シリーズ世界遺産100「アーヘン大聖堂〜ドイツ〜」 2014.07.20

(テーマ音楽)
(江守徹)町にそびえる大聖堂のドームは八角形です。
中世のキリスト教で「8」は神聖な数でした。
ドイツの西オランダとベルギーの国境に近い町アーヘン。
8世紀末フランク王国のカール大帝はここに宮廷を置きました。
広場の中央に立つカール大帝の像。
大帝が支配していた領土は西ヨーロッパのほぼ全域に及びました。
この王が両手に持っているもの。
それこそが王の権力の象徴なのです。
カール大帝によって造られたアーヘン大聖堂。
中心部に32mの高さをもつ八角形のドームがあります。
西ヨーロッパを支配したフランク王カール。
その王に近づいてきたのがローマ教皇のレオ3世でした。
当時ローマ教皇の権力基盤は弱くレオ3世はフランク王カールにその保護者を求めようとしたのです。
大聖堂の祭壇に置かれたのはカール大帝の柩です。
ここにはカール大帝とレオ3世の姿が刻まれています。
西暦800年。
レオ3世はカール大帝をローマ帝国の皇帝に祭り上げ自らの手で戴冠したのです。
礼拝堂の上にある巨大なドーム。
その形は八角形となっています。
キリスト教世界の保護者となったカール大帝は「8」という数字に大きな意味を込めたのです。
8の数字にはイエスが安息日である7日目の翌日。
つまり8日目に死から甦ったという意味があります。
ですから数字1は8であり8は1。
つまり始まりの数字なのです。
「8」は復活を意味する重要な数でした。
割礼は生後8日目。
ノアの箱舟で助かったのは8人。
「聖書」に頻繁に登場する「8」は中世キリスト教の象徴的数字でした。
八角形は円の中に正方形をつ描き更に交差させる形でもうつの正方形を描くと出来上がります。
円は永遠の神を象徴しています。
正方形は世俗の世界を意味し天国への4つの方向や人間の4つの性格を表しています。
カール大帝はこの八角形のドームに強いこだわりを持ちました。
フランク王国とローマ帝国。
つまり世俗の世界と神の世界を結ぶ権力をこの8の数で象徴させたのです。
フランク王国はその後強大な神聖ローマ帝国に発展します。
聖堂の祭壇を見下ろす場所にあるのは10世紀に造られた神聖ローマ帝国皇帝の玉座です。
カール大帝が手にするもの…それは2つの権力でした。
右手の杖は世俗の権力。
そして左手は神の世界を表しているのです。
さあみなさんお待ちかね!登場するのは2014/07/20(日) 04:25〜04:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アーヘン大聖堂〜ドイツ〜」[字]

八角形の謎 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
八角形の謎 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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