超絶 凄(すご)ワザ!「宇宙に挑め!究極の紙飛行機対決」(進撃編) 2014.07.24

人類が月面へと降り立ち半世紀近くが過ぎた。
今熱い視線を注がれるのが…天然資源獲得を狙いうごめく世界の大国。
日本も火星用無人探査機を開発中だ。
目標は2020年代。
大気が極端に薄い火星では飛行機を飛ばす事が難しい。
風をうまくつかみ目的地まで正確に飛び続けるための翼が必要だ。
ここで紙飛行機の出番だ。
動力のない紙飛行機の飛び方は翼の形状で決まるからだ。
まっすぐ遠くに飛ぶ紙飛行機ができるなら新たな無人探査機の開発につながる。
だからこよいは紙飛行機対決。
2組が挑む。
昆虫の体にほれぬいたムシ博士。
自力でロケットを打ち上げた天才アイデアマン。
究極の紙飛行機で宇宙開発の可能性を広げたい!こんばんは。
「超絶凄ワザ!」でございます。
今回は紙飛行機対決です。
遠くまでまっすぐ正確に飛ぶ究極の紙飛行機を作って頂きます。
ちょっとね紙飛行機って聞きますとお遊びっぽい感じもしますけど。
紙飛行機というのはエンジンなどの動力がないので飛ばすためには翼の性能これが非常に重要になってくるんですね。
空を飛んでる飛行機の全てのその原点にこの紙飛行機があるといっても過言ではない。
特に男の子はもうもれなく好きですから。
ジュニアさんもそうですか?今日は楽しみですね。
いでよ!こよいの挑戦者!先攻…何でもその男は虫に魅せられているという。
ここらしい。
確かに風変わりな研究室だ。
金沢工業大学教授岡本正人。
昆虫や鳥など小さな生物がどう飛ぶか。
30年近く研究してきた。
その翼の機能を取り入れて開発した小型飛行機はJAXAにも認められた。
いまや火星探査機の開発にも加わるキーパーソンだ。
岡本は根っからのチャレンジャー。
宇宙開発の可能性を広げる新たな航空理論の発見につなげたいと挑戦を決めた。
321ゴー!後攻…北海道の大地に世界が注目する男がいる。
確認一発!この男自力でロケットを打ち上げた!天才アイデアマン植松努。
大学で航空力学を専攻し宇宙開発会社を立ち上げた。
その才能にNASAも注目。
次世代スペースシャトルの開発チームに呼ばれた。
今開発するのはロケットに翼が付いた…宇宙から発射地点まで正確に戻る機体を目指している。
紙飛行機を直進させる技術は宇宙空間を飛ぶ飛行機の開発に役立つと戦いに挑む。
絶対に飛ばすぞ!
(一同)お〜!さあ非常に楽しみな対決でございますがまずはですね岡本さんあれふだんからトンボのいろんなものを調べてはるんですか?そうですね。
特に今は昆虫も非常に興味があるので。
あれでも岡本さんの力で何とかゴキブリだけ飛ばないようにできないですかね。
そうですね。
是非私からもお願いします。
ねえホントに。
よろしくお願いします。
対しまして北の国からロケット隊植松さん。
やっぱりロケットが好きで?
