小笠原の西之島、さらに拡大
2014年07月28日
日本の海上保安庁は7月24日、火山噴火による陸地形成を続ける小笠原諸島の西之島を7月23日に観測した結果を公表した。写真左は“新島”確認の翌日(2013年11月22日)、右は約9カ月後の先週23日撮影。
西之島の火山活動は引き続き活発で、これまでに観測した北側火口、南側火口、その間の火口に加え、北側火口北東の海岸近くに新たな火口(北東火口)を確認した。これで確認された火口は4か所となる。
海上保安庁によると、上空からの観測に同行した東京工業大学火山流体研究センターの野上教授は次のようにコメントしている。「これまでの観測結果と比べても爆発に伴う噴煙の高度が高くなっており、爆発の規模が大きくなっていると見受けられる。さらに新たな火口も形成されていることから、マグマの供給は依然として活発な状態で、現在の火山活動はここ数ヶ月間の活動に比べて上向きであると思われる」。
National Geographic News
「小笠原の西之島、さらに拡大」(拡大写真付きの記事)
2014年07月28日
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