ホーム >  中公叢書  > 「肌色」の憂鬱

中公叢書

「肌色」の憂鬱

近代日本の人種体験

眞嶋亜有 著

明治以降、「西洋化」を追求、日露戦争後に「一等国」の地位を獲得し、唯一の「非西洋」として列強に参入した近代日本。だが、待ち受けていたのは、昂揚する黄禍論、パリ講和会議における人種平等案挿入の失敗、アメリカの排日移民法制定など、西洋からの人種的排除であった。本書は、近代日本が人種的差異をいかに捉えられてきたのか、タブー視されてきたその心性の系譜を、洋行エリートたちの人種体験を通して考察する。

書誌データ

  • 初版発行日2014/7/10
  • 判型四六判
  • ページ数392ページ
  • 定価本体2300円(税別)
  • ISBNコードISBN978-4-12-004627-8
  • ブックサービスで買う
※商品によっては品切れ等で指定の購入ページに飛ばないことが
 あります。予めご了承ください。
「肌色」の憂鬱

総合ランキングベスト5