今週は何かいいことありましたか?私ね思うんですよ。
早速ですが問題です。
この中に生き物がいるんですがわかりますか?そうこれこれ。
カマキリです。
でももっとよーく見てください。
気づきました?実はこれ紙でできてるんです。
リアルでしょ?おなかのところなんて本物そっくり!今日ご紹介する主人公は紙でなんでも作っちゃうすごい人です!ご紹介しましょう。
まずは先ほどのカマキリの作り方を教えてもらいましょう。
紙を半分に折ってからハサミで切っていきます。
(守さん)頭からいきます。
下描きとかないんですね。
ここからが守さんの腕の見せどころなんです。
脚の部分を波打つように切り昆虫特有の節のある脚を再現していきます。
リアルさを徹底的に追求する守さんです。
さらにもうひとつ頑なに守っているルールがあるんです。
貼り付けとかしない。
そう貼り付け禁止。
なのにあれだけ複雑な形を作っちゃうんですから一体どうやってるんだろうと思いますよね?その秘密はここからの折りの作業にあります。
これはおなかの部分。
切り込みに沿って折ります。
そして…。
なるほど。
確かに脚がおなかから生えてるように見えますもんね。
あとは脚を細かく折っておなかをくっつけたらできあがりです!見事な切り絵です!西田さんそれは禁句です!ええっ?切りたい気持ちと切って立体にするという気持ちが入って「Kirittai」。
Kirittaiですか!なるほど!細かいものづくりが大好きな守さん。
それは暮らしている場所に関係してるんです。
ねっ桃ちゃん。
はい。
舞台はおよそ6千軒もの町工場があり歯ブラシから人工衛星までなんでも作るものづくりの町です。
そんな東大阪の住宅街に守さんのご自宅があります。
その一室をKirittaiの工房兼お店にしているんです。
奥に並んでいるのが販売用のKirittaiです。
こちらは額入りの干支。
ちなみに僕はこれイノシシです。
守さんのKirittaiは小さいものばかりではないんです。
次は…?長さ1.5メートル。
金色に輝く紙で作り上げる超大作。
はあ〜何ができるんでしょう?全部目分量です。
いや〜それにしてもよく切れるハサミですねぇ。
(守さん)これちょっと特殊で職業用…。
刃物の本場堺市の職人さんが作ったものです。
開きまーす。
あっ!これはもしかして名古屋の人が喜びそうなしゃちほこじゃなくて…。
ドラゴン!はい。
ここからまるで空を飛んでいるかのような立体の龍に仕上げていきます。
へえ〜。
角をつまんで折り目を入れるだけで立体感が出ます。
折る前と比べるとご覧のとおり。
終わりました。
いやぁドラゴンのKirittaiいやかっこいいですね!紙を切り始めてからわずか30分で完成です!何色がええかな?そうやなグリーンなんか…。
こちらが妻のさえ子さん58歳。
接客担当です。
お客さんはどれくらいいらっしゃるんですか?えっマジで?
(2人)マジです。
ああ…。
いつもゼロって出ます。
ハハハハ…。
ええ…大丈夫なんでしょうかね?お客さんが来るようにお祈りしときましょう。
ねっ阿修羅様。
東大阪市出身の守さん。
ものづくりが好きで町工場で働いていた時さえ子さんと結婚しました。
その後収入のために守衛の仕事に転職。
双子が生まれたからです。
守さんは家族第一。
どこへ行くにもさえ子さんと一緒でした。
(守さん)常に一緒ですよ。
お母さんがいないとね僕自身も生きていけないです。
(さえ子さん)もううちね息子3人ですわ。
お父さんも息子みたいなもんでね。
50代になると守衛の仕事から慣れない事務職に異動。
すると体に異変が起きました。
(守さん)電車のホームに立っててある時全然周りの雑踏の音が聞こえなくなったんですよね。
突然。
ストレスが原因でした。
そんな時親戚の子供にせがまれて作ったのが紙のお面。
子供たちの喜ぶ姿を見てものづくりの楽しさを思い出した守さん。
会社へ行く気力は徐々に失われていきました。
もう仕事行きたないっていう…。
その病気抱えてるのとまあお金がないのとどっちがあれかなと思って…。
