東南アジアで経済の中心として成長を続けるシンガポールは人口わずか540万人という小さな国。
市内の繁華街の目抜き通りにある日本の百貨店でこの日あるイベントが行われていた。
人だかりの先には日本の
その地下を覗いてみると
この日行われていたのは北海道フェアそう北海道の物産展だ。
日本でやっている物産展と変わらない品揃え。
白い恋人など有名メーカーの商品も売っている
北海道ブームの秘密に迫るのは
何が一番人気なのか店の人に聞いてみた
これですか?はい。
バターまんじゅう。
こちら十勝の餡を使ったりですとか北海道の産品を使いながら…。
これなんか日本で売ってるよりもおいしそうですよ。
ありがとうございます。
パッと見ても価格は結構高いですよね。
そうですね通常よりもやはり値段は上がってしまうんですけれどもそれでもやはり北海道産のものが食べたいっていうようなお客様の声ありますので。
なぜそんなに人気なのか
シンガポール市内オーチャード通りにあるショッピングモール。
チョコレートのROYCE’や北海道みそラーメンの開高など北海道のお店が軒を連ねる
ありましたねnippon−ya。
財部が足を止めたのは日本のお土産ショップ
見てくださいこれ…。
入荷してもあっというまに売れてしまうという。
いったいなぜなのか
日本でも有名な高級スーパー明治屋。
ここにも北海道の人気商品を取り揃えたアンテナショップがある。
そんなスーパーで北海道ブームをさらなるものにしようとあるプロジェクトが行われていた。
仕掛け人は
まだそれほど知られていない北海道の商品を試験的に販売しようというのだ
今回道内から7つの企業が海外進出のチャンスをつかもうと参加した
名産の
地元では評判の高いアイスクリームなど日本でもまだ全国的には認知されていないブランドばかり。
2日間の勝負だ
まずまずの滑り出し
しかしその中にどうしても買ってもらえない店があった。
北海道標津町から来た
鰹ぶしならぬ鮭ぶしを売りに来ていた。
田村さんいわく鰹ぶしよりも風味がよくどんなものにも合うというこの鮭ぶし
初の海外田村さん北海道ジャパン。
興味を持ってくれる人は多いものの写真と笑顔だけでは何を売っているのかさえ伝わらない
まったくわからないダメだ…。
この北海道ブームをチャンスにしたいとシンガポールにやってきたのだが…
田村さんの会社がある…
ここ10年でずいぶん過疎化が進んだという。
実は田村さんは建設会社の社長。
しかし町を元気にしたいとの思いで5年前町の名産である鮭を使った鮭ぶし作りも始めたのだ
豆腐の上に鮭ぶしをのせてみたのだが…
やっぱりそうか…。
だってあそこのいちばんおいしい豆腐を買ってきた。
あの…主役は豆腐じゃないですよね?あっそうです。
それが伝わらない。
翌朝。
ホテルのロビー
ライスボール。
これでおにぎり…。
田村さん苦手だった英語の勉強をしていた。
教えてくれていたのは…。
田村さんの隣で味噌やもろみを売っていた私は全然英語できないんですけどなんとか単語と笑顔をっていう…。
田村さんは新たな作戦を考えていた
手に取ったのは…
田村さんめんつゆで味付けした鮭ぶしをご飯と混ぜる
いちばんおいしいと思う組み合わせでPRしようというのだ
うまい。
これはいける!うまいですか?うまいいけるぞよし!!
片言ながらも鮭ぶしの魅力を伝えられた
よかったよかった。
よし。
手応えをつかんだようだ
一人だけ取り残されていた田村さんの店も徐々に売れ始め2日間のテスト販売は大盛況に終わった。
仕掛け人の藤橋さんは…
一方北海道
年間2,000人が参加するツアーだというが彼らは日本人にはわからない意外なところに楽しみを見いだしていた
そしてフィリピンでは…
その裏には日本とフィリピンがタッグを組む『未来世紀ジパング』今回はアジアで沸騰している北海道ブーム見ていくんですけれどもメイさんご出身のタイでも今北海道っていうのは人気なんですか?そうなんですすごく人気がありまして。
それにみんなびっくりして大きなカニを北海道に行って食べにいこうっていうのはよく聞きます。
高橋さんはどうですか?まわりで北海道人気感じますか?なんでって思ったら実は2008年に中国の映画が公開されたのが『狙った恋の落とし方。
』あれで北海道ロケしてそういうことがきっかけでものすごい今北海道に来てるっていうのを聞きましたけどね。
そうなんですね。
沸騰ナビゲーター財部が注目。
北海道の人気を示す驚きの数字とは?
