12回シリーズでお届けする「夏を楽しむトロピカルプランツ」。
次回は「取れたてフルーツアセロラ」。
テキストも是非参考にして下さい。
(テーマ音楽)夏の日ざしに鮮やかな色が映えるケイトウ。
そして暑さに強く色が長もちするセンニチコウ。
今日は丈夫で育てやすい夏の花壇を彩るこの2つの花を紹介します。
まずはカラフルな品種の数々。
次に管理のポイント。
そしてかわいらしくアレンジする方法です。
後半は「しゅみえんダイアリー」。
今回は「草花の夏越し」をテーマに高温対策や根鉢の蒸れ予防をお伝えします。
おはようございます。
「趣味の園芸」三上真史です。
今日は名古屋市にあります戸田川緑地にやって来ました。
こちらは四季折々の草花が楽しめる人気の場所です。
今日のテーマはケイトウとセンニチコウ。
教えて下さるのはこちら方です。
三重県で花を育てるかたわらチョコレートコスモスやペチュニアなどの新品種の開発研究も行っています。
奥さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はケイトウとセンニチコウという事でこちらに早速ご用意頂きました。
いや〜見事ですね!カラフルで…絵本の中の森のような。
ここをね一つのキャンバスと見立てましてそこにケイトウとセンニチコウで絵の具のように使って色をのせていったんです。
確かに絵の具のようにほんとに絵に描いたような。
背の高いケイトウで森の木々を。
紫のセンニチコウで川の流れ白のセンニチコウでみなものきらめきを表現。
そして背の低いケイトウでお花畑をつくりました。
まるで森の中を描いたみたい。
ケイトウとセンニチコウだけでこんなにカラフルな寄せ植えが楽しめます。
ちなみにケイトウとセンニチコウって何かこう一緒に紹介する理由ってあるんですか?これねちょっと形は違うんですけれどもケイトウもセンニチコウも同じヒユ科という仲間になるんです。
同じ科に属してるんですね。
このヒユ科というのは大体が暑さに強くて育てやすいものが多いんですね。
今日はたっぷり教えて下さい。
(2人)よろしくお願いします。
色とりどりのケイトウとセンニチコウ。
まずはケイトウの品種からご紹介しましょう。
フワフワとしたモップのような形がかわいらしい。
赤オレンジ黄色など暖色系の色のバリエーションが豊富です。
こちらは…先がツンツンととがった円すい形が特徴です。
シックな紫もかっこいいですね。
続いてセンニチコウ。
こちらは…イチゴのように鮮やかな赤色。
大人気の品種です。
最後は…名前のとおりネオンのように輝く濃い赤紫が夏の日ざしによく映えます。
色形ほんとにさまざまカラフルなんですね。
品種ってどれぐらいあるんですか?僕もね実は全部数えた事がないんですけれどざっと数えて100は軽く超えてくると思うんですね。
目の前にあるこちら。
こちらもケイトウなわけですよね。
これこの形何かに似てませんか?あっもしかして…僕このケイトウ実は大好きでケイトウって名前が「鶏」の「頭」って書くんですよね。
漢字で書くとそうですね。
いわゆるそういう事ですか?これが鶏のトサカにじっと見てると見えてこないですか?皆さん見えますよね。
まさに色もそうですし。
花が折り重なってボール状になっていってるわけですね。
ところがですねこれ今「花」とおっしゃいましたけどもここ花じゃないんです。
えっ!?いわゆる鶏のトサカのような部分。
花じゃないんですか?実際の花はここにあるんです。
この下の部分?控えめですね。
そうなんですよ。
ここが花なんですって。
ここじゃないんですか?うわ〜ずっと花だと思ってました。
ここが久留米ケイトウの花。
そして鮮やかに発色している部分は苞です。
いわば色のついた葉っぱ。
そしてこちらのセンニチコウも紫色の部分は苞。
花はここ。
随分小さいんですよ。
更にこんなセンニチコウも。
こちらまたはじけるような感じですね。
これね「ファイヤーワークス」っていう…。
まさに花火。
