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【GREEもInstagramもパラレルキャリアから生まれた!】パラレルキャリアという働き方

  • 2014/08/02
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 残業代ゼロ法案が推進されるなど、時代の流れは終身雇用制から裁量労働制にシフトしつつあります。また、転職市場は求人数が前年比17.2%増となるなどかつてないほどの買い手市場となっています。そんな中、新たに出てきたのが「パラレルキャリア」という働き方。では、一体どのようなものなのでしょうか?

■1人が何枚も名刺を持つ時代?!パラレルキャリアとは

 パラレルキャリアとは簡単に言うと、ビジネスパーソンが本業を続けながらもう1本の軸を持って活動して、何らかの対価を得ることです。「自分のやりたいこと」や「挑戦したいこと」を本業の傍らで行えば良いのです。趣味に関するECショップを運営するも良し、土日にNPOに参加するも良しです。

 では、わかりやすいよう実際のパラレルキャリアの例を挙げてみましょう。

GREE株式会社 

 売上1600億、営業利益800億の急成長企業としてGREE株式会社。実はこの会社、元々は現社長の田中良和氏が楽天で働きながら個人で立ち上げたサイトが始まりだったのです。急成長を遂げ、田中氏は楽天を退社後に法人化しました。

Instagram

 ユーザーが最近2億人を突破した大人気写真投稿アプリ、Instagram。今となってはFacebookに10億ドルで買収されるほどの規模となりましたが、元々は収入0円のアプリだったのです。創始者のケヴィン・シストロム氏は本業のマーケティング業の傍ら、夜間に独学でプログラミングを学び立ち上げたというから驚きです。まさにパラレルキャリアと言えるでしょう。

■なぜ今パラレルキャリアなのか

 今、終身雇用制が形骸化しているのは紛れもない事実です。つまり、1つの仕事に一生従事するということはほぼ有り得ないのです。また、元気である限りなんらかの仕事や活動をする時代になってきており、仕事に対する価値感も変化してきています。ただ生活のために稼ぐ手段ではなく、いかに自分を磨き、心を豊かにするかという軸にシフトしつつあるのです。そういった意味でパラレルキャリアは、いくつかの仕事を横断することで様々な可能性を切り開けるという、現代に合った働き方であると言えますね。

■自分のやりたいことはやった後でしかわからない

 やりたいことが見つかってから、計画して期間を決めて実行しようなんて考えている方も多いのではないでしょうか?でも、自分のやりたいことなんて自分の欲求なのですから、実感を伴わなければ判断できないのではないでしょうか?つまり、「やりたいことは頭でいくら考えても、実際に体を動かさなければわからない」はずです。そのためにもやってみたかったことや好きなことをまずは行動に移してみること、これが一番大切なことですね。

 
 会社に勤めている以上、本業ではある程度会社のミッションに照らし合わせて行動しなければなりません。自分で自分のモチベーションをコントロールしなくてはならないのです。一方で、パラレルキャリアであれば自分自身の志で自分自身のビジネスを創り上げることが出来ます。やってみた結果で自分のやりたいことが少しずつ洗練されてくる、自分の人生に納得できる働き方、これこそがパラレルキャリアなのです。今好きなこと、やってみたかったことがある方は、是非この機会に始めてみてはいかがでしょうか? 

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チロルチョコとインドカレーをこよなく愛しています。

【日本一休みが多い会社「未来工業」】社員をいかに”やる気”にさせるかで会社は決まる

  • 2014/08/02
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 最近、残業代ゼロ法案が推進されたり、ブラック企業の増加など何かと日本の労働時間問題が叫ばれていますよね。そんな中、日本一休みが多く、従業員満足度も日本一という会社があります。それは「未来工業」という会社。この会社、従業員約800人全て正社員で、売上高は約250億円。未来工業では世間とは違うやり方で社員満足度を高め、業績を伸ばし続けているのです。

残業すると罰金まで!日本一休みが多い会社

 この会社の一番の特徴は何と言っても「日本一休みが多い」ということ。勤務時間は1日7時間15分、年間休日約140日、有給が最大40日もあります。また、年末年始は19日連休、ゴールデンウィークとお盆は10連休だそうです。しかも、残業もないばかりか、残業すると罰金まで発生してしまうのです。

 こんな凄まじく従業員に優しい労働条件なのに、業績を伸ばし続けられるのは一体なぜなのでしょうか?

