〜《轟:ふふ…青いね。
心の中の動揺が丸見えだぜ》ボール!フォア!《栄純:ままだ…点差は2点ある》《自分のピッチングさえできれば…》《自分の…》
(片岡)投手交代川上。
(春乃)入った〜!これでまた2点差!
(太田)イエス!これぞ主砲の一発だ結城!たあ〜!
(歓声)《真田:少し甘く入っちまったさすがに見逃してくれねえか》
(倉持)哲さ〜ん!
(伊佐敷)ざけんなてめえこの野郎!《雷市:すげえ…》《雷市だけじゃねえ。
怪物は向こうにもいる》
(クリス)ときどき甘い球が来ることもありますね。
あぁ。
(クリス)ここまで先発もしていませんしやはり長いイニング投げられない投手かもしれません。
《真田先輩…》《三野:真田…》《俊平…》ふう…。
いや〜やっぱ強えわ。
これからもっと迷惑かけると思うけどそんときは勘弁っす!《小林:真田…》
(雷市)全然大丈夫っすよ真田先輩迷惑かけてください!あぁお前には言われたくねえ。
なんで!?
(轟)だから足引っ張んじゃねえぞ雷市!うるせえクソ親父!打たれたことよりも大切なのは打たれたあと〜《これが…エースのピッチング》
(福田)ナイスピー!ナイスピッチング!
(大和田)7回終わって点差は2点。
結城君に一発は浴びたもののその後は粘り強い投球で無失点でしたね。
(峰)うむ…。
《峰:かたや7回はなんとか0点に抑えた川上君だが気負いすぎかどうも調子がよくない。
この試合どちらに転ぶか最後の最後までわからないぞ》
(真田の息遣い)《やべえな肩で息してやがる。
こいつの投球フォームは左足で地面をひっかくように着地し下半身のエネルギーを余すところなく上半身に伝えて投げるフォーム。
そうすることでボールの威力は増すがその分左足にかかる負担は他の投手の何倍にもなる。
春先に痛めたふくらはぎはまだ完治していない。
それでもマウンドに上がれば全力投球でチームを鼓舞する。
こいつの存在がうちのチームにとってどれだけ大きいか…》てめえらこの回絶対逆転するぞ。
バッキバキに点取ってよ残りの2イニング真田を楽に投げさせてやろうぜ!
(みんな)おぉ!!ぶちかませ!頼んだぞ!気合入れろ川上!攻める気持忘れんなよ!《御幸:今日のノリはずっと表情が硬いし低めの制球力も影を潜めている。
もしかしてお前…》《御幸:沢村の打たれたホームランがずっと頭にちらついて…》降谷肩と気持の準備をしておけ。
川上の状態によってはマウンドに戻すからな。
《降谷:もう一度投げられる》《丹波:気持だ気持で勝負しろ川上》
(片岡)7回まで4失点。
降谷沢村川上の3人はよく投げてくれている。
あとはお前がどこまで平常心でマウンドに上がれるか。
ボール。
残り2回点差は2点。
この試合お前の力が必要になるときがくる。
3年生でありエースであるお前の力が。
ボールフォア。
《チッ…勝負を避けやがったか》《これでいい中途半端な気持のまま勝負するなら歩かせたほうがましだ》ふんばれよノリ!お前が抑えろ!!1つずついこうぜ川上!!雷市から逃げやがった。
おいおい勝負しろ!ピッチャーびびってんぞ!!《川上先輩…》
(大和田)カウント1ボール1ストライク…。
2点差ありますがここは確実に送ってきますかね?
(峰)それはどうかな。
え?