「ヒュードカン!」と打ち上げたような感じですね。
ちょっと鼻を近づけてみて下さい。
花に鼻を近づけるんですか?ほ〜!ちょっと香りが…。
これは香りがですね普通花って甘い香りがするじゃないですか。
これ甘くないですね。
何だろう?スパイス…カレーのような。
こいういった品種も出てきている。
そういうわけなんです。
お気に入りのものを見つけて苗から育てましょう。
ケイトウとセンニチコウ是非育ててみたくなりました。
まずどうしたらいいんでしょうか?この時期ケイトウもセンニチコウもたくさん園芸店に並んでますから気に入ったものを自分の好みで選んできてもらえばいいと思います。
品種も色もたくさんありますから自分のお気に入りを選ぶと。
今日はどちらを植えましょうか?今日はねセンニチコウの「バディー」という品種を植えたいと思います。
こちらがそのバディー。
センニチコウですね。
選ぶ時のポイントってあったりするんですかね?まずは葉っぱに注目して下さい。
こちらの方は葉っぱがたくさんついてるじゃないですか。
しっかりした葉がたくさん茂ってますよ。
こちらは葉っぱがまばらでここが見えますよね。
伸びちゃってますよね。
花がたくさん咲いてるのでぱっと見こちらの方がきれいに見えたりもするんですけども…。
花を見て選んじゃいけないという事ですね。
そういうわけなんです。
葉っぱを見てほしいんです。
そして株を揺らしてみてぐらつかないものを選ぶようにしましょう。
ぐらつくものは根がきちんと張っていない証拠です。
土はどんなものが?普通の草花用の培養土とかプランターの土って言われるもので大丈夫です。
こちらじゃあもういいですか?抜いて下さい。
お願いします。
外したらそこでちょっと待ってほしいんですね。
この株元の大きな葉っぱ横に伸びてるのありますよね。
これを取ってしまってほしいんです。
この葉があると後々混み合って中が蒸れて病気が発生したりするんです。
ここから手で…。
根本から手でブチッとちぎって下さい。
ごめんよ。
取っちゃいました。
確かにこうする事で全体に光も当たりますし蒸れも防げると。
そういうわけなんです。
これは全てこのようにした方がいいわけですね。
根鉢を崩さないまま植え替えます。
更に土を入れていきますがここでポイント。
深植えをすると湿気で株元が腐る事があるからです。
植え替えが終わったら日当たりが良く風通しのいい所に置きましょう。
水やりは乾いたらたっぷりとやります。
ただし根腐れに注意。
水はけのいい環境で育てましょう。
そうすれば秋ごろまで鮮やかな色を楽しむ事ができます。
本当に簡単。
皆さんも挑戦してみて下さい。
続いてはアレンジ法をご紹介。
まずはケイトウから。
三上さん実はねプレゼントがあるんですよ。
プレゼントですか?何ですか急に。
僕にですか?お誕生日おめでとうございます。
ありがとうございます。
覚えてて下さったんですか。
うれしい!1か月前なんですけど31になりました。
え〜ケーキですか?突然…。
開けてみて下さい。
開けさせて頂きます。
うれしい!うわ〜これは普通のケーキではなくケイトウのケーキって事ですか。
きれいだな〜。
これどうやって出来てるんですか?これね実は簡単でケイトウというのは小さな鉢に詰めて植えておきますと小さく花が咲く性質を持ってるんですよ。
では早速作り方を教えてもらいましょう。
まず鉢に鉢底ネットを敷きまして。
このように浅い鉢ですね。
そうしましたら土を鉢の八分目まで。
こちらに土を八分目。
園芸用の培養土でよろしいですか?普通の培養土で大丈夫です。
続いて土に…今回使用するタネは羽毛ゲイトウ「キャッスル」。
100粒ほどのタネをまきます。
しかし直径1mmほどの小さなタネ。
均等にまくためにはちょっとした工夫があるんです。
こんな小さいんですね。
12…。
大体でいいですよ。
大体これぐらいですか?ここに先ほどの培養土これを大きく一つまみ取って下さい。
手で?はい。
大きく一つまみ。
これを入れる。
でこれを混ぜるんです。