「残業できない」という前提の下で働く

 未来工業のチームは常に競合メーカーと差別化できる商品を考えなくてはならず、頭を悩ませることもしばしば。そんな時、社長は「給料を上げるから遊んでいろ」と発破をかけるそうです。このことについて社長は以下のように言っています。

会社からこれだけたくさん休みをもらい、少ない出勤日の中で残業もできないとなると、ふつうは「これはやばいぞ」と怖くなるよ。怖くなるから、能率が上がるようにがんばるはず。

出典:【仕事】残業禁止で休みが日本一でも成果を出せる!未来工業が教えて ...
 普通の会社ではアイデアが出なければプレッシャーをかけられますよね。焦りが生まれ、余計に良いアイデアが出なくなってしまいます。すると、必然的に労働時間が長くなり、残業しますね。「残業するから大丈夫」と気が緩み、定時内での業務時間効率が下がるという負のスパイラルに陥ります。こんな状態良くないとわかっていてもついついやってしまいがちですね。でも、時間を上手く使うためには、「残業出来ない」という前提で働いた方がかえって効率が良いのかもしれません。

社員をいかに”やる気”にさせるかで会社は決まる

 長時間働けば働くほど成長できる、という思想が蔓延しているこの時代。残業禁止を掲げる未来工業社長のこの言葉は私たちに思わぬ気付きを与えてくれます。

働いて、食って、寝るだけの毎日だったら、動物と同じじゃないか。
やはり人間というのは、「生きていてよかったなあ」と思える事が幸せだと思う。社員にはそう感じてもらいたい。時間は自分の好きな事に使ってほしいし、「あっという間にすぎてしまう。人生の時間を大切にしなさいよ」と言いたい。

出典:【仕事】残業禁止で休みが日本一でも成果を出せる!未来工業が教えて ...
 日々の生活に何の疑問も持たず働いているとこんな事を考える時間の余裕もありませんよね。大切な時間を犠牲にしてまで残業する意味は本当にあるのでしょうか。残業している時間を友人や家族、恋人との大切な時間に費やせたらどんなに幸せなことでしょうか。休みが日本一多いのも、残業禁止も、”社員をいかに「やる気」にさせるかで会社が決まる”という社長の考えに基づいて考えられた、社員のやる気を高めるための施策なのです。


 扱っている商品がずば抜けてスゴイものではない。社員数が多いわけでもない。でも社員1人1人が常に考え、工夫し続けている。そのために、会社が社員のやる気を作り出す。それこそ未来工業の業績を伸ばし続けている秘訣なのだと思います。

 とはいえ、このように会社が社員のやる気を引き出してくれる会社は少ないですよね。でも、自分で自分のやる気を作り出すことなら出来るはずです。限りある人生の貴重な時間、あなたは残業に使いますか?それとも大切な人との時間に使いますか?未来工業の社長の考えを参考に、時間の使い方を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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チロルチョコとインドカレーをこよなく愛しています。

社内恋愛禁止のルールに待った!会社が社内恋愛を禁止するのは法律的にセーフ?アウト?

  • 2014/07/07
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by nosha
 「社内恋愛禁止」いつの時代のことだと思うかもしれませんが、同じ会社に勤める社員同士の恋愛を禁止している会社はまだあるようです。なぜなら、社内恋愛が及ぼす可能性のあるリスクを危惧しているからです。

 恋愛は個人の自由だ、という意見はもちろんあります。普通に考えて、個人間のプライベートな感情を企業が制限することはあまり好ましくありません。社内の人間同士で恋愛関係になることは、法律的にどうなのでしょうか?

法律的には問題ない

 結論から言うと、企業が社員に対して社内恋愛を禁止することは出来ません。それはあくまでもプライバシーの問題なので、企業が個人に介入できる余地はないからです。もしそれで裁判事になった場合でも、企業の立場は非常に弱くなります。

 社員同士が恋愛をすること自体は何ら問題のないことであり、それを否定され罰則などということになったら正々堂々と反論するべきでしょう。

就業制度には明記されていない

「会社は社員を雇っているのだから、就業規則で何でも決められる」かというと、それは違います。あくまでも社内秩序維持という合理的な理由がある必要があります。どちらかというと、決められないことの方が多いくらいのイメージの方が近いです。

出典:就業規則に「社内恋愛絶対禁止」 これってアリなの?【弁護士に言っ ...
 就業規則にも、社内恋愛禁止の文言を記載することは禁止されています。なぜなら、恋愛は社員のプライベートな問題とされているために会社が制限することは出来ないからです。

「恋愛禁止」の明記はパワハラの可能性あり

 もし仮に社内ルールや社内掲示物に「社内恋愛禁止」という言葉やそれに準ずる言葉が明記されていた場合、もしくは上司からそのような言葉を耳にした場合はそれはパワハラになる可能性があります。なぜなら、見えない力でプライベートを抑圧しようとしているとみなされるからです。

 会社側としては、社内の風紀が乱れるなどの理由があるのでしょう。しかし、企業組織としてはそのような規則を設けるのは好ましくない事となるのです。

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雑誌とWebでライターと編集者をやっています。趣味は散歩と本屋に行くこと、好きなキャラクターはスヌーピーで、好きなSNSはPathです。