。2011年にステラと名港へ移った。

 

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