しっかり土とタネが混じるように混ぜてほしいんですね。
この混ざったものをつまんでパラパラパラッと。
確かにこれなら均等に土に混ざってる状態でつまむ事もできると。
これはまきやすいですね。
薄くまけますから。
これだったら全体に。
これ非常に手軽でいいですね。
細かいタネはこうやってまいてもらうと簡単なんです。
しかもケイトウのタネというのは土をかけなくても芽が出てきますからもうこれねまいただけで。
はいまきました。
均等に。
まけるはずです。
そうしましたら更にこのタネを落ち着かせるのにもう一度優しくシャワーで水をかけます。
改めて水ですね。
お願いします。
土を凸凹にしないためにこのハス口。
これをつけて細かいシャワーにして与えてほしいんです。
ちょっとね外でシャワーを出して。
最初出る時勢いありますからね。
一度外で出して。
全体がなじみましたね。
こちらで…。
完成なんです。
出来ました!日の当たる場所で管理すればおよそ2か月後にはケーキ仕立てのケイトウが楽しめます。
タネをまくのは5〜8月ごろが適しています。
大切な人への贈り物にいかがですか?ドライフラワーにしてセンニチコウを楽しみましょう。
センニチコウはドライフラワーにしても楽しめるという事でこちらがドライフラワーなんですけど…。
確かに乾燥してますが見た目がこちら生花と変わらないぐらい色鮮やかですよね。
そうなんですよ。
色変色しないものなんですか?これはねケイトウとかセンニチコウに含まれてます「ベタレイン」という色素のおかげなんです。
ベタレインという色素は色があせにくい特徴があります。
だからドライフラワーにピッタリなんです。
是非作りたいんですけど作り方も教えて頂けますか?はい。
やってみましょうか。
お願いします。
まずは何から?まずは花の収穫から。
どの花を選んだらいいんでしょうか?花はねあんまり咲き進んでない若い花がいいんです。
古くなるとどうしても下の方が茶色くなるんです。
ちょっとずつやっぱり色があまりよくない…。
切ります。
全体が色鮮やかなうちに若いうちに摘んでおくんですね。
これはもう乾燥させるって事でいいんですか?そうなんです。
ただこのまま置いておきますと首が曲がってしまうんですねしおれると。
なので逆さまにつるしておいてほしいんです。
こうする事で形が保たれるんですか?そういうわけです。
このヒモでくくって頂けますでしょうか。
これギュッと縛ってもらわないと乾燥してるとだんだん茎が細くなって落ちちゃうんですよ。
この状態であとは乾燥するのを待つと。
風通しのいい軒先でつるしておけば1週間ほどで出来上がります。
更に夏の暑い時期なら車のダッシュボードに1〜2日置いておくだけでもOK。
ドライフラワーにすれば長い期間楽しむ事ができますよ。
是非作ってみて下さいね。
改めて色鮮やかなケイトウとセンニチコウほんとにこのように寄せ植えするのも楽しいですしケイトウのケーキだったりセンニチコウをドライフラワーにしたり楽しみ方もさまざまですね。
そうなんですよ。
非常に育てるのは簡単なんですけれども楽しみ方がいろいろあって今年は是非自分なりの楽しみ方を見つけてもらえたらいいんじゃないかなと思います。
是非皆さんもケイトウとセンニチコウでお楽しみ下さい。
奥さん今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
今やりたい園芸作業をタイムリーにご紹介する「しゅみえんダイアリー」。
今日は「草花の夏越し」。
講師は園芸研究家の田中哲さんです。
よろしくお願いします!暑い夏を迎え皆さんの鉢植えは元気をなくしていませんか?そうなる前に!暑さ対策が必要です。
鉢の温度を下げる工夫をしましょう。
まずは…初めに気を付けたいのが鉢の置き場所。
夏は午後の強い日差しを避けるのが鉄則です。
そこで午後は日陰になる家の北や東に鉢を移動させましょう。
あの〜西や南にしか鉢を置けない場合はどうしたらいいんでしょうか?
