2012/02/04 13:22
テーマ:その他
by:流E児
大人たちは、夢を見ていた。
長い、夢を。
イオリアシュヘンベルグの計画を嗅ぎ付け、それを阻止するという夢を。
そして彼らはやがて木星へとたどり着いた。
そこならば、木星ならば、彼らの悲願が達成されると信じて。
少年は、夢を見ていた。
夢の中で少年は暗い、真っ暗な宇宙を漂う。
目の前にあるのは木星。
少年の親だった大人は幼い彼に言った。「父さん達は木星に行くんだ。すぐに帰ってくるから大人しくしておくんだぞ。」
そして少年は……彼らに別れを告げた。
木星。父と母が向かった場所。 そこには「ナニカ」がある様な気がした。
そう。何かが。
夢の場面は変わる。
少年の目の前には淡い碧の色の髪を持つ青年が立っている。
青年は語りかける。
「君は僕たちと共に在るべきだ。 いや、そうでなくてはならない。 人類を、導くために。」
青年が、光を放ち始める。少年も、青年も、世界も、その光は何物にも阻まれず、この世界に存在するものすべてを…………
───────────ドサッ。
「う、うぅ…。 また今日もベッドから落ちて起床かよ…。 それにしても変な夢だったな…。」
ブツブツと独り言を呟きながら朝食の支度にかかる。
彼の名は[潮崎 アリア]。 極めて普通の高校三年生である。
ちなみにこんな名前だが男である。
─まぁ、なんだかんだで朝食も済み、学校へと向かう支度も済んだ。
普段通りの、朝である。
いや、朝「だった」と言うべきだろうか。
普段通りの景色を眺めながらの登校。
彼の家から高校までは自転車で約20分ほどである。
しかし、そんな大した事もない距離を彼が通行していた時、
空から「朱」が墜ちてきた。
目の前の景色が一瞬で変わる。
そこには、 「朱いイナクト」がいた。
鮮血を思わせる朱。右肩には機体の朱よりも更に赤い髑髏のマーク。 そこには毒々しい赤が広がっていた。
「あのマーク…、KPSAッッ!!」
そう[赤い髑髏]が意味するもの。それは世界各国でテロ行為を繰り返す集団[KPSA]に所属している機体だということだった。
連日報道されているのでKPSAを知らない人は最早いないだろう。 もちろん彼もKPSAを知っている。
彼らのテロ行為は手段を選ばない。 そして、相手を選ばない。
リニアライフルの銃口がこちらを向く。
(俺は…、こんな所で…、意味も分からないまま死ぬのか…?)
イナクトが引き金を引こうとする。
(あぁ…、駄目だ…、脚に力が入らねぇ………。)
──刹那。
イナクトのリニアライフルを持った右腕が、消えた。
続いて胴、頭と上空から飛来した光の槍によって貫かれてゆく。
空から降りてきたのは、神だった。
否、少年の目に神と映ったもの、それは[Оガンダム]。
光の翼を広げた姿は神々しく、少年は感じた。
(これが、この世界の、神なのか…?)
─これが、少年と起動兵器[ガンダム]との、 出会いだった。
───────────────────────────────────
いやー… 正直…、疲れました。
こういうものを書くのは初めてでしてね…
至らないところも色々と(ていうか多々)有ると思いますがそこらへんはご愛敬
更新日は不定期になると思います。
そういうところも含めて、温かい目で見守って頂けると幸いかなー と思っております。
では、その②で再び会いましょう!
(´・ω・`)ノシ ..
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