(テーマ音楽)
(江守徹)谷底を走る激流。
大地が大きくを開けています。
アメリカ南西部に450kmにわたって続くグランドキャニオン。
川が赤い大地を浸食してつくった景観には地球の歴史が刻まれています。
先住民が「母なる大地」と呼び冒険者が「魔の谷」と呼んだ世界最大の峡谷。
大地を深くくりぬいた川は今25億年前の地層に達しています。
かつてコロラド川は現在の水面より1,600mも上の平原を流れていました。
数百万年前激流が平原を刻み始め支流を巻き込みながら広く深くなっていきました。
峡谷の周辺部からはコロラド川に絶え間なく水が流れ込んでいます。
コロラド川の支流につくられた小さな峡谷。
数百万年前の生まれたばかりのグランドキャニオンを見るかのようです。
激流が川底を削るのは100年間でわずか2cm。
それでも川は日でおよそ40万tの土砂を削り続けています。
25億年前の地層…。
水の力は峡谷に不思議な風景をつくりました。
岩の層は日中の暑さと夜間の冷え込みの温度差によるものです。
風と水が長い年月をかけてつくった天然の橋。
峡谷には14世紀ごろまで先住民が暮らしていました。
川の水面ギリギリに岩塩の層が露出しています。
先住民たちはこの塩を頼りにして住み着いていたのです。
川沿いのわずかな土地に植えたトウモロコシが彼らの主食でした。
この穴は貯蔵庫です。
外敵から守るため厳しいがけの中腹に造られています。
先住民が残した壁画ががけに残っています。
狩りや釣りの獲物をはじめ雨ごいの祈りなど日常の生活が克明に描かれています。
峡谷が今刻んでいる谷底の地層は原始生命が誕生したころのものです。
その谷底と峡谷の上との標高差はおよそ2,000m。
気温の差が15度以上になります。
暑い日ざしが照りつけていたのに突然冷たい風が吹きます。
川の激流と谷の温度差が浸食を促しグランドキャニオンは日々広く深くなっているのです。
2014/07/23(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「グランドキャニオン国立公園〜アメリカ〜」[字]
地球の歴史を刻む ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
地球の歴史を刻む ▽自然遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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