情熱大陸【尾上松也▽モテる理由は7つある29歳歌舞伎俳優の本性は?】 2014.07.20

反省のしるしに頭を丸める
今どき殊勝な心掛けだと思ったら実は芝居のためだった
その3日前尾上松也は楽屋にいた
(尾上松也)松也ですよろしくお願いします
(スタッフ)ちょっと下世話な話なんですけどモテますか?ハハハ…下世話ですねぇ単純にモテるっていう男っていうのはもう何もしなくても女の人が寄ってくるっていうのをモテるっていうんだと思うんですけどあんまりそういう状況ってあったことがないので僕は別にモテるタイプじゃないんじゃないかと思いますけど「傷を負いたるその時も珠を当てなばたちまち本復」
甘いマスクの29歳
歌舞伎俳優としてただいま大いに売り出し中
(拍手)
とにかくめっぽう忙しい
舞台の出番を待つ間もテレビドラマの台本を読み込んでいた
・「自分たちが終わりだと」
ミュージカルにも挑むほどチャレンジ精神は旺盛だ
「おっやったな」って…
取材前にはお約束のアナウンス
あれこれ飛び交う華やかなニュースを今や誰もが知っている
それにしても松也ばかりがなぜモテるのだろう
(ポータブルプレーヤー)・「ありのままの」どういう状況なんだろうなっていう…じゃあ何でも言っちゃおうかな
女心をくすぐる7つの秘密を見届けた
6月下旬東京・渋谷
おはようございます
松也は公演の真っ最中だった
すっかりこの街に定着したコクーン歌舞伎
群を抜く成長株の初出演がメディアからも注目を浴びていた
身長178cm体重70kgO型のみずがめ座
取材カメラをちらりと見たが頓着せずに細い体をあらわにする
派手な下着にこちらのほうがうろたえた
(スタッフ)おめでとうございますおめでとうございま〜す
出し物は『三人吉三』
伝統芸能を大胆に演出するこの舞台では今は亡き中村勘三郎もかつて2度同じ演目で自在に本領を発揮してきた
おはようございます
今回の座頭は勘三郎の息子・中村勘九郎
松也とは公私にわたるつきあいだ
(スタッフ)男として魅力を感じることってありますかないハハハハ…結構純粋な人なんですよだからホントにまっすぐな役だとか…毎日毎日ホントに純粋というかストレートな気持ちをぶつけてきてくれるのでとてもやりやすいというか…うんすてきだなと思いますね
共演の中村七之助は同じ高校の1年上
後輩の素顔を知り尽くしている
やっぱりみんなに優しいですしすごくムードメーカーで僕たちの友達のグループがあるんですけどやっぱり松也がみんなに声をかけてまとめる役なんですよ
(スタッフ)実際モテるんですか?モテますよ今言ったとおり…顔もかっこいいですし心遣いがある男なんでね引き付ける力は持ってますよね
歌舞伎界の名門に生まれた中村兄弟とは歩みが違う
父・六代目尾上松助は二代目尾上松緑の部屋子から出世した人
5歳で初舞台を踏んだ松也だが頼みの父はとうに世を去っていた
決して恵まれた立場ではない
緊張するやん
(七之助)菊之助さん緊張するでしょ超緊張するよいいじゃんでも見に来てくれるそれはありがたいけどさ言わないでほしい終わってから言ってほしいわ
相部屋で一人プレッシャーを抱え込むのはいささかつらかった
皆さんに聞きたくない情報を尾上菊之助さん見てますえぇ〜・何で言うんすかそれいいっすよその情報急にわき汗が…え〜…僕なんかの立場の場合はもしそれが良くなければもう次はないと思うし…思ってるし「松也だけはあんま良くなかったな」って思われたくないしまあ強いて言うなれば「いや〜一番良かった」っていうふうに思われたいってどこか思ってるところもあるしだから負けたくないっていうねある意味でそれは現金なのかもしれないですけど…
父を失ってからはもがくように走り続けてきた
不安と孤独をねじ伏せて精進に励んだ日々
それを知る人は少ない
「ちょっと待ってもらいない」
(拍手と歓声)「お坊吉三と肩書の武家お構えのごろつきだ」
ファンはよく通る声に聞きほれ役者っぷりがいいと評価する
勘九郎や七之助の背中を追いかけて今ようやく堂々と舞台で渡り合えるようになった