こちらに宿泊先ランキングってあるんですね。
京都じゃないんだね。
ほんとですね。
すごいですね3位に入ってくるんですね。
そうですね。
そうですね。
ところがアジアの方たちは雪が見たいといっていわばそうなんですね。
大橋さん今日の沸騰キーワードお願いします。
今回の沸騰キーワードはこちらです。
北海道ブームは観光資源があるから自然発生的に起きたわけではないということなんですね。
なるほど勝手にどんどん広がってったわけじゃないよと。
はい仕掛け人がいるということなんですね。
VTRに出てこられたさぁではシンガポールで北海道人気のきっかけを作った仕掛け人とはいったいどんな人なんでしょうか?VTRをご覧ください。
この日函館空港にシンガポールからのツアー客が降り立った
実はこれがシンガポールに北海道ブームを巻き起こすきっかけとなったツアーなのだ
そんな彼らが最初に向かったのは実に意外な場所。
それがこのツアー人気の秘密だった
人気ツアーで函館にやってきたシンガポール人。
まず向かったのは意外な場所。
なんとレンタカー店だ
実はこのツアーバスで観光地に行くのではなくレンタカーで北海道を回るという
そう今回初参加だというフォンさん一家に同行させてもらうことに。
2人の子供とおばあちゃんとご主人の妹
もともとシンガポール人はドライブが大好き
しかしシンガポールは国土が狭い。
だから広い北海道にわざわざ来たのだという
フォンさん一家はまず函館の五稜郭へと立ち寄った
ワーオ。
シンガポールでは味わうことのできない景色を堪能する
旅行会社の人に教えてもらったお寿司屋さんへ。
そのフォンさんの車を何やら後ろから追っている車が。
実はこれ旅行会社の車。
車3台でお客さんを影からそっと見守っている
更にこの旅行会社ではオリジナルのガイドブックを作りツアー客に配っている。
道順だけでなく3ヵ月かけて調べたお勧めスポットを英語で紹介実に80ページに及ぶ
フォンさん一家が到着したのは鮮魚店直営のお寿司屋さん
食べたかった北海道の寿司ネタがずらり
お味は?
続いては子供たちが絶対に行きたいと言っていた場所
函館元町のこの通り。
何かと思いきや
実はここ北海道で指折りのソフトクリームが食べられるという店
期待どおりの味
おいしいベリーグット。
北海道ならではシンガポールでは味わえないことを次々と体験し宿へ
夕食は北海道の豚を使ったしゃぶしゃぶ
ツアー参加者みんなで一緒に食事する
フォンさん一家が泊まるのはこちらの部屋
温泉つき。
シンガポールの人たちにとってこれまた嬉しいかぎり
息子のインサム君にとって初めての温泉体験
フォンさん息子と一緒に温泉に入るのが夢だったという
シンガポールの人たちを心ゆくまで満足させるこのレンタカーツアー。
しかしこれはじめからうまくいったわけではなかった。
実はある仕掛け人の情熱がこの人気ツアーを生み出したのだ
シンガポールにいるツアーを作った人物に財部が話を聞きに行った
どうも財部ですよろしくお願いします。
西村紘一さん。
この人が北海道レンタカーツアーの仕掛け人だ。
西村さんは35年前旅行会社を設立。
主な顧客はシンガポール人。
厚い信頼を獲得し大成功をおさめた
このツアーを作ろうとしたきっかけは今から9年前
国土交通省の役人から外国人観光客を増やしたいとの相談を受けたのだ。
人気がなくなったといってもそこは北海道。
西村さん観光客であふれているのかと思って行ったら…。
駅の前には
これはひどいどうにかしなければと思ったという
そのときに瞬間に思ったのは
当時シンガポールから北海道を訪れる客は今の6分の1程度
こんなこと言っていいのかどうか知りませんけども事実を言えば…。
そのときに僕は「バカモン!」とまぁ言わないです。
追い込まれ八方塞がり。
西村さんそこでとんでもない手をとった
シンガポール人向けの北海道レンタカーツアーを作ろうとした西村さん。
あらゆるところから反対されとった手は?