(峰)一度バントを見せたことで薬師は攻撃の幅を大きく広げられる。
かははは…。
スチール!《いやバスターエンドラン!》《ランナーは気にするなノリ腕を振りぬけ》
(三島)たたきつけろ秋葉!かははは…。
セーフ!きわどい…。
ギリギリだったぞ今!かははは…かっかはは…。
あっぶねえ!!あ…あのキャッチャー相変わらずえげつねえ肩しやがって。
《チッ…間に合わなかったか…。
ランナーには2塁に進まれちまったが確実に当てにきたバッターを空振りさせることができた。
腕も振れてたしコースもよかったぞ。
轟を歩かせたことで逆に開き直れたか?》《これでノーアウト2塁カウント1ボール2ストライク。
さぁどう凌ぐ青道》《秋葉:くっ…もしさっきの球がもう1回来たら…。
クサくても手を出すしかねえ。
最悪でも雷市を3塁に…》たたきつけろよ秋葉。
《来い!外低めいっぱい》片岡:明日の試合丹波には投げさせない。
お前たちもそのつもりで自分の役割を果たしてくれ《川上:そうだ…俺の役目はつなぐこと》《川上:この試合最後まで投げ抜いて丹波さんにつなぐこと》《丹波さんの夏を…。
こんなところで終わらせるわけには…。
いかないんだ!》《丹波さんの夏を…。
こんなところで終わらせるわけには…。
いかないんだ!》《よしいい高さ…》《くっ…強引に引っ張られた。
3塁は…間に合わない!》ボールファースト!よっしゃ〜ランナーサードいった!ナイス進塁打!ナイスバッチ秋葉!《こいつらほんとに1年かよ。
マジでしぶといバッティングしやがる》《こいつらはなガキの頃から俺が目をつけ河原でずっと打撃練習をしてきたんだ。
こいつの親には1度通報されかけたけど》3番ファースト三島君。
《そしてうちの息子の友達第1号でもある》打てよミッシーマ!うっせえその呼び方すんじゃねえ死ね!1アウト3塁。
1ヒットでも犠牲フライでも1点は返せる場面だな。
スクイズで確実に来るかもしれねえぜ?
(真中)いや残りイニングは少ない。
薬師はこの回一気に逆転まで持っていきたいはずだ。
《真中:スクイズで1点返したところで2アウトランナーなし。
プレッシャーをかけるためには打って点を取るしかない》バッター集中!ランナー気にしなくていいっすよ!1つずつアウトとっていきましょう。
あとアウト5個!沢村…。
(春市)栄純君…。
川上先輩がガンガン打たせていくと思うんでバックの皆さんよろしくお願いしやす!次につなげろこの経験を《監督はああ言ってくれたけど今のこの流れをつくったのは俺の失点から。
マウンドを降りた自分には声援を送ることしかできない…》
(前園)長打のありそうなバッターに外野はみんな定位置…。
(金丸)内野も中間守備。
あっ前進守備!
(前園)強気の守備陣形で相手にプレッシャーを!6回のサードライナーでゲッツーとられてますしこれでランナーの判断が難しくなりますね。
逃げ切るつもりなんてみじんもねえな。
最後までチーム力で勝負する気だ。
バカヤロー!攻めの野球はうちの専売特許だ。
内野の壁ごと打ち砕けミッシーマ!《親子でその呼び方してんじゃねえ!》《凌ぎ切るぞノリ!》三島!
(三野)いけ三島!ファールで粘りますね。
ああ。
厳しいコースにも懸命に食らいついてる。
今のはヒットにできるぞミッシーマ!うるせえてめえは黙ってろ!《ここまでは外中心。
カウントは2ボール2ストライク。
次は…》《インハイのつり球…あっぶね》今のはこう!黙れ!《御幸:いつものお前らしくなってきたじゃねえか。
スライダー低めにワンバンになっても後ろにだけは絶対逸らさねえ》《ハナからイメージしてねえよ。
お前が後ろに逸らすことなんか》はっはっは…。
《ちょっとでも投手の気を引けば甘いとこいくかも》《これは無視》《ウロチョロすんじゃねえ雷市。
てめえは絶対俺のバットでホームに返す。
ガキの頃から…。
エースで4番いつだって俺は一番だった。
同世代の奴にバッティングじゃ負ける気なんてしなかった。
それが…。
てめえら親子に出会って全部ひっくり返された。
何もかも全部!》そうだなお前は1日1,000スイング。
そっちのお前は1,500か。
はぁ!?《三島:毎日休まず1,000スイング!?そうすりゃ雷市に少しは近づけるだと?ざけんな!追いつくだけじゃ物足りねえ!てめえを追い越すために俺はこの高校を選んだんだ!》
(みんな)うお〜!抜けた!センター前意地のタイムリーヒット!おら〜!これで1点差!あの低めのスライダーを!今のはバッターを褒めるしかない。
かはははは!おっしゃまた!ミッシーマきた!ミッシーマ!1人ずついこうぜ川上!気にすんな!バッター集中!切り替えていきましょう!《ここだぞキャプテン。
クサいコースでもかまやしねえ。
初球からいけ。
お前の持ち味は思い切りのよさ》うおっ初球打ち!く…。
《ボール球でもお構いなしかよ》長打コース!んが!おら〜!
