米 イスラエル軍の攻撃に抗議のデモ8月3日 5時58分
パレスチナ暫定自治区のガザ地区で市民を中心に犠牲者が増え続けるなか、アメリカの首都ワシントンで2日、イスラエル軍の攻撃に抗議する大規模なデモが行われました。
パレスチナ暫定自治区のガザ地区では、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスが、いったんは停戦に入ったものの再び戦闘が始まり、ガザ地区での死者の数は300人以上の子どもを含む1680人に上っています。
こうしたなか、アメリカの首都ワシントンでは2日、イスラエル軍の攻撃に対する大規模な抗議デモが行われ、およそ1万人の参加者がホワイトハウスの周辺を行進しました。
参加者は「ガザ地区を解放しろ」と叫んだり、パレスチナの旗をまとったひつぎを掲げて、多くの市民が巻き添えとなっているイスラエル軍の攻撃を非難する一方で、アメリカ政府はイスラエル軍への軍事支援を止めるべきだとするプラカードを掲げるなど、アメリカの対応を批判する声も目立ちました。
バージニア州から参加したという女性は「多くの子どもたちが犠牲になっているのに、アメリカはそれを支援しているようなものだ。本当に愚かなことだ」と話していました。
アメリカは先月もイスラエル軍の要請に応じて戦車用の砲弾を供与するなど、同盟国イスラエルへの軍事支援を続ける方針を示していますが、ガザ地区で市民の犠牲が増え続ける状況に国内からも批判の声が高まっています。
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