それでやるならチャーター…。
なんと飛行機1機を3,200万円で借りきった。
失敗すれば倒産のリスク
当時はほとんどなかった英語対応のナビゲーションを搭載したレンタカーをなんとか50台用意した
そして初めてのツアーを開催。
努力のかいあって参加者は160人にものぼった。
西村さんの狙いは見事に当たった
シンガポール人のフォンさん一家
その後も帯広富良野などを車でめぐり…
大自然や北海道でしか見られない競馬を堪能した
そしてこのツアー毎回違ったサプライズ企画を用意している
今回はここが舞台だというのだが…
帯広の
狭い国土で農業がほとんどないシンガポールでは味わえない体験をサプライズで用意していたのだ
シンガポールの人たちのニーズを確実につかみ北海道でしか味わえない体験をさせる。
西村さんのまいた種が北の大地で着実に育っていた
さぁということで北海道ブームまずシンガポールに火をつけたのがこちら西村さんですね。
シンガポールで起業した日本人として最も成功している方ですね。
でもこの北海道ブームのきっかけの1つがレンタカーだったって…。
今高橋さんがおっしゃるとおりで…。
例えば自由に行ってくださいって言って自由に行っていいわけないですよね。
交通安全の面もかなり気にされてるんですよね?財部さん西村さんのように仕掛け人…。
これ他にもたくさんいらっしゃるんですよね?こちらですね。
登別の観光協会や市の人たちが仕掛け人となっているということなんですよね。
実は中心になった20年近く前から?先駆けですよね。
こちらをご覧ください。
こちら観光用のパンフレットなんですけれども英語に中国語韓国語そしてタイ語。
登別温泉では多言語化もかなり進んでいるんですね。
そんなカリスマがまだまだ北海道にはいると…。
タイの旅行会社と組んでブームを作った。
北海道の北部にあるホテルうたのぼりグリーンパークでは河野さんが中心となり2010年からタイ人向けツアーを開始。
浴衣や甚平に着替えての流しそうめんや餅つきなど彼らのニーズを取り入れタイからの観光客が1,000人を超えるようになった
でもある意味日本でもあれだけの日本を感じられる場所が凝縮してるところってないですよね。
ほんとにお祭りみたいですよね。
更にまだ仕掛け人がおられるんですよね。
はいなんとオーストラリアの方なんですね。
この方がすごいんですよね。
ニセコスキー場のある倶知安町。
外国人宿泊客は年間およそ23万人。
その半数以上がオーストラリア人だ
92年に移住したフィンドレーさんがニセコの雪質の魅力を広めたことが今の人気のきっかけだという
この海外の方が日本に来て日本のよさを海外の方に伝えてくださるっていうこともあるんですね。
そんななかで一風変わった仕掛け人がいらっしゃるんですよね?こちらですねなかなかイケメンなんですけども…。
あっほんとだ。
フィリピンで
札幌市の場外市場。
北海道でも人気のスポットに外国人が2人。
彼らはフィリピンのテレビ局のスタッフだ
観光か?と思いきやそうではなさそう
彼らにはある目的があった
実はこの2人
大ヒットさせていたのだ
それはいったいどんな番組だったのか?
今アジアのなかでも経済成長著しい国フィリピン
札幌市に比べかなり暑い。
そんな国でも今北海道ブームが起きているのだ
コンビニのお菓子売り場には「Hokaido」と書かれたスナック菓子。
魚風味ホッケをイメージしたパッケージ
更に町なかのカフェ
皆が注文していたのは同じ飲み物
その名も…
北海道の素材を使っているわけではないのだがフィリピンでも北海道は大人気のブランドなのだ。
そんな北海道人気を強力に後押ししたのがあの2人のフィリピン人が制作した旅番組だ
日本語に訳すと
主演は…
彼が1人で北海道を旅して回るという番組。
着くやいなや…
まずは北海道の寒さに驚き更に…
ドミンゴ初めて見る雪にテンション最高潮
雪と戯れることおよそ2分。
長い時間を費やした
アイラブ北海道アイラブジャパン!