(拍手)
評判は上々
大抜てきといわれた中で松也は存在感を見せつけた
ふぅ〜お疲れでしたあっおはようございますありがとうございましたありがとうございましたいや〜ねぇ先輩も見に来てるから今日はダメだった意識して自分があ〜お疲れさまです
演出家・串田和美は言う
じゃあまたなはい
最大の武器はひたむきなハングリー精神か
上り調子の波を逃すわけにはいかない
ある意味で正念場
誰か特定のっていうのはあんまりないかな刺激されるのは…やっぱり中村兄弟は刺激されますね経験値の差からいっても明らかに2人のほうが上だけどそんなことを感じさせないように食らいついていこうと思ってやってましたからそういった意味では何も意識しないけどひとに影響を与えられることっていうのはかっこいいなと思いますね
父は鎌倉に眠っている
この日母と妹を伴い多忙なスケジュールを縫って墓参り
二十歳そこそこで家族を支える大黒柱になった
それだけに父の記憶は鮮やかだ
そうですね…もう本当に歌舞伎が好きでしたね元気だったらやれてないことたくさんあるし亡くなったからこそ気付いて…動きだしたことっていうのはたくさんあるんですけど
母の盛恵さんもかつては新派の女優
芸能一家の一人息子は幼い頃からカメラが大好きだった
(松助)ほらダメだっていうのそれやっちゃこれ誰の?こっちが口上で使うやつだね
24年前
父と子の情景
あ〜
(松助)ん〜…んあ
(松助)ん〜
父・松助にはしかし我が子を歌舞伎俳優にしようという強い意志はなかった
(松助)いやそれはだから何て言うんです?門閥の名門の家というわけじゃないからず〜っとそれを絶やさずにこう…何て言うんですか守ってかなきゃいけないということではないですからうちの場合はね
それでも息子は女形から老け役まで巧みに演じ分ける父に憧れた
その後ろ盾をなくしてからはたった一人で道を切り開かなければならなかった
「あ〜!」
費用の一切を負担する自主公演を始めたのは5年前
初め客席は半分も埋まらず分不相応だとあきれられた
だが松也はふんばり続ける
懸命な努力がようやく今報われだしてきたところ
夜事務所のスタッフと焼き肉を囲んだ
いやいや…
苦労人らしく松也は気配りを忘れない
(スタッフ)こだわりの焼き方を…いやいやこだわりなんてないですよ全然焼かないそれだけです
好物はねぎタン塩とハラミの塩
週に1度は食べるという
しばしばメディアをにぎわせてきたその現実について本人の弁
世間の目がどうっていうのはもちろんあるしいいこと悪いこといろいろ書かれたりするのはあるんですけど誰にも見向きもされなかった時なんていうのは地獄のような苦しみでしたからね悔しさとかもどかしさとかいろいろな感情が…そういう人がいたとしても注目されるっていうことは大事なことだしじゃあそういう人たちにどう納得させるかっていったら仕事をするしかないんですよね
(スタッフ)じゃあこれからが大変ですねそういうことなんですこれからなんですよ本当に大変なのは
コクーン歌舞伎を終えるともう次の舞台が控えていた
稽古前は決まって寄り道
チョコ生クリーム420円クリームを2倍で
クレープにも一方ならぬ愛があるらしい
趣味とか価値観とか一致することがあることが何より大事だなって思いますよ例えばけんかしたりしてもお互いがこの人しかいないって思えるようなものが何か一つあれば続いていけるしそれが一つもないようでは続かないかなって気はしますけどそうでしょ?ヘヘヘヘ…「私もホイップクリームが死ぬほど好き」とか他は全く合わないけどホイップクリームに関しては揺るがないぐらい意見が合致するとかそういうことですよ例えばですけどそういうことがあるだけで全然違うと思う
新たな公演は現代劇だった
松也自身がプロデュースする二人芝居『ハナガタミ』
ではよろしければいきたいと思います照明さん音響さんよろしいでしょうか?どうぞ「…かもしれません」「でもだとすると何で今になって夢の中でよみがえったんでしょうか」
舞台稽古の現場には監修を務める…
…も立ち会っている