暗くなった人抱えてこれからずっと私がね老後を過ごすの大変でしょ?それやったらお金なかったら働きに行ったらええしと思って。
こうして55歳で退職した守さん。
好きなことを思いっきりやりたいと趣味を仕事にすることを決意しました。
1枚の紙で作る立体切り紙をKirittaiと名づけました。
でもお店は住宅街にある自宅。
人知れずやっていてもお客さんなんて来てくれません。
そこでお2人が始めたのが広報活動。
町に出向いて実演をしてKirittaiを宣伝してるんです。
はい。
わあー!仏様のKirittaiですね。
拝んどこう。
拝んどこう。
ああ拝んどきましょう拝んどきましょう。
ねっ。
てなわけで本日は紙とハサミだけで夢のある作品を生み出しているお父さんのお話です。
目標はKirittaiの在庫全部売り切りったい!負けへんで!わいは負けへんで!今日の舞台は東大阪市。
こちらはお百度参りで知られる石切劔箭神社です。
石切さんと呼ばれ古くから人々に親しまれてきました。
賑わう参道を散歩しているのが本日の主人公大東守さんと妻のさえ子さん。
立体切り紙その名もKirittaiを作っています。
守さんは出かける時いつもこのポーチを肌身離さず持ち歩いています。
大切なものが入ってるんです。
いつもありがとうございます。
いえいえ…。
2つでよろしいですか?はい。
やって来たのはご夫婦が結婚する前から通っている明石焼きのお店たこつぼ。
卵たっぷりの生地にたこを入れふわっふわに焼き上げます。
ああ〜いいですねぇ。
アツアツをだしにくぐらせて…。
うまいんですよこれがほんとに。
食べったい!ヘヘヘ…。
焼き上がりを待つ間守さんが取り出したのが例のポーチです。
そうなんですよ。
Kirittaiには欠かせないハサミと紙が入ってるんですよね。
切りったい!と思った時が切り時です。
ねえ。
守さんいつでもどこでも作品を作れるように道具を持ち歩いてるんですねぇ。
昼飯前ですね。
あの…それとあの広報活動を兼ねて。
あ〜なるほどねぇ。
さて今日は何ができるんでしょう?作ったものはお店にプレゼントしていくそうです。
お待たせしました。
はいすいません。
あ〜待ってました!焼きたての明石焼き。
いったんちょっとハサミを置いてアツアツいただきましょうね。
めっちゃうまい。
(さえ子さん)うん。
うん。
おいしい。
さあどんなKirittaiが完成したんでしょうか?仕上げにサインしてねっ。
あっ兜だ。
ねっ。
端午の節句に向けてちょうどいいじゃないですか!喜んでもらえるかな?あー!ありがとうございます。
わあ…。
すごい細かい。
ねえ守さんのKirittaiいかがですか?
(松本さん)いつも来てくださってて急にハサミを出されて…。
あっすごいと思ってびっくりしちゃって…。
でどんどんね腕を上げられて。
守さんが初めてここでKirittaiを作ったのは5年前です。
その頃から作品を大切に飾ってくれてました。
まだここにもありまして…。
(守さん)うわぁ!
(守さん)うわぁ恥ずかしい。
恥ずかしい。
最初の作品も大切に取ってありました。
(松本さん)初めてハサミ登場の時ですよね。
あっこれは…?
(守さん)一応たこです。
ああたこ。
(さえ子さん)恥ずかしい作品や。
アハハハ…。
でも…でもなんかうまく切れてる…ハハハハ…。
Kirittaiのファンがこうして少しずつ増えてきています。
他にも守さんを応援してくれてる人が東大阪の町にはた〜くさんいます!
(守さん)こんにちは。
すんません。
どしたん?この日訪ねたのは金属加工が専門の蜷川さんの工場。
蜷川さんは互いに切磋琢磨してきたものづくりの仲間です。
守さんはそんな蜷川さんに時々新作を見せに来るんです。
おお〜すごいなぁ。
(守さん)今までこんな台とかなかったやんか。
この方がなんか高級感出るやろ?持ってきただけかい!持ってきただけやでそんなもん。
なんでやねん。
こうなると蜷川さんただでは帰してくれません。
全国の皆さんに25年前に作ったすごい発明を見てもらいたいと言い出しました。
ジェット機のようにこう…渦巻きながら飛んでいく。
ジェットビンゴ!ジェットビンゴ!なんなんでしょう?