そしてホテルに到着し温泉へと向かうドミンゴ。
すると…
こんなふうにフィリピン人の目線で北海道を旅する番組が…
どうしても勝てなかったライバル局に勝利したのだという
続いて旭川ラーメンの人気店…
この店で
北海道を旅する番組。
主演のドミンゴがこのラーメン店で着目したのは…
この番組が放送された翌日フィリピンの山頭火は大行列になったという。
今でもフィリピンの山頭火は大人気。
お客さんたちはラーメンの他にサケイクラ丼やいかめしなど北海道の特別メニューを堪能していた。
フィリピンで大ヒットしたこの番組。
実は北海道庁がスポンサーだったのだ。
その方針はカネは出すが口は出さない
道庁の担当者に聞いた
再び札幌
あの番組を作ったフィリピンの2人がやってきた理由はもちろん番組の第2弾の打ち合わせ
今度は北海道の水産物を売り込むための番組を作りたいのだという。
北海道ブームを一過性で終わらせない。
今取り組みが始まっている
メイさんどうですか?やっぱり雪っていうのはアジアの方にとっては珍しい?そうですね。
そうなんですよね気づかない。
そうですね。
それが成功してますよね。
これ実際フィリピン以外でもこのメディアとの連動っていうのは今後増えてくるんでしょうか?増えてもきますしすでにタイもそうだしベトナムでもその北海道の民放のローカル局が作った番組がもうすでにオンエアされている。
そうなんですね。
そなんですよ。
もし欲を言うんであればそういう番組に日本の家電メーカーがコマーシャルを出すとかね。
そうすると観光客を呼び込むだけじゃなくて日本の製品のブランド力をつけることにつながるじゃないですか。
それくらいやるべきだと思いますよ。
さぁそれでは財部さん今回の未来予測をお願いします。
私の未来予測はこちらです。
第2第3…。
実は実際に高橋さん第2第3の北海道を生んでいくっていうこと可能ですかね?こういった自分の地域にしかできないこと自分のところにしかない魅力っていうのをいろんな自治体が自分たちでどんどん探し出してどんどん売り込むっていうことをしていけば次の北海道が日本のあちこちにできていくっていうことなんですかね?そうですね。
東京オリンピックをそれをネタに来るんじゃなくて東京オリンピックまでに全国でそういうブームを作るっていう…。
そういう心意気が必要ですよね。
そうですね。
2014/07/07(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【アジアで沸騰!北海道ブームの裏側】[字][デ]
なぜ今アジア各国で北海道が人気なのか?▽シンガポール人のツアーが大盛況!日本人とは違う意外な北海道の楽しみ方▽フィリピンの人気旅番組…仕掛けたのは北海道庁
詳細情報
番組内容
外国人観光客が増える中、北海道の人気がうなぎ上りだ。特に、アジアの人たちにとって、北海道は必須の訪問地となっている。なぜ、北海道が人気なのか?シンガポールから北海道に来た人たちのツアーに同行。そこには日本人と違った、意外な楽しみ方をする人たちがいた。またアジア各国でいま、いわゆる「北海道物産展」が次々と開かれている。その舞台裏を取材。北海道ブームの仕掛け人を追った。
つづき1
【“北海道物産展”がアジアで人気沸騰!】シンガポールの百貨店で開かれる“北海道物産展”は、11日間の開催で約3万人の客が訪れるほどの人気ぶり。これは、あくまで北海道の商品だけ置く“北海道物産展”。別の日本各地のお土産を置く店でも、北海道のコーナーだけ商品がなく、“売り切れ”の看板が掲げられていた。
つづき2
【シンガポール人に人気の北海道ツアー】
北海道・函館に降り立ったシンガポール人のツアー客。旅行会社が用意したバスに乗り込むのではなく、彼らはレンタカーを運転し、それぞれ北海道を周る。東京23区とほぼ同じ大きさというシンガポールの人たちは、海外に行った時に“ドライブ”を楽しむという。そんな楽しみ方に目を付けた日本人オーナーの旅行会社が、北海道ブームの火付け役だった。
つづき3
【フィリピンで北海道ブームを後押ししたのは…旅番組】フィリピンでもコンビニに“北海道”の名前が付いたスナック菓子が売られるなど、今や北海道ブーム。そのブームをもう一歩後押ししたのが、今年フィリピンのテレビで放送され、高視聴率を記録した旅番組。有名タレントを旅人とし、フィリピン人スタッフが、自分たちが興味を持ったことを題材にした番組だが、実はこれ、北海道庁が仕掛けたものだという。
出演者
【メーンMC】SHELLY
【進行役】大橋未歩(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】財部誠一(経済ジャーナリスト)
【ゲスト】高橋進(日本総合研究所 理事長)、宮崎美子、メイ・パクディ(タイ人タレント)
関連情報
【公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
【公式Twitter】
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