NHKニュース7 2014.07.06

激しく打ちつける雨。
九州を中心に、発達した雨雲がかかっています。
そして、大型で非常に強い台風8号。
沖縄本島地方に接近するおそれがあります。
またも脱法ハーブを吸って運転していた可能性が。
規制が強化されているにもかかわらず、事故が相次いでいます。
こんばんは。
ニュース7です。
前線の影響で、西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、鹿児島県では猛烈な雨が降っています。
あすにかけて、九州を中心に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、東シナ海から九州に延びる前線に向かって、温かく湿った空気が流れ込み、西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になり、九州を中心に、発達した雨雲がかかっています。
鹿児島県の紫尾山では、午後5時20分までの1時間に、87ミリの猛烈な雨を観測したほか、鹿児島県がさつま町泊野に設置した雨量計では、午後5時40分までの1時間に、112ミリの猛烈な雨を観測しました。
九州では各地で断続的に激しい雨が降り、熊本県と長崎県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。
熊本県天草市では、避難判断水位を超えた河川があることなどから、午後6時半の時点で、9289世帯1万9662人に避難勧告を出し、公民館などに避難所を開設して、避難を呼びかけています。
鹿児島県では、このあと数時間は、局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
あす未明から昼過ぎにかけては、九州北部と中国地方で激しい雨が降り、九州北部では、局地的に1時間に60ミリの、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
そして、大型で非常に強い台風8号が、フィリピンの東の海上を発達しながら北上しています。
この雲の画像でも、台風の目がはっきりと分かります。
あさってには猛烈な台風となって、沖縄本島地方に接近するおそれがあります。
沖縄・奄美では、あす以降、風が強まり、沿岸では大しけとなる見込みで、気象庁は、早めの対策を呼びかけています。
フィリピンの東海上にある大型で非常に強い台風8号。
中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルで、中心から半径190キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹いています。
午後6時には、1時間に25キロの速さで、西北西に進んでいて、あさってには猛烈な勢力に発達して、沖縄本島地方にかなり接近するおそれがあります。
沖縄・奄美では、次第に風が強まり、あすにかけての最大瞬間風速は、25メートルから35メートルに達し、あさっては猛烈な風や猛烈なしけとなるおそれがあります。
台風はその後、九州など西日本にも近づくおそれがあります。
気象庁が、今回の台風と進路が似ていると指摘する台風があります。
7年前、平成19年7月の台風4号です。
発生後、大型で非常に強い勢力で沖縄に接近。
沖縄県では、最大瞬間風速が56.3メートルに達したほか、高潮が発生しました。
台風4号は、さらに北上し、強い勢力を保ちながら、九州に上陸。
その後、太平洋沿岸を東へ進みました。
西日本では、台風が接近する前から長い間雨が降り、宮崎県では、降り始めからの雨の量が、1100ミリを超えた所もありました。
この台風による死者・行方不明者は合わせて7人。
3400棟以上の住宅が浸水しました。
では、台風8号の特徴と、詳しい進路について、気象情報担当の寺川さんです。
台風8号の特徴の一つは、勢力をどんどん強めながら北上している点です。
特に沖縄には、猛烈な勢力で接近するおそれがあります。
その理由が、海面水温にあります。
今、台風8号は、フィリピンの東の海上にあります。
台風は一般的に、28度以上の海面水温があると発達をするといわれています。
この辺り、30度以上ありますので、その条件は十分に満たしています。
さらにその上、この辺りの海面水温というのは今、平年よりもかなり高い状態が続いています。
このため、どんどんエネルギーを蓄えて北上を続ける予想です。
今後の進路です。