(音楽)音楽が鳴り響く中発射スイッチオン!さあどうなる?ビンゴシュート!ビンゴシュートってえっ?あっ出た!27番。
なるほどビンゴゲームだ!これ…これ売れたんですか?あっ売れたんだ。
自分もね絶対頑張らなあかんと思います。
もう…こんなん考えつくってねちょっと頭おかしいんちゃうかなこれ。
アハハハハ…。
いやいや…2人とももう子供みたいですね。
もうなんだか楽しそうだなぁ。
21番!守さんもいつも新しいアイデアをKirittaiに注ぎ込んできました。
最初は平面に始まり少しずつ立体化。
そしてどんな立体的なものも作れるようになり今ではこの『月の砂漠』のように情景を表した作品も手がけています。
そんなわけで作る種類も増えるとそれにふさわしい紙も必要になります。
今日は仕入れです。
お財布をにぎるさえ子さんと一緒です。
ペーパーボイス大阪は紙の問屋さんが営むアンテナショップです。
店内に並ぶのは4千種類もの紙。
本の装丁などに使われる高級紙です。
(守さん)オリーブとか…。
(店員)オリーブ色…。
このあたり…。
(守さん)ああそうですね。
色以外にも大事なポイントがあります。
(守さん)厚み。
(守さん)これはねなんかろうけつっていう…。
(店員)ろうけつ柄っていうような…。
(守さん)ひび割れた感じが…。
なんかね質感がすごい…。
カマキリです。
羽にこういう模様が張ってるんでリアル感がある。
なるほど。
質感が大切なんですね。
これは恐竜とかゾウとかもいけると思います。
皮膚の感じが。
こういうねざらつき感っていうか…。
高級紙をこういうふうに使う人っていますか?えーとねやはり…。
あまりそういう方はいらっしゃらないですね。
全部の引き出しガーッと開けてみたいですけどね。
これもいいな。
さえ子さんなんかたくさん買っちゃいそうですよ。
ちゃんと仕事につながったらいいけどまあ失敗した時に捨てるのがもったいないと思いますが…。
ですよねぇ。
大事にいい作品に仕上げなくちゃいけませんよね。
そうですね。
ねっ。
守さんはよりリアルなKirittaiを作るため時々出かけている場所があります。
いや〜動物園か。
ねえ。
こうやって実物を観察しながら切ったりするんですね。
(守さん)画像とかネットで見てるんですけどね。
ここで見たらすごいよくわかりますね。
実物が。
フラミンゴの脚の細さをうまく表現できました。
これまでも体格のバランスを見てゾウを作ったりライオンのオスとメスの作り分けをしたりと何度も動物園に通っています。
あっ君もKirittai気になるのかな?モデルになってくれてありがとうね。
おおきに。
ねっ。
はいはい。
お2人は新作づくりを始めました。
間もなくデパートの展示販売会に参加するんです。
ああさっき見たフラミンゴですね。
あっ小さいなぁ。
あんまり大きいのを作っても売れないんで。
ジオラマ的なやつを作りたかったんでね。
小さく小さくなっていって…。
難しいんでね小さい方が作るの。
いやぁそうですよね。
小さくすればするほど難しい。
今回挑戦しているのは体長3センチのライオンです。
いや〜どうしてこんな細かいことがまあできるんでしょう?私だったらもうイライラして潰しちゃってますね。
さあどうでしょう?ああ小さいけれど百獣の王の風格があります。
いやお見事です!アフリカのサバンナをイメージしたジオラマに仕上げました。
うーん!どっから見てもいいよね。
そうやな。
このケースにしてよかったやっぱり。
展示販売会に出品するメーンの作品が完成しました。
紙選びにもこだわり動物園で研究した動物のしぐさを生かした自信作です。
さあ展示販売会当日です!大阪阿倍野にある日本一高いビル。
この中の百貨店の催事場がご夫婦の晴れ舞台です。
いや〜賑わってますね!この日は手作りのアクセサリーやガラス工芸など34ものクラフトショップが出展しました。
我らがKirittaiはどこかな?アハハ…いらっしゃいましたね!ご夫婦おそろいです。
工房にあった商品をドーンと持ち込みました。
そしてこの日の目玉はKirittaiのリクエスト切り!調子はどうでっか?もう朝からさっぱりです…。
ええっ!?とそこへ例のアフリカの動物たちに興味を示すお客さんが…。
ゾウさん?かわいいお客さんです。
行くよ。
バイバーイ。
あっお嬢ちゃんよっぽど気に入ったみたいですね。
ああ…アイスの方がいいのか。
バイバーイ。
バイバーイ。
さらにお客さんです。
十二支を全部そろえてみたんですけどね。
いいですねぇ。
えっ!ほんとですか?ありがとうございます!うわぁ!ありがとうございます!この手作業を見てたらもう素晴らしいなぁと思って。
いやそこをわかって頂けましたですか!切ります!猫を飼ってるんで猫を…。
(さえ子さん)はい。
はい猫のリクエスト頂きました!お客さんが飼ってる茶色の猫これ再現させてもらいます!
