(スタッフ)大変?
(スタッフ)歩いては無理ですか?
近所から商店がなくなりお年寄りは買い物に困っていました
「それはさぞお困りでしょう」
1人の男がやって来て何やら売り込んでいます
(住友さん)で冷蔵庫載っとるんでねお刺身からお肉から…。
それが…
おばあちゃんの大好きな果物やお茶菓子も
アジフライがあるよ。
(男性)ほなそれ買うといて。
(ディレクター)あっそうなんですか?
週2回ご自宅に伺います
どうぞお好きな品をお選びください
(笑い)
お届けするのは買い物する楽しさ
あの無駄な買い物はさせない。
「要りませんか?買いませんか?どうですか?」…っていう言い方はもうおばあちゃん相手にはもうやめたほうがええんやなっていうんは。
…は30年以上前タウン誌で成功を収めた実業家
若者文化の担い手は今お年寄りの暮らしの応援団です
ならば全国へ
仮設住宅のおばあちゃんも訪ねます
(大武さん)アハハハ…。
売り手と買い手距離はグッと縮まります
(織原さん)はいはい…。
はい。
(笑い)
何でもお申し付けくださいませ
買い物に不自由するのは山深い集落だけではありません
徳島市でも店は郊外に集中
一方で街の商店は次々に姿を消して行きました
車のないお年寄りが買い出しに出掛けるのは重労働
(女性)うわ〜重かったやろ〜。
(女性)うん…。
「近所の店がなくなれば住民が顔を合わせなくなる」
民生委員の高橋さんは危機感を抱いています
大正生まれや昭和ひと桁もいる町内会
93世帯のうち65歳以上の高齢者は半数を超えます
心配事は現実に
独り暮らしの…
見つけたのは定期訪問した高橋さんでした
…といわれ今後も増えるとみられます
こうやって行ったらここにおるんちゃうかとか言うのが…。
「とくし丸」の創業は一昨年
住友社長が友人と2人で始めました
僕これは移動スーパーっていうこととこのトラックで来ますっていうことと何でも載ってますよっていう情報が入っとってこれでええと思うんよ。
・はいはいはい・
徳島県で生まれたから「とくし丸」
あっそれともう1つ
…の意味も込めました
手始めに…
買い物をするのに…
(女性)はい。
スーパーから半径300mをお年寄りが歩いて往復できるギリギリと考えました
そこで「とくし丸」はそれより遠いエリアのお年寄りをサポートします
気になる値段ですがスーパーの値段に…
10点買えば100円を利用者が負担
「店までの往復の交通費と思ってもらえれば」と話します
さらにこの移動販売は地元の中小のスーパーの売り上げにも貢献できるといいます
仕組みはこうです
それを「とくし丸」が販売につなげます
スーパーは売れ残った商品の返品に応じなければなりませんが販売に掛かる費用は増えません
商品を届けるのはトラックを300万円で購入した…
スーパーと販売員を「とくし丸」がつなぐことで仕入れや販売のリスクが分散できます
そして「買い物弱者」の増加にも歯止めがかけられます
まぁうまく行けばですが…
しかし「とくし丸」本部が利益を上げるには販売量を増やしトラックが10台以上になることが必要です
最初は…
中には100万円の赤字を出した月もありました
新しい事業を形にするのは大変です
そんな私どもにあるスーパー様からお声が掛かりました
創業から40年の店はここ4〜5年で売り上げが大きく減り今では…
まぁ付加価値を持たせれば値段高くても売れるんですけど。
なかなか難しいですよね。
周辺にドラッグストアやホームセンターなどの大型店が相次いでオープンしたことがその理由といいます
帳簿とにらめっこする毎日
しかし大手相手の値下げ合戦はもう限界
そこで私ども「とくし丸」がお手伝いすることになりました
目標はスーパーの売り上げの10%アップです
おっ早速いらっしゃいませマダ〜ム
(ディレクター)あっそうなんですか?
販売開始からわずか2週間後には一日の売り上げが4万円に届きました
この月ニコー全体の売り上げはおよそ6.7%アップ
店長嬉しさを抑えられません
(平さん)ついつい買うてしまうという…。
なぜ短期間でこれだけの売り上げがあるんでしょう?
実は「とくし丸」を走らせる前にあることをしていたのです
(本部スタッフ)こっち行ってもろたら…。
あこっち?