火曜日には、那覇に猛烈な勢力で近づく予想です。
この勢力で近づきますと、雨や風が非常に強く、大荒れの天気となるおそれがあります。
また風については、あすの夜から非常に強い風が予想されていますので、早めに台風への備えをしてください。
本州付近には、水曜日以降に近づく予想となっています。
今回の台風のもう一つの特徴は、本州付近で動きがゆっくりになるということです。
夏の台風によく見られる特徴なんですが、日本付近を流れる台風を押し流す上空の風というのが、今、弱いんです。
このため台風は、西日本付近で動きがゆっくりとなって、雨や風の影響を長く受けるおそれがあります。
さらに今後、日本付近にはあす以降ですが、梅雨前線が延びてきます。
ここに台風からの湿った空気が送り込まれて、大雨となるおそれがあります。
台風が近づく前から大雨となるおそれがありますので、今後の情報に注意をしてください。
また脱法ハーブを吸って事故を起こした疑いです。
昨夜、東京で暴走した車が、バイクやタクシーと次々に衝突した事故で、車から脱法ハーブが入っていたと見られる袋と、吸引用のパイプが見つかりました。
脱法ハーブなど、いわゆる脱法ドラッグは、規制をかけても、新たなものが次々に出回り、取締りが追いつかないのが実情です。
前の部分がめちゃめちゃに壊れた乗用車。
信号待ちから突然走り出し、ミニバイク、さらにタクシーと次々に衝突。
さらに、反対車線をおよそ150メートル逆走して止まりました。
運転していた男は、当時、意識がもうろうとした状態で、車の中から脱法ハーブが入っていたと見られる袋のほか、吸引用のパイプが見つかりました。
警視庁は、過失運転障害の疑いで男の逮捕状を取り、回復を待って逮捕することにしています。
また脱法ハーブを吸って正常な運転ができない状態だった可能性があると見て、今後、危険運転傷害の疑いでも調べることにしています。
脱法ハーブを吸ったドライバーによる事故。
先月は東京・池袋の繁華街で、歩道を暴走した車が歩行者を次々とはね、1人が亡くなりました。
去年までの2年間に検挙されたのは、57件に上り、ことしに入っても止まりません。
麻薬に似た興奮作用や幻覚作用がある成分を含むものの、ハーブやお香などと称して販売される脱法ドラッグ。
法律で規制されている成分が含まれなければ違法といえないため、脱法などと呼ばれています。
このため、気軽に手を出す人が増えているといいます。
しかし、中には覚醒剤や大麻よりも強い毒性や常習性が確認されたものもあるということです。
国は規制を強めていますが、追いついていないのが実情です。
違法薬物の成分の構造です。
その一部を変えるだけで、似た作用があっても別の薬物となり、法律の規制対象から外れます。
こうした薬物が規制の網をかいくぐるように、次々に流通していました。
これを防ぐため、去年からは基本的な構造が同じなら、まとめて規制できるようになりました。
それでも業者側は、新たな成分を使って、規制の対象にならないドラッグを作り続けているということです。
東京・池袋の事故で、車を運転していた男が吸っていたのも、まだ規制が及んでいない種類の脱法ハーブでした。
規制を強めても、一向に止まらない脱法ドラッグの問題。
田村厚生労働大臣は。
続いては、今、子どもたちに大人気のこちらの乗り物、ランニングバイクについてです。
一見すると、小さな自転車のようなんですが、このように、ペダルがありません。
地面を足で蹴って走ります。
バランス感覚が養われるなどとして、保護者にも好評だということです。
ただ、事故も起きています。
国民生活センターには、このランニングバイクによる事故の報告が、5年間で21件寄せられ、国民生活センターや販売店が注意を呼びかけています。
よーい、どん。
東京都内の公園です。
ランニングバイクに乗った子どもたちが、集まりました。
国内では5年ほど前に発売され、急速に人気が高まっています。
自転車に乗れるようになる前の、2歳から5歳ぐらいの子どもが対象です。
人気の高まりを反映して、起伏やカーブがある専用のコースを設けている公園もあります。
こちらの代理店が販売するアメリカの会社の製品は、5年間で24万台が売れました。
気軽に楽しめるランニングバイク。
実はブレーキが付いていません。
その理由について、代理店は。
このため代理店では、保護者に公道で走らせないこと、ヘルメットを着用させることなどを呼びかけています。
保護者の中には、こんな経験をした人も。
国民生活センターには、事故の報告がこれまでに21件寄せられています。
