最初に断言させて頂く。
上司は不要である。
MはSに依存し、SはMに依存する。
もはやSMの世界に近い、共依存の劇を見せられるのはこりごりだ。
世の上司よ、今こそ引退の時だ。二度と出社するな。
もう一度言わせて頂く。
上司は不要である。
ゲンコツを落としてくる上司。
怒りが脳内から零れだして、『手を出す』と言う野蛮的行動をする上司が存在するね。
こう言う輩のほとんどは顔がしわくちゃだったり、頻繁に人を見下す仕草を行う。
いわば猿人の心を持っていて、怒る→殴る。悲しい→殴る。嬉しい→殴る。苦しい→殴る。
単純明快で単細胞と揶揄される、シンプルな行動を見せつけてくるタイプの上司だ。
嬉しいと暴力により勝利の響きを強くし、怒ると顔中のパーツが中心に寄り、ある瞬間に大爆発をする。子供にありがちな、「うぅぅぅうぅぅ……うあぁぁぁぁあ!」と、発狂するそれに近い。
ビッグバンを引き起こし、ありとあらゆるものを粉々にするまで逸脱したエネルギーを放出し続ける。
僕も、ゲンコツ上司に出会った事がある。
あれは10代の頃に働いていたスーパーの魚売り場での出来事だ。
清潔をこよなく愛する僕は、会社で指定されていた長靴を履かずに、自ら用意した小綺麗なそれに足を入れた。
すると、小汚い上司がいきなり殺意の視線を向けて来て、言い放つ。
「お洒落気どっんてんじゃねぇど」
次の瞬間、頭蓋骨に衝撃が走りCT検査を要する事件が始まった。
それぐらいの物語を連想させる程の、一撃を脳天に与えてきた上司。
つまりは、ゲンコツを落としたのだ。
僕は、痛みにストーカーされて、国外逃亡を図る勢いで空想の逃走を行ったが追いつかれてしまい、涙が溢れて止まらないほどに苦しんだ。
痛みも悲しみも涙も、全ての意見は一致していた。
「早く逃げなさい。一匹ゴキブリを見つけたら100匹現れると言うように、一発のゲンコツを受けた人間はいずれ殺されるのよ」
僕は、屈託する暇もなしにバックレを画策する。
「す、すいません……胃腸炎気味なのでトイレに行ってきます!」
僕は、しかめっ面を用意して、それを上司に見せつけると、逃げるようにトイレへと向かう。
トイレに入るなり、会社から配布されたジャケットを脱ぎ捨て、小さな窓を開ける。
僕は、“今日で辞める”ではなく、“今辞める”を実行する事にした。
しかし、この会社のトイレは窓が大きく開かない。ごわごわした服を着ていては、外になど出られない、正に狭き門がそこにある。
その為、着ていたトレーナーも脱ぎ捨て、雪降る寒空をTシャツで駆け抜ける事となった。
数日後、僕は風邪をひき3日間寝込んだ。
一発のゲンコツが与えた損害。
BURTONのトレーナー7000円。その日に貰うはずの給料4000円。
更衣室に置きっ放しのDCのリュックサック8000円。LAKAIのシューズ1万4000円。やしきたかじんのストラップ800円。長靴200円。
しめて3万4000円。
当時僕の金銭価値感覚は、1万円=100万円だった。
つまり、精神的に340万円の損害を与えられたのだ。
軽い気持ちで放つげんこつは、人様に数百万の損害を与える可能性がある事を胸に刻もう。
暴力と小さな窓反対!