対象となる地域の全ての家を回ってお客様を探していました
週2回この辺り食品の販売に来るんですよ。
チラシでは「とくし丸」の仕組みがうまく伝わらないので直接会って納得していただきます
しかしこれがなかなか大変で…
注文じゃなくてねトラックにいろんな商品載せてね…。
そうですか。
スーパーのご案内で寄さしてもらったんですけれども。
(インターホンが切れた音)あれ?
県内の「買い物弱者」はおよそ7万人
なのに見つかりません
暑っ…。
毎日100軒歩いてお客様を探します
すると…
いやもうそれは気になさらずに。
はいはい。
いや〜よかった…よかった。
やっぱり…。
ようやく出会えました
(スタッフ)行けそうですね。
行けると思います。
心当たりを教えてくれる人もいます
喜ぶわもう困っとったけんな。
ほうやね。
また来ますから。
よかったよかったフフ。
お願いします。
こうやって見つけた40人のお客様をおつなぎしますと独自の販売ルートが出来上がるのです
娘の所行っとった。
(織原さん)そうですか。
ごひいきの多くは一人暮らし
車や自転車に乗れない人がほとんどです
でも売るだけではありません
巡回リストには「90歳顔見るだけ」とあります
これは?
(織原さん)アハハハ…はいはいどうも。
この家のおばあちゃん「家族が週末に買い物して届けてくれるので間に合っている」っておっしゃるんです
でも気になるからお声掛けします
「とくし丸」がそこまでお年寄りに目を配るのには訳がありました
ただいま。
住友社長の実家
今は両親だけが暮らしています
車運転してないんだろ?長いこと。
(八重子さん)いやそんなことない昨日も目医者行って来たよ。
あ〜そうですか…フフフ。
食べな食べな。
母八重子さんは5年前体の筋肉が弱くなる難病と診断されました
病気が進めば立っていることさえ難しくなります
離れて暮らす両親を支え見守る仕組みが欲しい
それが住友社長が「とくし丸」を始めた理由です
買い物と見守りを兼ねた移動スーパー
最初は2台でしたが9か月後には5台になりました
売り上げが上がるのはそれだけ頼りにされている証し
だからこそ間違ってはいけない大事なことがあるといいます
情報として持っとうよっていうのとおいしいよっていうんは言うていいんやけど「要りませんか?買いませんか?どうですか?」…っていう言い方はもうおばあちゃん相手にはもうやめたほうがええんやなっていうんは。
無駄な買い物はさせない。
お手伝いもいたしますよ〜
(販売員)はいはいお待たせしました。
「ねぇ軒先のゴーヤ届かないのよ〜」
「おまかせください」
(女性)こっちよ…。
(販売員)あ〜すいません。
あ〜よかったクッションが…ハハハ。
(女性)ありがとう。
ハハハ…はい。
(女性)ありがとう。
(販売員)はいよかった。
いえいえおばあちゃん達の「困った」に応えるのがわれわれ「とくし丸」ですから
ここで重要になるのが販売員です
元サラリーマンの織原さん
接客は不慣れですが地道にやるのが織原流
一人一人の好みを誰より分かっています
雨の日も風の日も生鮮食品をお届け
その積み重ねで…
(織原さん)はいはい…。
今では財布ごと任されるようになりました
(織原さん)そしたら130円頂きました。
こんなご要望も
(織原さん)来週の水曜日はい。
あ〜そうですか。
売り上げを伸ばす「とくし丸」
でもなぜこれほど売れるのか?
スーパー側には分かりません
高いやつ載せとったけんの…。
高いけんどようけ載っとんなぁ。
そこで試しに店長が「とくし丸」に乗ってみました
あの実際乗ってみたらお客さんとやっぱりねこう…近いんでね。
(平さんの声)「今日これおいしいよ」とか言ってこう薦めながら…。
う〜んほなけん…。
ああいう売り方がホンマの…。
ちょっとねぇああいうの乗ってみて新鮮やね。
(スタッフ)あ〜そうですか?うん。
半年後スーパー全体の売り上げはおよそ10%アップ
「とくし丸」によって見事目標を達成しました
この成功で「とくし丸」の存在は全国のスーパーに知れ渡りました
これがホントに50台100台になって来た時は…。
え?100台?