半数以上が坂道で起き、坂道を下っていた男の子が転倒し、植え込みの木の枝が顔に刺さって重傷を負った事故もありました。
国民生活センターが行った実験です。
坂道の角度は10度。
5メートル走ると、速度は時速10キロを超えました。
別の実験では、追いかけても坂の途中で止めることができません。
前方に障害物があれば。
そのまま激しく衝突してしまいます。
実験は4つのメーカーについて行い、結果の差はほとんどなかったということです。
次は、ストーカー被害についてです。
警察庁の研究所が被害の相談を分析した結果、脅迫などの悪質な行為を行っていた加害者の4人に1人が、警察から警告を受けたあとも、付きまといなどを繰り返していたことが分かりました。
ストーカー行為をした20代の女性です。
警察に警告を受けたあとも、元交際相手に、電話やメールを繰り返しました。
各地で相次ぐ、ストーカーの被害。
ことし5月には、大阪で女性が殺害され、警察から警告を受けていた男が逮捕されました。
警察の介入後も行為がやまず、凶悪事件に発展するケースが相次いでいます。
警察庁の科学警察研究所は、千葉県警の協力を得て、おととしの3か月間に受理したストーカー被害の相談、217件を分析。
加害者の行為を3つのタイプに分類しました。
メールや電話で嫌がらせをする慢性型。
付きまといや脅迫に発展するエスカレート型。
そして脅迫など悪質な行為ばかりを繰り返す、危険度が最も高い急迫型です。
この急迫型の加害者。
4人に1人が警察の警告のあとも付きまといや待ち伏せなどを繰り返していました。
さらに、被害者と交際関係にあった場合は、その割合が3人に1人と、高くなりました。
警察の介入後もやまないストーカー行為。
多くの加害者には、自分が被害者だと思い込む心理が見られるといいます。
自覚はないため、行為がエスカレートしていくとされています。
警察庁は去年、加害者の性格などから危険度を判定するチェックシートを作成し、全国の警察に導入しています。
これに加えて、科学警察研究所は、今回の分析によって、ストーカーの行動の予測ができる可能性が示されたとしています。
このストーカーの問題は、今夜のNHKスペシャルでも詳しくお伝えします。
アメリカ軍が主催してハワイ沖で行われている、世界最大規模の軍事演習、リムパック。
洋上での救難活動など、緊急事態に備えるため、1971年から2年ごとに行われています。
ことしの参加国は日本などこちらの22か国。
中でも、中国海軍が初めて参加し、注目を集めています。
海洋進出を積極的に進めている中国。
演習参加のねらいは何なんでしょうか。
南シナ海や東シナ海で周辺国との対立を強める中国。
今回の演習では、最新鋭のミサイル駆逐艦、海口を、各国の兵士などに公開しました。
高性能レーダーや、ミサイルの垂直発射装置などを装備し、中国版イージス艦とも呼ばれています。
また大型の病院船も公開。
この船は去年、台風の被害を受けたフィリピンに派遣されていて、担当者が救難活動について説明していました。
今回の演習を通じて、中国軍は、他国との協調姿勢をアピールし、国際社会で高まる中国の海洋進出への警戒感を和らげようとしています。
一方、演習を主催するアメリカも、中国の参加を歓迎。
現場レベルで交流を深め、誤解に基づく衝突を避けようとしています。
軍事交流を深めているように見える米中両国。
しかし、目的はそれだけではありません。
中国は、太平洋地域で、中国軍の存在感をさらに高めるのがねらいです。
大国アメリカと軍事的にも肩を並べる立場を目指す姿勢を内外に印象づけました。
中国メディアは、中国海軍の演習参加を、大きく報道。
太平洋地域で活動範囲を広げる中国海軍を、ほかの国々が受け入れるときが来たと、強調しました。
一方、太平洋での主導権を維持したいアメリカ。
中国軍を取り込み、アメリカが築いてきた海洋秩序やルールを中国側に守らせるねらいがあります。
力による一方的な現状変更は認められないと、けん制しているのです。
リムパックを通じて軍事交流を進めるアメリカと中国。
しかし、交流の先にある双方の思惑は一致しておらず、太平洋の主導権を巡るせめぎ合いが浮き彫りになっています。
サッカーワールドカップは準々決勝の残り2試合が行われ、ベスト4が出そろいました。
アルゼンチンは、エース、メッシを中心に、ここまで4試合、すべて1点差で勝ち上がってきました。
先制点はそのメッシからでした。
メッシ、今メッシに対しては2人行きました。
イグアイン、シュート!ようやくきました、イグアイン!
