シリーズ世界遺産100「ビクトリアの滝〜ザンビア・ジンバブエ〜」 2014.07.09

(テーマ音楽)
(江守徹)狭い谷底に膨大な水量の滝が落ち込みます。
浸食によって滝はわずかずつ上流へ移動します。
アフリカ南部を流れる大河ザンベジ。
はるかかなたの巨大な水煙はビクトリアの滝です。
雨季が終わる5月。
川の水量は最も多くなります。
滝は滝つぼから舞い上がる水煙で全ぼうを覆い隠しています。
観光客のために設けられた展望台に向かいます。
ここからは滝が望できるはずですがご覧のとおりです。
空は晴れているのですがここだけはまるでどしゃ降りの雨のようです。
北米のナイアガラ南米のイグアスと並んで世界三大瀑布と称されるこの滝の全ぼうを見るには水量が少なくなる乾季まで待たなければなりません。
これが同じ場所からの乾季の風景です。
幅1,700m落差110mという巨大な滝ですが水が落ちる幅は100mほどの狭い谷間です。
滝の下流です。
上流は穏やかに流れる大河ですが下流はジグザグ状の険しい峡谷となっています。
この断がいはかつての滝の跡です。
滝は下流から上流へと時とともに移動してきたことになります。
1億8,000万年前この地帯にマグマが噴出し玄武岩の台地が造られました。
マグマが冷え台地に無数の亀裂が入ります。
その後台地は湖底に沈んで生物の死がいや泥がその亀裂にたい積します。
再び隆起したい積物は軟らかいたい積岩になりました。
その後ザンベジ川が台地を縦断するように流れ始めました。
川はたい積岩を浸食し最も下流の亀裂に最初の滝ができました。
20万年前のことです。
やがてたい積岩は次々と川に浸食され滝の位置は徐々に上流へ移動していきました。
現在のビクトリアの滝の下流に刻まれた峡谷は移動した滝の歴史を物語っています。
現在の滝から80kmほど下流にある最初の滝の跡です。
20万年前の滝の化石ともいえます。
これは18万年前にできたと推定される2番目の滝の跡。
当時すでに誕生していたホモサピエンスがこの滝を見上げていたかもしれません。
現在のビクトリアの滝は8番目の滝です。
浸食は今も毎年10cmずつ進んでいます。
滝の上流には次の滝になる割れ目が見えています。
画面中央の小さな谷間です。
新しい滝ができるとそれまでの滝は役割を終えつの峡谷となります。
ビクトリアの滝の壮大な旅はまだ終わっていないのです。
2014/07/09(水) 22:45〜22:50
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ビクトリアの滝〜ザンビア・ジンバブエ〜」[字]

巨大瀑布の大移動 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
巨大瀑布の大移動 ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:9097(0×2389)