(さえ子さん)あっできました。
できた!猫のね顔がすごいなと思います。
すごい立体的なんですよ。
気に入って頂けたんですね!ありがとうございます!めっちゃ嬉しかったです。
俺もほんとに嬉しい!それしか言えないんですけど…。
今んとこねびっくり。
1万6千円ぐらい。
新記録です。
新記録?お寿司が食べたい。
フフフ…。
寿司?ねっ。
お寿司。
寿司ねぇ…。
寿司いきなはれ!いきなはれ!寿司いきなはれ!最近ご夫婦は新たな活動を始めました。
(一同)こんにちは。
よろしくお願いします。
(守さん)Kirittaiっていうのをしてもらうんですけど…。
Kirittaiを教えてほしいという声に応えて出張Kirittai教室を始めたんです。
さえ子さんが配っているのはKirittaiのキット。
あらかじめ守さんが切り抜いたものを型紙にして紙を切ってもらうんです。
抜き型が残ってるやつを2つに…。
2つにこう折ってください。
輪になってる方と合わせます。
なるほど。
いきなり下描きもなしに切るのは難しいですからね。
あっこれだったら簡単ですよね。
あとは守さんが優しく折り方を教えてくれます。
(守さん)こうすると…。
(子供たち)おお〜!あ〜鳥が羽ばたくようになってるんですね。
なかなかのアイデアKirittaiです。
楽しいですね。
ねえ。
切るところとかがおもしろい。
できて嬉しかった。
(守さん)切り絵と違うよー。
(一同の笑い声)Kirittaiやでー。
そうそうKirittaiやで!覚えといてな!これな…。
疲れるなこれは…。
教室でも使っているKirittaiのキットは販売もしています。
1つずつ守さんが切り抜いたものをさえ子さんが袋詰めします。
中には丁寧な説明書が入っているので手軽にKirittaiが体験できます。
いやなるほど。
これはいいですね。
あっおかえり。
ああおかえり。
休みか?今日。
(光さん)今日休み。
こちらは長男の光さんです。
実は一番のアイデアマンなんですよね。
作りたいと思う人もおるかわかれへんからキット化してみたら言うて…。
キットにするとか思いつかなくて。
売れ筋なんです。
これだけが売れ筋。
ほんとに売れ筋なんですよ。
これを仕事にして生活するっていうのはね非常に難しいかなと思うんですけど60歳迎えたんで健康に気をつけてやっていってもらえればそれだけでいいですけど…。
あれ?守さん目頭が…。
ヘヘヘヘ…。
(光さん)もともとあんまりメンタルが強い方じゃないので…。
(さえ子さん)お母さんが強い方よね。
弱いですねこういうの。
ハハハハ…。
お互いのことをよーくわかってるあたたかないい家族です。
そんなファミリーに育まれてきたKirittai。
守さんにはさらなるでっかい夢があります。
Kirittaiをね世界中に広めたいです。
ハハハ!本気ですよ。
うん。
誰でも知ってるものにしたいですね。
有名になったらサインしますから。
よろしくお願いします!ものづくりの町東大阪で生まれ育った守さん。
仲間たちと突拍子もないアイデアを出し合っては笑いそして夢を語り合いました。
その町工場スピリッツは作るものが変わってもしっかり守さんの心の中に生きています。
日々作品を進化させるべく努力を怠らず実直に歩みを進める守さんとさえ子さん。
このご夫婦でっかいことやってくれそうです。
ドゥーユーノウキリッタイ?イエスジャパニーズミラクル!…なんて日が来ることを願ってます。
頑張ってなー!では楽園通信です。
桃ちゃん東大阪のええとこ教えて!はーい任しときー!頼むで!石切神社の参道にある明石焼きの名店たこつぼ。
焼きたてアツアツを秘伝のおだしにつけてどうぞ。
うまいやろなぁ!たまらんなぁ!守さんが作る立体切り紙Kirittai。
作品が欲しい方はご自宅の工房へどうぞ。
希望があれば教室も開きます。
お問い合わせください!切り絵じゃないで!Kirittaiやで!2014/07/21(月) 11:00〜11:30
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]
新しい人生を選択し、夢を実現した人がいます。「人生には楽園が必要だ。」で始まるこの番組は「新しい生き方」を提案する大人のための「いい人生の歩き方」発見番組です。
詳細情報
◇番組内容
「夢は世界!お父さんの立体切り紙」大阪府東大阪市の自宅に工房を構えた主人公が作るのは、「Kirittai」と名づけた立体切り紙。半分に折った紙を下書きもせずハサミで切り出していく。それに折り目を付けていくとリアルな動物や昆虫ができあがる。この技を世界に広めたいと切磋琢磨しています。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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