大変なことになって来ました
今注目の「とくし丸」
玄関先まで行ってお話しして人間関係をつくって販売する…という人間にとって一番重要な付加価値を僕らはお届けしてるという自信を持ってます。
ここには価格競争っていうのはあり得ないと。
面白いということは…。
「そのてがあったか!」
販売のプロ達が徳島に足を運びます
「とくし丸」に県外から初めてオファーが来た
それは京都府の北部舞鶴市に拠点を置くスーパーでした
…する地元の老舗チェーン
ここにも大変お困りのお客様が…
はい自転車です。
(スタッフ)気ぃ付けて。
気ぃ付けてくださいね。
新保さんの自宅は店のすぐ近くです
あれ?どうしました?
よいしょよっこいしょ。
座って…すいません。
右膝が痛むのです
手術したこともあります
わずか100m先の自宅まで2回休まなければ着きません
店との往復でゆうに30分はかかります
冬になれば買い物はさらに厳しくなります
(スタッフ)大変?
(スタッフ)タクシーないとご不自由ですか?やっぱり。
歩いては無理ですか?
ここ舞鶴で「とくし丸」2台が出発します
徳島で生まれたビジネスは京都でも受け入れられるのか?
あとはバラ…。
商品を見ながら店の人とあれこれ話すのが買い物の醍醐味です
もう…。
(スタッフ)これは?アハハハ…。
(スタッフ)市場ね?うん。
舞鶴の初日が終わりました
気になる売り上げは?
これは2年前の徳島での創業初日の売り上げのおよそ1.7倍上々のスタートです
だから多分…。
5月「とくし丸」に新たな依頼が
向かったのは東北福島市
震災から3年たった今も除染作業が続いていました
住友社長が向かった先そこは
住友社長が向かったのは福島駅から北へ車でおよそ30分
仮設住宅です
福島原発の事故でふるさとを追われた人達の住まいです
この仮設住宅から福島市の中心部までの交通手段は週に3日1日6本の循環バスだけです
ここでの暮らしは足りないものばかり
間取りは2DK
しかし団地サイズよりもさらに狭くなっています
家族が別の仮設住宅で離れ離れに暮らすケースも目立ちます
あっそう。
・あ〜そう…・
今仮設住宅に暮らす人はおよそ2万7000人
その暮らしの支えになりたい
あの移動スーパーっていうのをやってましてね。
(佐藤さん)あ〜そう…。
こういう小っちゃなかわいらしい軽トラックなんですけど。
あ〜そうこういうので来る…。
住友社長の話におばあちゃん達の表情が緩みました
楽しいんだわ買い物は一番…。
(大武さん)昨日「いちい」さんに行って来ました。
・あ〜そうですか遠いですね・病院に行ったついでに…。
そうですね…。
アハハハ…。
「買い物が当たり前になる毎日」に「とくし丸」は福島のスーパー「いちい」と協力して10月から移動販売車2台を走らせる予定です
(伊藤さん)そうだよね…。
ひとつの…。
…のかなっていうふうには感じます。
舞鶴福島へと広がる「とくし丸」
しかし地元徳島には買い物に困る人がまだ大勢います
福島から帰った住友社長は新たな販売ルートの開拓に取り掛かっていました
公民館に来るからね今日は…。
怪しいもんじゃございませんので。
買い物を通じて心を通わせる仕組みこそ今の暮らしに必要です
日本全国津々浦々まで
困っているおばあちゃんのもとへいつか「とくし丸」がお伺いします
えん罪によって狂わされた人生
・気が付いたら断崖絶壁の崖の縁に立ってたりとか…・
今も取調室の恐怖が彼を苦しめます
2014/07/07(月) 01:00〜01:30
読売テレビ1
NNNドキュメント「おばあちゃんのコンシェルジュ 買い物の楽しさ、届けます!」[字]
買い物に困るお年寄りなど「買い物弱者」を救う移動スーパー「とくし丸」。おばあちゃんのコンシェルジュとなり買い物の楽しさを届け大評判。全国からもオファーが来た!
詳細情報
番組内容
近所からスーパーや商店がなくなり毎日の買い物に困る人が増えている。お年寄りなど「買い物弱者」と呼ばれる人たちだ。その数は全国で850万人。そんな買い物弱者を救う移動スーパー「とくし丸」。軽トラックに生鮮食品など300品目を積んで巡回する。販売員はおばあちゃんのコンシェルジュとなり買い物の楽しさを届け大評判。全国からもオファーが来た!売り手と買い手、品物のやり取りを通じた心のつながりが広がっていく。
出演者
【ナレーター】
あおい洋一郎
制作
四国放送
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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