(幸子)しゃ〜!
(貴子)伊佐敷君!とった!調子こいてんじゃねえぞおら!うお〜!セーフ!くぅ…惜しい!けどすげえ伊佐敷先輩!ナイスキャッチ純さん!チッ。
1点差!
(歓声)2アウト!ヒゲヒゲ先輩!バックにはみんながついてるぞ。
辛抱強くいこうノリ!
(前園)ふんばれノリ!
(亮介)2アウト。
御幸の配球に合わせ守備位置を右に寄せてたか。
(大前)ここぞというときはバックが助けてくれる。
マウンドの投手は心強いだろうな。
ふぅ…。
5番セカンド福田君。
福さん思い切っていきましょう。
(福田)ああ。
《あと1点…。
いや2点でも3点でも10点でも取ってやりたい。
力投してる真田のためにも…》
(轟)こら福!なに怖ぇ顔してやがんだ!この状況を楽しめ!こんな最高に熱い緊張感この先の人生でもそう味わえねえぞ!《福田:監督…》お前ら何のために野球やってんの?甲子園を本気で目指してるとか?こ…甲子園て…。
俺たちが?
(渡辺)なぁ?んだよ部活だからってなんとなく野球やってたのか?やるからには目標持ってやってみろ。
そうすりゃ今よりもっと野球を好きになるしありえねえくらいの興奮だって味わえるぜ。
来年には俺の目ぇつけた選手が入ってくる。
とびっきりかわいいうちの息子もな。
つうことでお前らの目標はこの俺を甲子園に連れて行くこと。
(みんな)えっ!?グラウンドで戦うのはてめえらなんだからよ!よろしく頼むぜマジで《甲子園に連れてけって監督が言うセリフじゃねえよな。
練習時間は長くなったしバットも死ぬほど振らされた。
けど真剣に練習すればするほど…》《試合が待ち遠しくなった》抜けた!セーフ!
(歓声)ランナー1・3塁!男だ福田!うお〜!!
(真田)ナイスバッチ福さん。
(真田)ここで俺かよ…。
6番ピッチャー真田君。
激熱じゃん。
《野球の神様が俺に打てって言ってくれてんのかな》一打同点のこの場面チームを支えるエースに打席が…。
ああ。
《これも野球のめぐり合わせ》
(大和田)あっ青道に動きが!《青道もここが勝負どころと踏んだか》青道高校選手の交代をお知らせします。
《峰:役者には役者を…》8番川上君に代わりましてピッチャー丹波君。
8番ピッチャー丹波君。
8回表2アウトランナー1・3塁。
ここでこの夏初登板のエースがマウンドに!た…たまんねえなおい。
(轟)熱い展開つくってくれるじゃねえか。
この野郎…!難しい場面だがここはもう丹波しかいねえな。
丹波さん…。
2014/07/06(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「それぞれの役割」[字]
8回表、雷市との勝負に対し川上と御幸がとった選択はフォアボールだった…。一見青道のピンチに見える状況、だが川上は雷市を歩かせたことで逆に開き直りを見せる…!
詳細情報
あらすじ
7回裏、結城は薬師のエースである真田からホームランを放つ。だが、真田は打たれた後でもチームの士気を崩さなかった。自分との違いに、真のエースのあるべき姿について感じるものがある沢村。そして8回表、沢村の代わりにマウンドに登った川上は雷市との勝負を迎える。川上と御幸が取った選択はフォアボールだった。一見、青道のピンチに見える状況。だが、川上は雷市を歩かせたことで、逆に開き直りを見せて…。
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島