前回大会でハットトリックを決めたイグアインの、今大会初ゴール。
この1点を守りきったアルゼンチン。
6大会ぶりに準決勝に進みました。
オランダは、自慢の攻撃陣がコスタリカを圧倒します。
ゴールの枠へのシュートは、相手の5倍の15本。
しかし、ゴールキーパーのナバスにことごとく防がれました。
試合終了間際、ペナルティーキック戦を得意とするゴールキーパー、クルルにあらかじめ交代。
そのクルルが、期待に応えました。
止めれば勝ちが決まる5人目。
止めた!
オランダ、2大会連続の準決勝進出です。
史上初めて、4大会連続で準決勝に進んだのがドイツです。
攻撃力に加え、キーパーのノイアーを中心とした堅い守備も光ります。
悲願の地元での優勝を目指すブラジル。
エースのネイマールが骨折してチームを離れました。
さらに、キャプテンのチアゴシウバも、警告の累積で次の試合に出られません。
不安が広がる中、若きエースは、国民に思いを伝えました。
準決勝、ブラジル対ドイツは、2002年日韓大会の決勝以来の顔合わせです。
オランダは初優勝を狙います。
ゴルフの石川遼選手。
今シーズン、国内3戦目をプレーオフで制し、2シーズンぶりの優勝を果たしました。
石川はトップと1打差で迎えた最終ホール。
パー5の第3打を寄せて、バーディーとします。
同じ組で優勝を争う小田孔明。
沈めれば優勝のバーディーパット。
2人が首位に並び、プレーオフに入りました。
その3ホール目。
大事なところで理想のスイングができたと、バーディーチャンスにつけます。
小田のパーに対し、石川。
石川は、おととし11月以来、2シーズンぶりの優勝です。
プロ野球は雨のため、1試合がノーゲームとなり、5試合です。
巨人は今シーズン初登板の澤村が、8回1失点で初勝利を挙げました。
阪神は毎回の17安打で5連勝。
西武は4番の中村に2ランホームランが出ています。
気象情報は再び、寺川さんです。
九州では現在、大雨になっている所がありますね。
朝から次々と活発な雨雲、流れ込んでいる状態です。
この時間は九州南部、非常に激しい雨の降っている所があります。
ではこれらの雨雲の今後の動きを見てみます。
このあと、今夜遅くにかけて、この活発な雨雲の流れ込む状態、続きそうです。
日付が変わったころには、雨は小康状態となる所もありますが、あすは台風からの湿った空気が流れ込んできます。
この影響で、九州北部地方や中国地方を中心に、大雨への警戒をしてください。
続いて台風8号の情報です。
このあと、火曜日には那覇市に、猛烈な勢力で近づく予想です。
本州付近には水曜日以降に近づく予想となっています。
本州付近での動きはゆっくりとなりそうです。
影響が長引くおそれがありますので、今後の情報に注意してください。
では、あすの全国の天気です。
2014/07/06(日) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽大人気の子供用2輪車 相次ぐ事故に注意を 【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】寺川奈津美

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【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】寺川奈津美

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