同じ事を二度聞くな上司
こう言うがさつな指導を行う人間は、毎年数百回その台詞を繰り返す。
人様には、「一回で覚えろ!」と命令する割に、自らは何度も似たような怒りの時間を過ごしては、馬鹿の一つ覚えのように同じ台詞を吐き続けるのだ。
非生産的な時間を過ごすのに長けた、理不尽でお下劣で極度のKYだ。
そもそも指導者の仕事は、人を育てるのではなく、育つ環境を与える事だ。
マネージャークラスにもなれば、一度は聞いたことがあるだろうマネジメント論。
にも関わらず、教えを請う人間を潰す発言を行える時点で、こいつ自身が一回では覚えられない人間なのだと判断出来る。
僕は様々な会社で、この類いのKYと遭遇した。
こう言った上司は、不思議な事に個人成績がすこぶる良い場合が多い。
非常に厄介であり、反発心を覚えても反論しずらい。
扱い憎い反面、利益貢献をしているので、会社が守ろうとするからだ。
こいつらのせいで、風邪を引いてしまう。
暖かき春を夢見ていたのに、冬がどいてくれない。
頭の中にはポカポカ陽気の下でごろ寝するお猿さんがいるのに、目の前には凍てつく寒さしかいなくって、凍死するか、凍傷に掛かりながら乗り越えるか、退屈な秋の風景へと戻るか、どれかを選び取るしかないのだ。
全てにダメージが存在し、君臨する冷気が明日を凍らせてしまう。
「同じ事を二度聞くな!」は、人を凍死させる。
集中して作業を行っている時に、呼んでくる上司
人間の性質的に、一日の中でトランス状態に入り込む程、集中出来る回数は少ない。
つまり、集中状態の人間に話しかけるのは、貴重な金銀財宝を盗み取っているのに等しい行為なのだ。
縦社会ニッポンの都合上、逆らう事は出来ないし、へーこらへーこら従う奴隷人格を引き出さなくてはならない。
問答無用かつ無傷で財産をガメる上司は、海賊以下、山賊以下、空賊以下である。
僕ら部下の、心奥にあるほそ道に咲いた花々は枯れ果て、凋落の一途を辿るしかない。
上司は、部下を呼びつける場合、それ相応の対価を支払うべきである。
札や小銭がないなら、コーヒー豆でも冷蔵庫でもシャモジでも構わないから、その場で用意出来るものを渡すべきだ。
完全無料と謳いながら金銭を奪い取る廃品回収業者のような真似はするな。
あくびを注意する上司
「眠たいの? 眠いなら帰って良いよ」
夏に合わせたくるりんパーマのヘアスタイルで、切れ長の冷めた目つき。安物のハンカチを引き延ばしたように薄っぺらいシャツを着て、透けて見える肉体に自信があるのだろうと思わざるを得ない、不自然に思えるほど透明感のある色白美女がブチ切れる。
「申し訳ございません。二度と夢を見ないように目を瞑らないことを約束致します」
僕は謝罪した。気持ち良かった。性的倒錯のランクが高まり、快感の頂で立ち尽くした。
これは、数年前に起きた実話だ。
この場合は、結果的にハッピーエンドで終わっている。
しかし、これは美人で美白で美形で美的で美々で美姫で美玉で美女だったからこそ、成立した美しい物語だ。
この時の注意者が、汗だくのオヤジだったりした場合には、鎮魂歌を歌わなくてはならない。悲劇の血液が室内を彩った事だろう。
そもそも、あくびのメカニズムをご存じだろうか?
あくびとは、停止に近づきそうな状態を重く見た脳が警告を発しているのだ。
大きく口を開けて酸素を存分に吸い込み、疲労の蓄積した脳に回復のチャンスを与える。
あくびは、仕事の生産性を上げるための、絶対必要行動と呼ぶべき重要な儀式なのだ。
あくび学も知らずに高速で叱責する上司の姿は哀れを通り越して、薄ら寒い。
あくびを注意する上司は、人様の熟睡を乱す、サキュバスに近い存在だ。
見下げ果てた夢奪いの悪魔になりたいなら、これからも注意するが良い。
人の安らかな時間を根こそぎ奪い取る罪人よ。
性的倒錯者を毛嫌いする上司
僕が熱弁した性の話に、後ずさった勇気なき上司がいる。
書き込んでおこう。
痴女クラブは行き尽くした。
当初の興奮はどこかに行ってしまった。
どんな体制を取らされても、恥と感じない、対風俗メンタルを手に入れてしまったので、興奮しないのだ。
これでは、痴女が好きな俺は死んだも同然だ。
まぁ、ここで言う痴女は、所詮役者崩れみたいなものだしな。
プロ意識がある訳でもない、必要なのは金銀財宝。
そんなトレジャーハンターの様な、痴女気取りが、小さな部屋で、観客1人相手に演じているだけなのだ。
本物の痴女なんていないんだよ。
最初から男を叩きつぶす精神を持ち合わせた人間は居ない。
少しずつ少しずつ成長して、叩く事に少し慣れ、それがあたかも、昔からある“痴女性”なのだと論じているだけだ。
生まれつきの痴女なんていないんだ。涙を流しながら一所懸命に働いて得た小銭で行き着く先に居るのは、痴女か?
いや、それ演者。
2流でも3流でもない、痴女ですらない。
微細な努力をする詐欺師と言ったらいいかもしれないね。そんな詐欺師を誰が金を出して買うか?
そんなの買う奴いるか?いるぜ! 俺だ!