(植松)はいそうですね。
何なんでしょう?その魅力っていうのは。
あんなにひたむきにただ重力に逆らって全力で上に上がっていく機械見た事がないんで。
はあ…ロマンがありますね。
なるほど。
そこに魅力があるんすね。
そんな両者がぶつかり合う舞台をご紹介しましょう。
それがこちらです。
名付けまして「2014宇宙の旅」。
すごいこれ!一直線に延びる全長20mのトンネル。
縦横僅か1m。
天井や壁に当たればアウト。
まっすぐ最後まで飛びきった飛行機が勝者となる。
これめちゃくちゃ狭いですよ。
これブルース・ウィリスがほふく前進で来るやつですよ。
それぐらいの狭さで作ってあります。
20いったらホンマ奇跡やな。
(荒木)実際20m当たらずに飛ぶっていうのはこれはもうちょっとね…それでは百万石飛翔隊の紙飛行機作りに迫ります。
最初は飛距離を延ばす事ここに挑みます。
開発初日。
研究室の精鋭を招集した岡本。
アイデアを募り機体を作る事にする。
カギは翼の角度と位置。
これが試作1号機だ。
まっすぐな主翼。
先端を15度上にそらした。
材料はケント紙かコピー用紙のみが許されている。
早速テスト飛行を行った。
どうだろうか。
記録10m。
目標の半分だ。
スーッと延びるようには飛ばない。
すとんと落ちてしまう。
20mを飛ばすには何より空気抵抗を少なくする必要がある。
旅客機こいつの翼は流線型だ。
翼の表面を空気が滑らかに流れ空気抵抗を受けにくい仕組みになっている。
紙飛行機の良さはアイデアをすぐ形にできる事。
どうすれば紙で流線型と同じ効果が得られる翼を作る事ができるのか。
岡本ひらめく。
もう20年以上の付き合いだ。
強い空気抵抗を受けながらトンボはなぜ飛べるのか。
秘密は羽にあった。
断面を見よ。
波の形をしている。
紙でトンボの羽を再現する。
こんな翼見た事ない。
凄ワザなるか?空気の流れをシミュレーションする事にした。
くぼんだ部分に注目。
渦が巻いている。
この回転が空気の流れを変えた。
見よ!翼に沿って空気が流れている。
空気抵抗が減った。
全く新しい形の翼。
翼のスペシャリスト岡本の自信作。
岡本が空気抵抗を減らす二の矢を放つ。
胴体を限界まで細くする!見た目には分からない違い。
たかが2mmされど2mm。
再びテスト飛行に挑む。
発射!結果は15m。
前回記録を5mも上回った。
大きく旋回。
改めて今回の課題の難しさを思い知る。
解決策は見つかるのか。
百万石飛翔隊。
トンボの羽って俺もまっ平らやと思ってたらああなってるんですね。
そうですね。
あれ特許って取れるんですか?一応検討を…。
ホンマに申請しはるんですか?ええまあコルゲート力が実際に非常に小さな飛行機とかあるいは火星飛行機のようなそういう飛行機に使えるんじゃないかなというふうに考えてます。
トンボにしたら何ぱくっとんねんいう話ですよね。
そうですね。
ご覧になっていかがですか?僕も小さいころから虫が大好きだったもんで実は岡本先生の事はトンボの羽の秘密で自分が大好きな人だったって事が今日分かってちょっと困ったなあと思っています。
何か例えば本とか読まれたり?そうですね。
そうなんすか。
じゃちょっと戦いにくいですね。
やりにくいですね。
やりにくいですね。
大変光栄です。
さあそれではこんなに精巧な尾翼を作ったのにまっすぐはまだ飛んでないんですね。
ここから一体どうやってまっすぐを目指していくのか挑戦の続きをご覧下さい。
軽い足取りの岡本。
曲がらない方法を思いついたのだという。
T字型の尾翼だ。
尾翼には風が当たる事で機体の向きを修正する働きがある。
普通の垂直尾翼だと当たった風が翼の上にも分散する。
この尾翼をT字にすれば上に風が逃げずまっすぐ飛びやすくなると考えたのだ。
翼を知り尽くした岡本。
アイデアが尽きない。
学生たちも脱帽だ!切り札T字尾翼。
どうだ?かなりまっすぐ飛ぶようになった。
ただ気になる事が…。
前よりも飛距離が出ない。
直進と距離の両立実に難しい。
翼の魔術師万事休すか!?岡本重い足取りで帰宅。
・どれですか?前日の機体と何が違うのか。
