言いたくないけど、僕が青二才です

言いたいことも言えない世の中で、言いたくないけどつい言っちゃうポイズンなブログ

文章力が何かと聞く前に、なんで文章を書きたいかを考えた方がいい

けいろーさんが親切なブログを書いてたので、僕は彼の言ってることをもっと不親切で身も蓋もない言い方で書く。

あなたが高めたい「文章力」はどんなもの? - ぐるりみち。 あなたが高めたい「文章力」はどんなもの? - ぐるりみち。 

  •  引き込まれない話に文章力なんかないわ!

これも先に結論を書くと「今日食べたおいしい昼ごはんを、いかにもおいしそうに相手に明日、一緒にランチに行きたいと言わせることが文章力」だ。

「うどんとカレーカツのセットを食べた。美味しかった」だけで済むことを如何に臨場感あふれる形で語れるかという力だと思ってる。なぜその店に行ったか?うどんの柔らかさやお出汁は?カツは肉厚なのか?衣は脂っこいのか?…いくらでも語ることがあるけど、その中で自分の感動した部分は何で、相手はどのぐらい話を聞いてくれそうか?

 

文章力は話術であり、(ペルソナ)マーケティングであり、ラブレターだ。共通点は「相手がいること」であり、相手に対してどうやったら伝わるかを考えることだ。

 

見られていると意識したり、相手のことを振り向いてくれるぐらいの熱視線を送ってみたりすると書いたものがたちまち話題になる。

極稀に読まれることを想定できてなくても、ヒットすることはあるがそれはあなたの本気が相手に伝わったからだ。本気で怒ってること、考えてること、好きなことが伝わるとそれは話題になる可能性がある。

 

狙っても狙わなくてもいいから、結果的には「相手に自分の熱意とか言いたいこと、していることに興味を持ってもらえていること」が大事なんだ。

 

語彙力なんて極端な話なくたっていい。一番伝わるようなシーンでありがとうやごめんねが言える人の方が僕はずっとその人の技術を評価したいし、その「伝わるシーン」で言えない奴に文章力なんかないと思ってる。

 

これが小説だとプロット(設定やおおまかなストーリー)が絡んできたり、評論なら知識が問われたりする。でも、ブログやTwitterなどインターネットでのコミュニケーションはシンプルに伝えるべき事を、伝えるべき場所で、伝えるべき時に言える人が伸びる。また、言ってはいけない事に気づいて黙ったり踏み込まない判断力を持つ人がね。

 

マルドゥック・スクランブルのこのセリフなんかがとても端的だね。

「いるべき場所、いるべき時間に、そこにいるようにしな。着るべき服、言うべき言葉、整えるべき髪型、身につけるべき指輪と一緒に。自分自身の声を、おろそかにせずに。女らしさは運と同じさ。運の使い方を知ってる女が、一番の女らしい女なんだ。そういう女に限って運は右に回るのさ」(ベル・ヴィング)

 

だから、文章力が何かを考える前に、自分が誰に何を伝えたいかを考えた方がいい。それが明確な人は言葉が勝手についてくる。ないならないで考えるし、あるならあるでより一層気を利かせようとする。

 

目的や自分が言いたい面白い話を本気で突き詰めてみ?そうしたらだんだんと勝手に突き詰められていくから。

  • 好きなモノを見つけるのが上達の近道

文章力を高めたい…だから語彙力や作文力を増やしたい。これじゃダメだ。

それって、「キレイになりたいから服を買い漁る」「キレイになりたいから体を鍛える」みたいな話で、うまくいくかもしれないけど、実感を持つまでのゴールや道筋がとても曖昧な話なんだ。

 

この場合で言えば、「キレイになりたかったら男でも女でもいいから好きな子を作った方がいい。異性を好きになったなら好みや思考を把握して、同性が好きになったなら徹底的に真似したり、秘訣を聞き出すべし」という考えだ。

 

「文章がうまくなりたい」とざっくりした願望じゃなくて、本当はもっと深い願望・ピンポイントなやりたいことがあってそう思ってるはずなんだよ。

 

例えば、僕の場合は「製作者でさえ納得するほどの同人誌やイラスト、ゲームのレビューを書きたい」と思い始めてから上達した。そして、新しい読者・ファンが開拓できる人になりたいと思うようになった。

そのためには単なるレビューサイトではニッチなので、「青二才が書いたものならなんだって読みたいと言われるブロガーになりたい。その中でニッチなものを新しく手に取る人を増やしたい」が青二才が躍進した原動力だ。

 

作品と向き合うことで、どうやったら伝わるか相手が何を伝えたいかを考えるようになった。また見ていない人・やったことがない人に良さを伝える方法を考えるようになった。

 

人の作品から他人を意識することを学び、伝えるために自分と他人の位置関係に気を配るようになってから飛躍的にブログが上達した。

 

文章力というのは面白くて、中学生・高校生で言葉は習ってるし、文章を読んでいるからみんな「語彙力」「表現力」はあるはずなんだ。使わないから眠ってるけどね。

 

眠ってる文章力を呼び起こす方法は、自分が表現したい、何か言わないといけないという目的意識や相手を見つけること。

だから「キレイになりたいから、男でも女でもいいから好きな人を見つけろ」という言い方をした。綺麗になる道具なんてそんなにお金かけなくても変えるけど、実際本気で綺麗になろうとする人は仕事であれ、他人であれ、自分自身の満足であれ…要するに「目標がある人」だ。

 

目標に目覚めた時が、一番人は考えるし、「うまくなりたい」なんて言わずに勝手に自分でいいと思うことをやってる。

文章にかぎらずなんだってそうだ。そういうものに目覚めることが一番大事なんだ。

 

メール文章力の基本 大切だけど、だれも教えてくれない77のルール  

 ビジネス文書がどうだとか、メールがどうだとか、敬語がどうだという話がしたいなら僕に聞かないでね。僕の苦手分野だし、それを知ったところで今僕がしていることの技術が上がると思えないから取り組んでないので。

 

 

 

 

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