俺は、少ない観客を前に演じる事しか出来ない3流詐欺師を愛しているんだ。
光を消し暗闇にして、ずさんな演技を隠す詐欺師。
演技でしかないから、表情の死んでいる詐欺師。
きちんと頭で金銭回収計画をする詐欺師。
いいじゃないか。
その努力。努力に行き着いていない、一歩手前の足掻き。
未熟者の、本気に行き着いていない、一歩手前の羽ばたき。
幼児的痴女と言えばいいだろうか?まだハイハイ歩きの痴女にいじめられてやろうじゃないか。
精神世界の究極屈辱。ここまで行き着けば、主人の元から駆け出して言った、興奮は戻ってくる。
しっぽを振って、戻ってくる。
興奮と興奮が交尾をして、数百の興奮を生み、引き連れ戻ってくる。行き着く先は、痴女最高\(^o^)/
痴女に向かう勇気を持ち合わせた男を否定する上司はクズである。
せっかくパンチラを見ているのに、目の前に立ちはだかる上司
これは女上司に多い傾向だ。
男と男の間には、パンチラが終わるまで邪魔立てしないと言う暗黙な掟が存在する。
例え、殺し合いの最中だったとしても、斧を捨て槍を捨て銃を放す。
数秒の間だけ、終戦協定が結ばれる。
男に取ってパンチラは生きる全てであり、何にも代えがたい命照らす輝きなのだ。
パンチラ学を専攻した事のない女上司は、非常に理不尽で、斬新な殺人のような事を平気でする。
生きる意味が集約されたパンチラの瞬間を破壊するのは、毒薬を飲ませたり、銃を乱射したり、崖から突き落としたりするよりも、よっぽど罪の重い事だ。
僕は以前勤めていた会社で殺された。
9歳で夜這いを仕掛け、生涯に37142人の女を抱いた世之介のように、溢れる性の聖なる行進を行わせていたある日。
色恋の事を考えながら、エクセルで進捗率を弾き出していた。
定量的かつ定性的に分析を行う前に、深呼吸をしようとして顔を上げると、世界は水色であった。
曖昧だった創造の見せる布が、現実になった。
繰り返す毎日に先回りして通せんぼする退屈は死んだ。
素っ気ないオフィスの壁には営業ランキング表があり、点滅する蛍光灯があり、水色のパンツがあった。
(すべての人の心のなかには、空想・記憶・さまざまな観念・夢などの絶えない意識の流れがある。一見なんの関連もないそれらを、ひつとひとつたどっていくと、やがて一つの観念へと導かれる……それが長いあいだ心のなかで抑圧されていた苦痛な記憶へ繋がる)
そうか。理解……理解し尽くしたぞ。心の師匠、ジークムントフロイトの言葉が脳内でこだまする。
フロイトは、抑圧された苦痛な記憶を持った悶える患者を救う手立ては、『精神分析』だと考えた。それこそが最良な治療法だと。
ならば、僕の虚弱な精神性を一変させる魔法の女神を出現させるには、『パンチラ』を見るしかない!
そうか。そうだったのか。理解したぞ!
次の瞬間、見果てぬ夢だと諦めていた光景が色濃く浮かび上がり、仕舞いには現実になった。
僕は水色を見つめた。
僕は水色を求め続けた。
僕は水色を網膜に焼き付けた。
心の中に雨が降り、溺れてしまうのだけれど、幸福な窒息死の過程にある優しさと興奮を備え付けた快楽だらけの時の部屋で、僕は一人正座をして豊かな人生の為の死を甘んじて受け入れようと覚悟を決めていた。
死を招く毒蛇に腕を差し出そうとした瞬間、粉砕される可哀想な蛇。
視界は黒に閉ざされた。
水色は僕にとって酸素ボンベだったようで、途端に、黒のプールの中で溺れて息が止まりそうになる。
「最後に夢を見られたよ……」と、恍惚の表情で死体になろうと決めた直後、怒声が飛んで来て、強制的に生かされる。
「どうして何度も内線を鳴らしているのに出てくれないの? お客さんから電話が入っているの。分かる? 何の為に電話機を2台も与えていると思っているの?」
黒が水色を塗りつぶし、永遠なる夜が訪れるのであった……。
人類には上司など必要ない
そもそも人間は、得たいの知れない何者かによる聖なる創造品なのだ。
特別で過剰な人知を超えた夢幻の光を放つ、偉大で聖なる存在であり、本来は月の横にでも展示しておくべき、銀河天の川の宝である。
それだけ立派な生命体に労働を強いている時点で、地球人はたかが知れている。
人類は総じてニートであるべきであり、上司など存在してはいけないのだ。
経営者よ。今こそ引退の時だ。
鎮魂歌はいつでも歌えるぞ。
君たち経営者が引退を表明しない限り、美しい物語ははじまらない。
社会の発展が人類に与えたのは、愚者の仮面だけだ。
上っ面だけ美しくなり、内面は苦し紛れに咳き込みながら耐える醜き姿である。
神は、『光あれ!』と言い放った。
働けば働くほどに疲弊した心身は、睡眠を欲する、つまり真っ暗闇に誘う。
働くとは、光から遠ざかる作業であり、神から頂戴した命の始まりを捨てる行為だ。
混沌とした静寂な闇に舞い戻る事を、神は望んではおられない。
『光あれ!』
神が言うのだ。
瞼を閉じないように働くな。
労働は罪人の行いであり、無為徒食は賢者の行いである。
『光あれ!』
人類に上司などいらないのだ。
ニートであれ!
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