そういう時はこの遮光ネットがお薦めです。
強い日差しや熱を抑えてくれます。
遮光ネットを使うと広い範囲に日陰をつくる事ができます。
スペースがあり鉢の数が多い場合は効果的です。
う〜んでもうちには遮光ネットを張る場所がないんですよね
鉢の周りに暑さに強い植物を置く「寄せ鉢」という方法があります。
やり方は簡単。
太陽の光が当たる方に暑さに強い植物の鉢を置くだけ。
暑さに強い植物の中でもカリブラコアのようにこんもり茂り陰をつくるものやローズマリーなど日差しや乾燥に強いものは特にお薦めです。
続いては上級編。
より確実に鉢の温度を下げる「二重鉢」という方法をご紹介します。
鉢の温度を上げる事を外の鉢が守ってくれます。
中の鉢が涼しく過ごす事ができます。
日差しから守りたい鉢より二回りほど大きな素焼きの鉢に鉢底網を敷きます。
鉢底に軽石を入れていきます。
軽石は外側の鉢より内側の鉢が3〜4cm下になるくらいまで入れましょう。
その後側面にも軽石を入れます。
表面にウッドチップを敷き詰めます。
土が乾燥するのを防ぐ事ができます。
更に温度の上昇を防ぐため受け皿に水を張りましょう。
この時…続いては水やりです。
朝の水やりは午前中の涼しい時間に行いましょう。
炎天下の中で水やりを行うと根鉢の中が蒸れて傷んでしまいます。
朝は植物が盛んに根から水を吸い上げます。
ハス口を取ったじょうろで土にたっぷりと鉢底から流れ出るくらい水をやりましょう。
夏場は夕方以降の水やりも大切です。
ハス口をつけて葉にもたっぷりと水をかけてあげましょう。
周りにも十分水をかける事で全体に空気が冷えて植物たちが夜を涼しく過ごす事ができます。
夏は植物にとってもつらい季節です。
一手間かけてこの暑い夏を植物と一緒に乗り切りましょう!今日ご紹介するのは謎の植物と過ごしたひと夏の思い出です。
「去年の夏玄関横の通路でひまわりのような双葉を見つけました。
何だか抜いてしまうのがかわいそうに思え庭の水やりの際ついでに水をやっていました。
私はひまわりの花と信じ毎日観察。
ようやく8月下旬花茎の先を見てこれはケイトウの類いだと気付きました。
日ごとに穂先はピンク色に染まり茎もぐんぐん成長。
3本の支柱で支えないと傾いて倒れてしまいそうでした。
ちょうど通路に生えたため通る度に体をかわして大切に育てました。
晩秋には軒先近くまで伸び花と茎の長さは同じぐらいありました。
私とヒモゲイトウのひと夏の出会いは名残を惜しみつつ終わりました。
この夏もひそかに芽吹いてくれる事を期待しています」。
謎の植物の正体はヒモゲイトウアマランサスだったんですね。
にしてもどのようにして庭にやって来たのか。
そんな事を想像するとまた楽しいですよね。
今日ご紹介した「夏を彩るケイトウセンニチコウ」は「趣味の園芸」7月号のテキストに載っています。
是非ご覧下さい。
2014/07/20(日) 08:30〜08:55
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「夏を彩るケイトウ、センニチコウ」[字]
鮮やかな色の花を咲かせるケイトウとセンニチコウは、暑さに強く、丈夫で育てやすい夏の花の代表です。苗選びや植え付け方、ドライフラワー作りなどを紹介します。
詳細情報
番組内容
鮮やかな色の花を咲かせるケイトウとセンニチコウは、暑さに強く丈夫で育てやすい夏の花の代表です。まずは苗選び、植えつけ方のポイントを紹介。さらに、密集して種を植えることで小さいうちに花が咲くという性質を利用した「ケイトウのケーキ仕立て」を紹介します。他にも、咲き進んでも色があせにくい性質を生かしたドライフラワー作りなど、夏ならではの花の楽しみ方を紹介します。
出演者
【出演】園芸研究家…田中哲,【講師】園芸研究家…奥隆善,【司会】三上真史,【語り】園部啓一
ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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