主翼を左右2cmずつカットした。
浮き上がる力は少々犠牲になるが空気抵抗を減らす事で飛距離が延びるはずだ。
岡本はそうにらんだ。
もうあまり時間が残されてはいない。
まな弟子たちの声が聞こえてきそうだ。
「先生大丈夫ですよね?」。
結果は…。
どうしても飛距離が延びない。
あと一手が欲しい。
いぶかしがる学生をよそに岡本が大胆な行動に出た。
翼の幅を2mm切断。
細長くして空気抵抗をギリギリまで減らす。
百万石飛翔隊復活!大変でしたね先生。
そうですね。
かなりたくさん作りました。
こちら完成品…。
立派な木箱を用意して頂きました。
お願い致します。
(岡本)このような形に…。
今回の勝負左右のバランスの違いが命取り。
そこで岡本はT字尾翼を上回る技術を導入した。
ちょっといいですか。
めちゃくちゃ軽いんですけどこれ…
(岡本)あここですか?これはちょっと今こういうふうに折れてますがこれタブといいまして全ての部分を触らずにここだけで最終調整をしてるんです。
曲がったらこの部分だけを変える…。
(岡本)はいそうですね。
対決を見届けるのは航空業界の重鎮が名を連ねる…むちゃくちゃ楽しみなんじゃないですか?もうね紙飛行機ファン10万人ぐらいいるんですけどもみんな多分固唾をのんで見てると思いますよ。
ですから今回のこの成功は航空の世界に大きな変わったイメージをもたらすちょっと画期的な実験ですねこれは。
飛び出す角度良し!機体の状態良し!人事は尽くした!あとは天命を待つのみ。
さあ岡本先生どうですか?非常に緊張してます。
さあそれではお願いします。
発射されました。
うわあ!うわあ!あ〜っという間に…。
まさかの急旋回。
5mを過ぎたところで壁に激突。
土壇場での微調整が始まった。
台の傾き発射スピード羽の微妙な角度それら全てを見極める。
やれそうかい?それではお願いします。
いきましたまっすぐいった!いきましたいきました!もう20m越えた!いきました〜!すげえ!すげえ!いきましたまっすぐいった!いきましたいきました!もう20m越えた!いきました〜!すげえ!百万石飛翔隊20m到達しました!宇宙の旅…なった!先生いきましたね!
(岡本)何とかまあ飛行は成功しました。
しかし見事20mいきました。
すばらしいです。
(拍手)ホントにここに至るまでかなりたくさん作ったのでまあ結構大変でした。
名さんちょっと最初は苦しそうな顔でしたけどどうですか?いやあほっとしてます。
さあ植松さん20mいきました。
僕らだってどういうふうに飛ぶんだろうっていうのがすごい心配になってきました。
ものすごいプレッシャー。
荒木さん。
いやあすばらしいですね。
尾翼にねトンボの羽の構造をうまく取り入れてそこの空気抵抗をなくす。
何か無重力の中を飛んでるようなイメージをちょっと持ちましたけどね。
そんな感じしました。
美しかったです。
2014/07/24(木) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
超絶 凄(すご)ワザ!「宇宙に挑め!究極の紙飛行機対決」(進撃編)[字]

長さ20m・縦横1mの極狭トンネルを飛びきる紙飛行機対決。金沢工大チームは、トンボの羽をヒントにした常識破りの翼で奇跡の飛翔を見せる。超難コースを飛びきれるか!

詳細情報
番組内容
紙飛行機の常識を覆し、ひたすらまっすぐ飛ばす対決。舞台は全長20m・縦横1mの極狭トンネル。この超難コースを飛び切る紙飛行機を目指す。名乗りを上げたのは、昆虫や鳥の飛行形態を研究する金沢工大と、NASAも認める天才アイデアマン率いるロケット開発会社。今回は金沢工大チーム。トンボの羽にヒントを得た独創的な翼で空前絶後の飛しょうを見せる。果たして20mを飛び切る“奇跡”を起こすことはできたのか!?
出演者
【司会】千原ジュニア,池田伸子,【語り】福島泰樹

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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