演じるのは能の演目を脚色した幻想的な純愛物語

松也にとっては果敢な挑戦だった
貪欲に世界を押し広げようとする情熱
けれどそれが歌舞伎からの逸脱であってはならないという
どこに行ってても歌舞伎役者だっていうふうに見えてほしいねうん…私は歌舞伎役者さんのなくてはならないことだと思うんですよねこうやって出られる時がやっと来たわけですよね今度は今までぐっと我慢してたものが爆発しなきゃいけないねできるかできないかは彼しだい
本番の会場は女性客で埋め尽くされた
「僕の退屈の壁の上思い出のない希望の上に君の名を書く」
(拍手)
どこまでも進化したい
そう願っている
8月には恒例となった自主公演が控えていた
寸暇を惜しむ稽古では専ら先達の映像を参考にして芝居を磨き上げていく
(パソコン)「この絵姿がお買いなされたい…」
父がいてくれたらと思うこともあるだろう
「母者人…女房ども…」「ただいま立ち帰った」難しいなこれ「ようもあのように」ほら息がダメだだんだん声が小さくなってきたもう一回「ようもあのように」「ようもあのように」
人前で演じることがただただ楽しかった頃
父はいつも傍らで見守ってくれた
優しさと厳しさが道しるべだった
かつての映像に見つけた父・松助の言葉がある
未来への伝言を聞いてもらった
(インタビュアー)昔は歌舞伎役者にする気はないなんておっしゃってたでしょまぁねいろいろありますからねどこの社会でも多少はいろいろあるでしょうけどね
(インタビュアー)いろいろあるってどういうことですか?別にそんなに深い意味もないんですけどねやっぱり毎月の役とか…何て言うのかないろいろ結構気をもむことも多いでしょ何て言うのかなぁ…こうなったらやっぱりやり遂げてほしいと思いますよう〜んいや…力をもらいましたよモチベーション上がりましたやってやろうと思いましたやろうって…やり遂げてほしいって言ってるし
独りぼっちの稽古場に父の気配を感じたかこの日の松也はいつもに増して真剣だった
『三人吉三』の松本公演が幕を開けた
熱演は6日間続く
「罪に罪を重ぬるとも」「首尾よく二品渡したうえ」・「やわか打たいでおくべきか」「おくべきか」・「もうこれまでと諦めろ」「犬死にさせた返報は」「うわ〜!」
こんなふうに迫られたら世の女性たちはさぞかしぐっと来るだろう
どうでした?尾上松也はおい!ひとにさんざん質問しといて俺の質問には答えられないのか
世界で初めて撮影されたこの映像
撮影者は誰?
世界を驚かせたペンギンカメラが海の中の真実を映し出す
2014/07/20(日) 23:00〜23:30
MBS毎日放送
情熱大陸[字]【尾上松也▽モテる理由は7つある29歳歌舞伎俳優の本性は?】

歌舞伎俳優/尾上松也▽パンツ一丁でもお構いなし?ありのままに生きる一匹オオカミの素顔は、隠すことを一切しない「オープンな男」今最も旬な歌舞伎俳優・松也に密着!

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番組内容
歌舞伎俳優・尾上松也、29歳。20歳のときに父・松助が他界、後ろ盾を無くしながらも残された一門を背負い、2009年に歌舞伎自主公演『挑む』を立ち上げる。その一方、ドラマやミュージカルなどにも挑み、6月のコクーン歌舞伎『三人吉三』では中村勘九郎・七之助と並んで大役に抜擢。劇場は若い女性客であふれ立ち見が出るほどの盛況ぶり。「松也さんはモテますか?」こんな質問にも笑いながら答えてくれる彼の本性に迫る。
出演者
【プロフィール】
尾上松也
歌舞伎俳優。1985年生まれ。六代目尾上松助の長男。1990年5月、歌舞伎座「伽羅先代萩」の鶴千代役にて二代目尾上松也の名で初舞台を踏む。「義経千本桜」源九郎判官義経「仮名手本忠臣蔵」顔世御前などを演じている他、昨年の新春浅草歌舞伎で「寿曽我対面」曽我五郎に抜擢され荒事に体当たりで挑戦。また、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」など歌舞伎以外の作品にも積極的に挑んでいる
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
【制作協力】コンパス

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
劇場/公演 – 歌舞伎・古典
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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